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2022.08.21

産後の悩み

女性は男性よりもリスクが2倍。産後ママを悩ませる「産後うつ」の兆候とは?

0~2歳のお子さんを持つママ300人に「産後うつ」に関するアンケートを実施したところ、「もしかしてうつかも?」と思ったことがある産後ママは、全体の約3割程度。しかし一方で「産後ストレスを感じたことがある」という人は8割以上でした。ストレスが蓄積することでうつに発展する場合もあるので、産後ママの8割以上は「産後うつ予備軍」といえるのです。

そもそもなぜ、産後はうつになりやすいのでしょうか。産後ママのうつヌケをテーマにした書籍『ママにいいこと大全』からご紹介します。

産後は、生涯の中でうつになりやすい時期のひとつ

男性よりも女性のほうがうつリスクが高い
急激なホルモン変化で心に影響を受けやすい

そもそも女性は、男性に比べて2倍うつになりやすく、生涯の中でうつになりやすい時期のひとつが産後といわれています。

なぜうつになりやすいのかというと、まず原因として挙げられるのが出産に伴うホルモンバランスの乱れ。エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの分泌量は、妊娠と同時にだんだんと増えていき、出産後にガクンと落ちます。

特にエストロゲンは脳内で精神的な部分にかかわるという報告もあり、それが減少するためうつを引き起こしやすくなると考えられているのです。
産後 うつ

産後ママは常にお疲れモード。だるい、イライラは当然なんです!

頻回授乳とおむつ替えで慢性的な睡眠不足に
肉体的な疲れは精神的な不調にもつながる

産後のプチうつの原因は、ホルモン変化によるものだけではありません。赤ちゃんがまだ低月齢のうちは、2~3時間おきに授乳やおむつ替えをしなくてはならず、こま切れでしか睡眠をとることができないため、慢性的な睡眠不足になりがち。

しっかり休息がとれないと、だるい、つらいなど肉体的にも疲労がたまっていき、ちょっとしたことでもイライラしがちに。

心身ともに疲れ切った状態で子育てをするのは、どんなママだってむずかしいもの。「育児がちゃんとできていないのでは」と、不安になるのは当然の反応なのです。

「産後うつ病」は出産後1年以内の産後ママの10~15%が経験

症状が2週間以上続く場合は受診を
早期発見と治療で回復も早まる

産後のプチうつ状態とは別に、しっかりと診断名がつく「産後うつ病」もあります。産後1ヶ月頃から発症することが多く、産後3ヶ月頃に最も多くみられ、産後1年以内におよそ10~15%のママが経験するといわれています。

下記のような症状が、5つ以上あてはまり、かつ2週間以上続いている場合は、もしかしたら産後うつ病の可能性があるかもしれません。

①ただただ気分が落ち込む
②眠る環境はあるのに寝つけない
③何をしていても楽しくない
④自分は母親失格だと思う
⑤体力が落ちた
⑥育児が火事に集中できない
⑦食欲が落ちた
⑧イライラしてしまう

ただし、これはあくまでも目安なので、本当に産後うつ病かどうか判断できるのは、医師による対面診断のみ。また、早期発見により回復も早まるので「もしかして?」と思ったらぜひ専門機関の受診を。

ハードルが高いなと感じる人は、生後1ヶ月健診の際に、出産した産科に相談してみるのもおすすめです。

『ママにいいこと大全 育児のうつヌケ95の習慣』

子育てママの「プチうつ」は、行動・睡眠・食事ですべて解決。各分野のエキスパートが科学的根拠に基づいたうつヌケ法を伝授します。
産後うつ『ママにいいこと大全 育児のうつヌケ95の習慣』1,430円(主婦の友社)

監修/小野陽子先生(産婦人科専門医)、星野仁彦先生(児童精神科医)、愛波 文さん(乳幼児睡眠コンサルタント)、細川モモさん(予防医療コンサルタント)、石蔵文信先生(循環器科内科医・心療内科医)

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【監修】 小野 陽子 産婦人科専門医

産婦人科専門医、日本女性心身学会認定医、女性医学会女性ヘルスケア専門医。日本医師会認定産業医。日本医師会認定健康スポーツ医。聖路加国際病院女性総合診療部を経て、東邦大学医療専門センター大森病院心療内科、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座に勤務。心と体の両面から女性の健康を支える。3人の男の子のママ。「Addots女性の心と体のオンライン相談室」開設。

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