ビッグイベントがいっぱいな年末年始。妊娠中はいつもどおり楽しんでいいのでしょうか?シーンごとの気になる疑問に産婦人科医の天神尚子先生がお答えします。
年末年始をきっかけに、生活リズムがくずれないように注意して
せっかくのお正月だから…と、昼夜逆転生活になると、もとに戻すのは大変。体調に気をつけて、なるべく規則正しい生活を送りましょう。また、初詣に行きたい場合も、深夜や元日のピークの時間帯は避けて、防寒対策をしっかりして出かけるようにしてください。
産婦人科医がジャッジ!年末年始の過ごし方〇✕△
初詣、初売りセールは行ってもいいですか?
【△】お正月の三が日やセールなど、人混みはなるべく避けましょう。感染症をもらう、体が冷える、人混みで押されて転倒する、など危険がいっぱい。どうしても行きたい場合には、人が少ない時間帯に、あたたかくして出かけましょう。
年越し前に美容院へ。カラーリングをしてもOK?
【〇】カラーリングの成分が母体に何か影響を及ぼすことはありません。ただし、長時間に及ぶと足元が冷え、あおむけの姿勢が長くなると血圧が下がるなど心配も。カットとカラーは別の日に分けるなど、長時間にならないよう工夫をしてみて。
温泉は入っても大丈夫ですか?
【〇】電気風呂など、皮膚に刺激が強い特殊な温泉以外は、妊娠中でも問題ありません。気をつけるべきは転倒。床がぬるぬるしていたり、おなかが大きい場合は下が見えにくく注意が必要。かぜのもとになるので、長湯も控えましょう。
年末年始はお産の費用が高くなるって本当?
【〇】産院にもよりますが、一般的に費用は高くなります。年末年始に限らず、休日加算、深夜など時間帯によっても加算されます。入院の際に費用の説明があるはずですが、予定日が近い人はあらためて確認をしておくと安心です。
お正月休みは好きなだけゴロゴロ、夜ふかしを楽しむ予定です♡
【△】お正月ですから、ゴロゴロしてリラックスしながら過ごすのも楽しみの一つですね。くずれた生活リズムをもとに戻すのは大変なので、油断せず夜ふかしはほどほどに、できるだけ規則正しい生活を心がけたほうがいいでしょう。
遠方の実家に帰省しても大丈夫?
【✕】コロナウイルスの感染拡大を避けるため、原則的に帰省はおすすめしません。地域ごとの感染状況、産院によっても対応が異なりますので確認を。里帰り出産をする場合には、帰省後2週間の自宅待機が必要になることが多いので、その時間を見越して計画を。
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