いつかは親元を離れていく
やがて、せいいっぱい てを ふりながら しだいに
とおざかっていく あなたを みおくる ひが やってくる。
大人と一緒にしか外出しなかったときから、小学校に入学するとひとりで学校に行くもようになる。そのときのことを「ひとりで出かけていくのが、すごい不思議な感覚だった」と、語っていたパパ友がいて「そうだね」と共感した覚えがある。そしてその後、大学進学のときなのか、結婚のときなのか、もしかしたらもっと早く家を出ていくかもしれない。
そして、世代はめぐる
いつか あなたも、たくましくなった その せなかにちいさな おもさを せおうときが くるかもしれない。小さかったわが子も、いつかは親になるときが来るかもしれない。そのときには、今感じているこの気持ちを、今度はこの子が感じることになる。
この絵に描かれている母子は、自分と子どもでもあり、子どもとその子どもでもあり、そして、自分の母と自分でもある。世代は延々にめぐるのです。
テレビ紹介で朝から号泣
TBSテレビ『ラヴィット!』で、ビビる大木さんが「プレゼントでいただいて感動した絵本」と、上記のページをご紹介。わずか3分ほどの紹介で、スタジオの出演者、アナウンサーの涙腺がるゆみ、ツイッターには「涙腺崩壊」「号泣」「子どもたちをギューした」などのコメントが連なった。続きが読みたい!と、Amazonでは即、その日に総合1位になり、本屋さんには問い合せが殺到。
子育てに疲れたときにページを開いてみると、「今日1日がんばるか」と、思えるかもしれません。出産のプレゼントにも人気のこの絵本、あなたはどう感じるか、ぜひご一読を。
ちいさなあなたへ
著:アリソン・マギー
イラスト:ピーター・レイノルズ
翻訳:なかがわ ちひろ
出版社:主婦の友社
発売日:2008/03/06
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