こんにちは!北海道在住、元小学校教諭でママライターのますださくらです。
この冬は節電要請が各自治体から出ていますね。数値目標は設けず部屋の中では重ね着をするなど、無理のない範囲での節電協力が求められています。
そこで突然ですが、今お子さんに「なんで節電しなきゃいけないの?」と聞かれたらどう答えますか?きっと「電気は大切に使わなきゃいけないからだよ。」って答えますよね!たぶん私もそうです…!
ではなぜ電気を大切に使わなくてはいけないのでしょうか?
…あれ。でも電気って何からどうやってつくられているんだっけ…と思った方も多いのでは!?
この記事を最後まで読むと、その謎が解けるかもしれません!ぜひお子さんと一緒に、読んでみてくださいね!
そもそも…電気はどうやってつくられるの?
詳しく説明すると長くなるので、ここではまず、
東京電力ホールディングスHPからの引用を見てみましょう。
電気は発電機によってつくられます。発電機には、磁石とコイルが入っています。コイルの中で磁石を回すと、電気が発生します。この磁石を回すための仕組みが、発電方法によって変わるのです。
発電方法は主に5つ
日本で行われている発電方法はいくつかあります。主なものについて見てみましょう。
①火力発電燃料を燃やした熱で水蒸気をつくり、その蒸気の力で磁石につながっているタービン(風車のような羽)にぶつけることで発電する方法です。
②原子力発電ウランという燃料を使って発電する方法です。核分裂という反応を利用して出てくる熱を使って、火力発電と同じく水蒸気をタービンにぶつけます。
③水力発電水が高いところから落ちる力を利用して、水車を回すことで電気をつくる方法です。川の水をそのまま落とす方法と、ダムをつくって川の水を貯める方法があります。
④太陽光発電太陽光パネルに太陽の熱を当てて、電気に変える発電方法です。
⑤風力発電大きな羽がついている風車のようなものに風が当たると、発電機が動いて電気がつくられます。
この中で、日本の約76%を占めるのはどの発電方法だと思いますか?
それは「火力発電」です!(資源エネルギー庁HP「令和2年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2021)」より)
私たちの家に送られてきている電気のほとんどが、この火力発電でつくられているのです。
「火力発電」ってどんなもの?
上でも説明しましたが、燃料を燃やして水蒸気を発生させるのが火力発電です。大量の電気をつくることができて発電の量も調節しやすいため、日本で多く使われてきたと考えられます。
では、その燃料はどのようなものなのでしょうか?答えは「石油」「石炭」「天然ガス」です。
この「石油」「石炭」「天然ガス」の3つ、 実はもともとは、大昔に湖や陸にいた微生物や動物の死骸なんです!それが土の中に何億年も蓄積し続けて、燃料として使える鉱物に形を変えるのです。驚きですよね!
地球からのプレゼントを利用させてもらって電気を起こしているんだなあ~と、改めてありがたみを感じた私です。
でも実は、この貴重な燃料をこの先も掘り続けると石油は約50年で、石炭は約132年で、天然ガスは約50年でなくなる(BP「Statistical Review of World Energy 2021」より)と言われています。
そしてこの3つは日本ではほぼ採掘できません。海外から大きなタンカーで輸入しているのです。さらにこれらを燃やすと、地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素を多く出します。
「電気」とひと言でいっても、様々な関わりがあることがわかってきたのではないでしょうか。
2歳の息子にも伝え続けたい、電気の大切さ
私たちが使う電気の姿。少し見えてきたでしょうか?このことを知っていれば、「電気を大切に使おう…」という気持ちになりますよね。でも、冷房や暖房は命にも関わるものなので、くれぐれも無理せずに取り組むことをおすすめします。
わが家では、2歳の息子が電気を消してくれたら、「君はヒーローだ!ありがとう!」と伝えるようにしたり、夜の時間をキャンドルのみで過ごしてみたりしています。
電気がつくられる過程に目を向けてみることで、前向きに、節電や省エネに取り組むきっかけになるといいですね!
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