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2021.08.21

病気・ケガ・救急

乳児の首の湿疹が臭い時の対策は?薬は必要?体験談紹介【医師監修】


乳児の首にできた湿疹の薬

ホームケアをしても治らない場合は必ず受診

ホームケアを続けて1~2週間しても治らない場合や、どんどんひどくなる場合には、薬による治療が必要です。湿疹の状態に合った薬を使うことが大切なので、安易に市販薬を使わず、皮膚科を受診しましょう。

・赤みがある場合
「アズノール軟膏」などの非ステロイド系消炎塗り薬+「プロペト」など水分を保つための保湿剤

アズノール軟膏は、非ステロイド系の消炎作用のある塗り薬です。

プロペトは、皮膚の水分が逃げないようにする作用があります。

・ジュクジュクしている
「ロコイド」など弱めのステロイド剤

ステロイド剤には、効き目の穏やかなものから強めのものまで、いくつもの種類があります。ロコイドは効き目が穏やかなもののひとつ。

湿疹の状態によって処方される薬は異なります。医師に用法をきちんと確認し、指示された通りに使いましょう。

自己判断で薬をやめないで

・治ったかどうかの判断は医師にまかせる

皮膚科を受診すると、薬を処方されるとともに「薬を使ってみて、○日後にまた来てください」などと指示があります。でも、処方された薬を塗って症状が少し改善してくると、勝手に薬をやめ、再受診もしないという人が少なくありません。

しかし、肌トラブルがきちんと治ったかどうかを、ママやパパが判断するのは難しいことです。「治ったと思って薬をやめるとまた症状が出る」ということもよくあります。

「○日後に来てください」は、見た目にきれいになったら行かなくてもいいという意味ではなく、薬を使って状態が良くなったか、それに合わせて薬を変えるのか、やめるのかなどを判断するための指示です。よくなったように見えても、きちんと再受診して医師に診断を受けましょう。

・ステロイド剤は必ず医師の指示どおりに使用

ステロイド剤は副作用があって怖いと思っている人も多く、少し症状がよくなると自己判断でやめてしまうことが見受けられる薬です。しかし、ステロイド剤は、正しく使えば副作用が出ることはありません。指示された量や期間をきちんと守らないと、かえって症状が長引くことがあるので、必ず指示どおりに使ってください。

ステロイド剤に不安がある場合は、そのままにせず、医師に正直に話して、説明してもらいましょう。赤ちゃんを肌トラブルから守ってあげられるのは、いつも見ているママやパパです。適切に対応して、快適に過ごせるようにしてあげてくださいね。

『はじめてママ&パパの病気とホームケア・赤ちゃんが必ずかかる病気&ケア』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 馬場 直子 神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長

横浜市立大学皮膚科などを経て、1994年神奈川県立こども医療センター皮膚科医長。2002年より現職。日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会、日本臨床皮膚科学会会員。特に血管腫、母斑をはじめとする先天性皮膚疾患及びアトピー性皮膚炎が専門。著書に『症例写真でよくわかる外来でみる子どもの皮膚疾患』(診断と治療社)、『こどもの皮疹・口内咽頭所見チェックガイド』(医学書院)、『こどもの皮膚診療アップデイト』(シービーアール)など。

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