子どもの幸せを願って真剣に考えた名前を、親族に否定されたら…。意外と多い名付けトラブルについて、礼法教授の齊木由香さんに教えてもらいました!
赤ちゃんの名前に、猛反対の義父。別の名前にしたほうがいい?(レイレイさん/妊娠9ヶ月)
夫婦で決めたお気に入りの名前に、義理の父が猛反対。俗にいうキラキラネームなどではないのですが、「そんな珍妙な名前はイヤだ」と受け入れてもらえません。違う名前を考えたほうがいいのでしょうか。
変えなくてもOK。でも、年長者の声も聞く価値あり
子どもの名前をつけることは、親にとって重要なこと。そして、名前は赤ちゃんへの最初のプレゼントともいえます。
「こんな子に育って欲しい」という願いを込めて名付ける方も多いでしょう。
それだけ丁寧に考えた名前であれば、誰に何を言われようと変える必要はないと考えます。
しかし、年長者の意見も一理ありです。
キラキラネームではないにしても、「珍妙な名前はイヤだ」と言わしめるほどならば、そのような印象を持つ人が一定数いるということも事実です。
親の想いも大切ですが、「その名前を受けて子どもはどう思うだろうか」と考えるのも、わが子に対する愛情ではないでしょうか。
モヤモヤするなら、意見を聞いてみる
親族でなければはっきりと言ってもらえないこともあります。
その場合、「どんな名前だったら良いと思いますか。参考にさせてください」と意見を聞くのも一つの手です。
それが、あまりにも親のイメージとかけ離れていたら「こうした点は大変参考になります」と言って、心からありがたいと思うところを挙げて感謝を。
そのうえで、やはり自分たちが考えた名前のほうが良いと判断するのもよいでしょう。
ただし、出生届は出産から14日以内に出さなければなりません。
出産してから名前の報告をし反対を受けると、時間に限りがあり慌ただしくなってしまいます。
こうした点も踏まえ、事前にしっかりと準備をしておく必要があります。
ご先祖ありきの命ですから、できれば名前も含めて、親族みなが祝福の気持ちを持って受け入れてもらえるよう、努力ができるといいですね。
【心得】・相手の意見を一度受け入れてみる
・アドバイスを得て、自分の考えを今一度見つめ直してみる
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