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2021.11.13

病気・ケガ・救急

手足口病の時の食事は?保育園はいつから?先輩ママの体験談も!【小児科医監修】


手足口病のホームケア

基本的に安静にして回復を待ちます

ウイルスによる病気なので、基本的には治療せず、家で安静にして自然に治るのを待ちます。

手足口病の特効約はありませんが、下痢のときは整腸剤、熱があるときは解熱剤を処方されることがあります。

ただし熱があっても食欲があり、よく眠れているなら解熱剤を使う必要はありません。

解熱剤は、38.5度以上の発熱で、子供がつらそうなときや水分がとれない時、よく眠れないような時に使うと子供はラクになるでしょう。

エアコンを使って快適に

夏風邪の一種と言われるように、暑い時期にはやることが多い病気です。エアコンをうまく利用して、涼し過ごしましょう。

室温は外気温との差を5度程度に抑え、24~28度ぐらいを目安にしましょう。冷風が子供に直接当たらないように角度を調節します。扇風機で部屋の空気を循環させるのもおすすめです。

湿度は50~60%が目安。湿温度計を利用して、目で確認できると安心です。

2~3時間に1回は窓をあけて換気することもお忘れなく。

お風呂に入っていいの?

子供の状態を見て元気なら、お風呂に入ってもかまいません。

ただし皮膚に症状があるときは、湯ぶねに入らずシャワーにしておいたほうがよいでしょう。湯ぶねであたたまると、かゆくなったり、赤みが強くなったりすることがあります。

汗や汚れをシャワーでさっと洗い流せば清潔に保てます。

「一緒のお風呂に入ると家族にうつるのでは」と心配する人も多いですが、親や上の子はたいてい免疫を持っているので、お風呂でうつるということはあまり考えられません。

手足口病になったときの食事

口当たりのよい、やわらかいものを口の中の水疱は潰瘍となって痛むため、食欲が落ちることがあります。しみるものや熱いもの、塩分の多いものは避けて、プリンやゼリー、アイスクリームやシャーベット、酸味の少ない果物、スープ、おかゆ、豆腐など、口当たりのよい、やわらかいものを食べさせてあげましょう。

一度にたくさんではなく、何回かにわけて少しずつ食べさせるのがコツです。

手足口病の時の食事のおすすめレシピも参考にしてください。

・かぶと卵黄うどん(生後7~8ヶ月頃から)
手足口病 離乳食〈材料〉
かぶ・・・20g(1/6個)
かたゆで卵の黄身・・・1個分
ゆでうどん・・・50g
だし・・・1カップ

〈作り方〉
1.かぶは皮をむいてみじん切りにする。うどんはこまかく刻む。
2.鍋に①とだしを入れ、弱火でやわらかくなるまで煮る。かたゆで卵の黄身をほぐしながら加え、なめらかになるまでまぜ合わせる。

・里いもの鯛あんかけ(生後7~8ヶ月頃から)
手足口病 離乳食〈材料〉
鯛・・・10g(刺し身1切れ)
里いも・・・中1個
水・・・1/4カップ
水どきかたくり粉・・・少々

〈作り方〉
1.里いもはきれいに洗って十字に切り込みを入れ、皮ごとラップに包んで電子レンジで約2分加熱する。あら熱がとれたら皮をむき、なめらかにつぶす。
2.鍋に鯛、水を入れて中火で熱し、鯛に火が通ったら身をこまかくほぐし、水どきかたくり粉でとろみをつける。
3.器に①を盛り、②をかける。

・豆腐のにんじんあんかけ(生後7~8ヶ月頃から)
手足口病 離乳食〈材料〉
にんじん・・・20g(2cm厚さの輪切り1枚)
だし・・・1/3カップ
水どきかたくり粉・・・少々
絹ごし豆腐・・・40g(小1/5丁)

1.にんじんは皮をむいてすりおろし、だしとともに鍋に入れて中火にかける。煮立ってきたら火を弱め、2分ほど煮て、水どきかたくり粉少々でとろみをつける。
2.絹ごし豆腐は電子レンジで30秒ほど加熱し、あら熱をとって器に盛り、①をかける。

食べなくても水分だけはしっかりとらせて

口内の痛みでいやがって食べない場合は無理強いする必要はありません。水分がとれていれば、2日ぐらいは食事がとれなくても問題ありません。

食後は湯冷ましを飲ませて、口の中は清潔にしておきましょう。痛みが激しいときは水分すら摂りにくくなりますが、脱水症状を防ぐためにも、母乳、乳幼児用のイオン飲料、経口補水液、麦茶、湯冷ましなど、飲めるものなら何でもかまわないので、こまめに飲ませましょう。

哺乳びんやコップをいやがる場合は、スプーンで含ませてあげるとよいでしょう。

先輩親子の〈手足口病〉体験談

手足の発疹→その後発熱(かかったのは2歳6カ月の時)

まず手足にポツポツが出て、その後「口が痛い」と食べるのをいやがり、夜になって38度の発熱。翌日、受診して手足口病といわれました。水分だけはと思い、息子はイオン飲料が苦手なので、りんごジュースなどを飲ませました。食べられなかったのは1日程度で、2〜3日で熱も下がり、食欲も戻りました。

食欲もほとんど落ちませんでした(かかったのはベビー1歳の時)

朝から微熱があり、38度になり受診。かぜといわれましたが、翌日、手に赤い湿疹が出て、夕方には口の中にも。再び受診したら手足口病とのこと。「食べられるものを食べさせて」といわれましたが、あまり痛がらず、食欲もほぼいつもどおり。翌日には熱も下がり、1週間以内に湿疹も消えました。(Rさん)

熱→手足のポツポツ、毎回このパターン(かかったのはベビー1歳7カ月の時)

発熱の2日前からグズグズや「抱っこ」が増え、38度ぐらいの熱が出て、翌日に熱が下がるとおしりまわりと手足にポツポツが。今思うと、グズグズは口が痛かったのかも。その後も何度かかかりましたが、いつも同じパターン。熱が出ないこともありますが、食欲がない、グズグズ、発疹があったら必ず受診しています。(A.Sさん)
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【監修】 渡辺 とよ子 わたなべ医院東松戸

都立墨東病院周産期センター新生児科(NICU周産期新生児専門医指導医)部長、内科系副院長を歴任。2020年まで医療法人社団わたなべ医院院長を務め、21年より現職。多くの乳幼児をみてきた経験による、的確で親切な助言が好評。『母乳育児 ミルク育児 の不安がなくなる本』『はじめてママ&パパの 0~6才 男の子の育て方』(ともに主婦の友社)など監修に携わった育児本多数。 わたなべ医院東松戸

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