人との関わりのきっかけとなる、あいさつ。元気にあいさつができる子にするためには、親はどうすればいいのでしょうか?発達脳科学者の成田奈緒子先生に教えてもらいました。
パパとママのあたたかい言葉のやりとりが原点に
あいさつは、コミュニケーションのきっかけになる気持ちのいい習慣。小さいうちから身につけさせたいものです。
ただ、あいさつは、何歳になったら教える、といったものではありません。身近な大人が気持ちよくあいさつをしていれば、子どもは自然とまねするように。外出先だけでなく、家庭でもあたたかなあいさつを心がけましょう。
低年齢からさせなくちゃ!と焦らないで
おしゃべりができるようになってくると、「きちんとさせなくちゃ!」と焦ってしまうかもしれませんが、1〜2歳代ではできなくて当然。「ありがとうは?」なんてママがこわい顔をしていたら、子どもの心はしぼんでしまいます。自分でありがとうと言えるのは2〜3歳以降でしょう。
恥ずかしがりやの子には、「ママと一緒に『こんにちは』って言ってみようか」と声をかけ、きっかけをつくってあげて。それでも言えない場合は、無理じいしないこと。大人があいさつする姿を見せるだけで十分です。
日常生活で「あいさつの気持ちよさ」を伝えよう!
0歳の頃から「おはよう」など、毎日の声かけを習慣に。明るく元気なあいさつの心地よさを、大人がお手本となって教えましょう。
「おはよう」
目覚めたら明るい声で「おはよう」。まだ眠くても、ママのやさしい声で心地よく起きられます。一日を気持ちいいあいさつで始めましょう。
「いただきます」「ごちそうさま」
離乳食が始まったら、食事の前の「いただきます」、食後の「ごちそうさま」を習慣に。しだいに手を合わせるなど、まねするように。
「またね!」「バイバイ」
「さようなら」「また遊ぼうね」「気をつけてね」。大人のあいさつを見ることで、バラエティ豊かなフレーズがインプットされていきます。
「ありがとう」「どういたしまして」
子どもはお手伝いが大好き。何かをしてもらって「ありがとう」を伝える場面をつくってみて。ママの役に立ったという自信にもなります。
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