ページを開くたびにお面が立ち上がる!驚きのしかけ
ページごとに、ストーリーに合わせて歌舞伎の登場人物が、どど~んととびだします 。子どもたちが大喜びする、 今までにはない新しいしかけ絵本になっています。目には穴があいているので、お面を顔にあてれば、 きつね・おさむらいさん・おひめさま・ゆうれい・隈取をした歌舞伎役者など、子どもは絵本のキャラクターになりきって楽しむことができます。
ストーリーは、歌舞伎の3大名作のひとつである人気の「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」をもとにしています。そのなかの「四の切(しのきり)」という話は、 きつねの親子の愛情を描いています。狐が人間に化けるという設定で、このお話で表現されている「お父さんお母さんが大好き!」という気持ちにきっと子どもも感情移入することができるでしょう。
親子でお面で遊びながら、歌舞伎のお話を楽しめる。まさに親子コミュニケーションに大活躍する絵本です。
中村獅童さんの息子・陽喜くんも大のお気に入り!「くまどりへんしんアイマスク」
中村獅童さん自身が描いた隈取で作った 「くまどりへんしんアイマスク」工作シートもついています。輪ゴムをつけて耳にかければ、顔半分が歌舞伎役者になれるという楽しいアイテム。獅童さんの息子の陽喜くんのアイディアも取り入れたというこのへんしんマスク。大のお気に入りで毎日にように顔につけて、歌舞伎ごっこをして遊んでいるそうです。
日本の伝統芸能である歌舞伎にふれられる、親子で遊べるしかけ絵本。家族の絵本時間のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
『中村獅童のおめんであそぼ とびだす!かぶきえほん』
作:中村獅童
絵:田中六大
定価:1,870円(主婦の友社)