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2021.08.30

妊娠生活

妊娠中のお通夜やお葬式。「故人が赤ちゃんをあの世へ連れていく」は本当?有名産婦人科医の見解も

妊娠中でもお通夜やお葬式に参列する機会がありますが、「おなかの赤ちゃんが霊に取り憑かれる」「故人が赤ちゃんをあの世に連れて行ってしまう」といった話や、「生まれてくる赤ちゃんにあざができる」という噂を聞いたことはありませんか?妊婦はお通夜やお葬式に参列してもいいのかどうか。編集部の調査&『わたしがあなたを選びました』の著者、鮫島浩二先生の見解もうかがいました。

「妊婦さんがお通夜やお葬式に行くのはよくない」と言われるのはなぜ?

妊娠中はちょっとのことでナーバスになりがち。その一つが「お葬式」ではないでしょうか。

・おなかの赤ちゃんが霊に取り憑かれる
・亡くなったかたが、赤ちゃんをあの世へ連れて行ってしまう
・生まれてくる赤ちゃんにあざができる

など、全国各地でさまざまは迷信があります。

どうしてもお葬式に行かなければいけない場合には、おなかに赤い布を巻いたり、鏡を外側に向けておなかに巻きつけておくと、よくないことを防げるとも言われていますね。

ではなぜ、このような迷信が生まれたのでしょうか。

妊婦さんの体調への気づかいが大きな理由

迷信はこわいイメージがありますが、調べてみると理由は意外なものでした。

・昔はドライアイスなどがなく、ご遺体の腐敗が早かったため、感染予防の点から妊婦さんをご遺体に近づけないようにしていた

・身内の不幸の場合、お通夜や葬儀で一日中動き回らなければならないため、妊婦さんに無理をさせたくなかった

昔から「妊婦さんは大事にする」というのが当たり前だったのですね!

ドクターの見解!「妊娠中でもお葬式に参列していい!」

妊婦 お葬式妊娠中に葬儀に列席するとき、昔の人は悪いものをはね返すお守りとして、腹帯に鏡を入れる習慣がありました。もちろんこれは大事なおなかを守るための気づかいからの迷信。

現代は、通夜や葬儀に列席する際は、寒いときにはできるだけ足元を温かくする服装にして、冷えないように気をつければ大丈夫。喪服ではなくても、できるだけ黒い服で装飾のないものを選べば問題ありません。

また、あまりにも暑いとき・寒いときや、体調が悪いときなどは無理は禁物。妊娠中ということで欠席しても、失礼にあたりません。(鮫島先生)

【監修】 鮫島 浩二 さめじまボンディングクリニック

東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。著書にベストセラー『わたしがあなたを選びました』(主婦の友社)。3男の父。

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