生まれたての赤ちゃん、目は開いているけどどの程度「見えている」のか気になりますよね。今回はそんな赤ちゃんの視力についての疑問に、小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生がお答えします。
A.生後すぐの赤ちゃんの視力はどれくらい?生後3ヶ月だと目は見えているの?
Q.外界の刺激によって「見える」ようになります
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01~0.02程度で、ぼんやりしか見えておらず、視線も一点を凝視します。見えるのは20~30㎝くらいまでの距離のもの。この目が「見る」ために機能するには、目と脳の両方の発達が必要です。
そのために欠かせないのが【外界からの刺激】。ママのおっぱいを探したり、散歩しながら木もれ日を見たり、鮮やかな色のおもちゃを眺めたりするうちに、視力は少しずつ発達していくのです。
●3ヶ月頃 …視力0.1●6ヶ月頃 …視力0.2●1〜2頃 …視力0.4●3歳…視力0.8●6歳…視力1.0眼球の大きさが大人並みになるのは3歳頃、視力が大人並みになるのは4~6歳、両眼視できるのも6歳頃です。
もし、外からの光をさえぎった暗い室内で赤ちゃんを育てたとすると、もともと目の機能に異常がなくても、目や脳の発達が妨げられてじゅうぶん物が見えなくなってしまいます。それほど目から入る刺激は大切なのです。
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