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2022.05.29

0歳

生後5ヶ月の赤ちゃんの成長と発達の目安。寝返りはいつから?離乳食スタートの目安も【小児科医監修】

生後5ヶ月になると、早い子は寝返りをするようになります。これは赤ちゃんにとって新しい世界への入り口。寝返りによって行動範囲が広がり、欲しいものに近づけることを覚え、赤ちゃんの好奇心はさらに広がっていきます。今回は、目覚ましい成長を遂げる生後5ヶ月の赤ちゃんの発達や、1日の過ごし方について詳しく紹介します。

生後5ヶ月赤ちゃんの特徴は?

表情>親しい人には笑顔に

人の顔が識別できるようになり、ママ・パパなど親しい人にはニッコリ。親しくない人には不安そうな顔や、不思議そうな顔を見せるなど、表情に違いが出てきます。

口>舌は前後しか動きません

生後5ヶ月 赤ちゃん離乳食がスタート。口を閉じて飲み込むことはできますが、舌が前後にしか動かないため、スプーンが口に入ると押し出すことも。

手>しっかりつかめるように

欲しいものをつかむ練習は続行中。1回でつかめなかったものでも、2〜3回とくり返すうちに、方向や距離感がわかり、しっかりつかめるようになります。

足>くるんと寝返りする子も

腰をひねる力がつき、寝返りをする子もいます。脚力も強くなって、両わきを支えて立たせ、足を地面につけるとピョンピョンと跳ねます。

足をつかんでゆらゆらする
生後5ヶ月 赤ちゃんあおむけに寝ているときや、おむつ替えのときに、目の前にきた足を持ったりします。まだ「自分の足」だとはわかっていません。

足⇒腰⇒上体の順に寝返り
生後5ヶ月 寝返り大人は腕を動かして上体をひねって寝返りしますが、赤ちゃんは順番が逆。最後に上体を回転し、腕が抜ければ成功です。

生後5ヶ月赤ちゃんの運動能力の発達は?

寝返りはできなくても心配いりません

寝返りは、腰をひねり、その反動で上半身を回転させて行います。できてしまえば簡単ですが、いろいろな部位をタイミングよく連動させる必要があるので、実はなかなか大変な運動です。あおむけからうつぶせ、うつぶせからあおむけのどちらかができれば完成です。

寝返りするようになる時期には個人差があります。小柄な赤ちゃんのほうが早い時期に完成するなどの傾向はありますが、一概には言えません。寝返りをしなくても、うつぶせにしたとき、両手で上体を胸までぐっと持ち上げることができれば、神経の発達が背中まで達しているという証拠です。

手の動きはますます盛んになり、手を伸ばして物を口に運ぶ動作をよくします。握る力も強くなり、いったん握るとなかなか離しません。

生後5ヶ月赤ちゃんの体の発達は?

ママからの抗体が切れ、感染症にかかることも

赤ちゃんの体にも大事件が起こります。胎内でママからもらった抗体が底をつき始めるのです。しかも外出の機会が増え、家族以外の人とふれる場面も多くなるので、感染症にかかるリスクが高まります。

でも、赤ちゃんは病気の体験を積み重ねて、強く丈夫な体をつくっていくもの。予防接種をきちんと受け、人混みを避ける、手洗いをさせる、家族は風邪をひいたらマスクをする、など常識的な配慮をしたうえでの感染であれば、「風邪をひかせてしまった」と落ち込むことはありません。きちんとケアしてあげましょう。

生後5ヶ月赤ちゃんの心の発達は?

ママやパパに遊んでほしくて声を発します

声を出すことが盛んで、声を出して注意をひこうとします。ママ・パパが赤ちゃんの声をまねすると、赤ちゃんはその声を聞き、さらに声を返します。こうして自分の発声を少しずつ理解していきます。

ママ・パパと遊ぶのも大好きです。「たかいたかい」や「いないいないばあ」などの、単純で少しだけ緊張感があり、すぐに安心できる遊びを好みます。

生後5ヶ月赤ちゃんの飲む量と食べる量は?

離乳食後の授乳は欲しがるだけ飲ませて

よだれの量が増えたり、大人の食事を見て口をモグモグさせていたら、離乳食をスタート。機嫌も体調もいい日に、ゴックンと飲み込めるポタージュ状のおかゆ1さじから始めましょう。離乳食後は授乳タイム。欲しがるだけ飲ませてOKです。

授乳のうち1回を離乳食タイムに
離乳食はゴックンと飲み込めるポタージュ状から

記事を読む⇒⇒⇒離乳食初期(5~6ヶ月頃・ゴックン期)の進め方と簡単レシピ17!固さ・量・回数の目安も【専門家監修】

生後5ヶ月赤ちゃんの生活はどんな感じ?

R・Tちゃんの場合
身長65.5㎝体重6900g(撮影日/生後5ヶ月24日目)

ママの話をじーっと聞いている姿がかわいいです

ママのことをしっかり認識していて、トイレなどでそばを離れると、泣き声が追いかけてきます。動けるようになったら「これがあと追いになるのかな」と、うれしいような不安なような気持ちです。

絵本やママの声を聞くのも大好き。話しかけるとジーッと聞いていて、わかったような顔をしているのがかわいいです。

言葉を話せなくても、コミュニケーションはとれていて、育児がいっそう楽しくなってきました!最近は寝る前に耳をひっかくクセが出てきたので、傷ができないようにつめはこまめに切っています。

〈Rちゃんの24時間スケジュール〉
1:30 授乳
2:00 ねんね
8:00 授乳、パパママ起床&朝食
9:00 遊びタイム、ママ家事
10:00 授乳
11:00 ねんね、ママ仮眠&昼食
13:00 ママと買い物
14:00 授乳、遊びタイム
15:00 遊びタイム
16:00 ねんね
18:00 授乳
19:00 お風呂、ママ夕食
20:00 授乳、寝かしつけ
21:00 ねんね
22:30 ママお風呂
23:00 パパ帰宅&夕食
1:00 パパママ就寝

絵本を読み聞かせるとニコニコ笑顔に

生後5ヶ月 絵本ママのひざにすっぽりとおすわりして、絵本タイム。絵をジーッと見つめ、ページがめくられるたび、ニコニコほほえみます。

バンボチェアでおすわり体験

生後5ヶ月 バンボプレゼントでもらったバンボチェアに、おすわり。視線が高くなり満足そう。ふんぞり返った姿も愛らしい♡

歯ぐきがかゆいのかな?歯固めや歯ぐきをカジカジ

生後5ヶ月 歯固めお気に入りの歯固めが決まってきました。かみ心地がいいのかな。ひとり遊びのときには、歯固めを両手でしっかり持って、無心にカジカジしています。
生後5ヶ月 歯もうすぐ歯が生えるサインなのか、歯ぐきがかたくなってきて、むずがゆいみたい。指しゃぶり中も歯ぐきをギュッギュッと指で押して、感触を確かめています。

名前を呼ぶと振り返ります

生後5ヶ月 赤ちゃんバンボでおすわりにも慣れてきて、上半身を自由に動かせるようになりました。後ろから名前を呼ぶと体をくるっとひねって、「何?」という表情でこちらを向きます。

ママが見えないと大泣きします

生後5ヶ月ママの姿が見えなくなると、泣いてアピールします。「いつもお世話をしてくれるママは特別な存在だということがわかった証拠です(先生)」

赤ちゃん番組に夢中です♪

生後5ヶ月 テレビママ&ベビーに絶大な人気を誇る赤ちゃん向け番組。試しに見せてみたら、生後5ヶ月にしてすっかり夢中。バンボに座って見ています。アップテンポの曲になるとうれしそうな表情に。この間にササッと洗い物などの家事を済ませられるので助かっています。

【小児科医アドバイス】
社会とのかかわりに興味が!外遊びで世界を見せてあげて

この時期の赤ちゃんに、外遊びは欠かせないもの。ただ、おすわりはできないので、公園で砂遊びをするといった、自発的な活動にはなりません。

でもベンチでママ・パパのひざに座って、お友だちの様子をながめていたり、児童館でほかの赤ちゃんとふれあうだけでも、赤ちゃんにはよい刺激になります。新しい世界に興味津々のはずです。食欲も増し、お昼寝もよくできるでしょう。

また、大きな変化は、離乳食のスタートです。少しずついろいろな食材を経験させていきましょう。母乳やミルクしか飲んだことのない赤ちゃんは、慣れるまでは吐き出すこともありますが、あせらず、ゆっくり進めてかまいません。

生後5ヶ月の赤ちゃんの気がかりQ&A

生後5ヶ月 赤ちゃん

Q.あせも対策はどうしたらいい?

A.汗をかいたらこまめにふき、着替えも頻繁に
赤ちゃんは大人よりも汗っかきのうえ、皮膚は大人よりも弱く、刺激に対して敏感です。そのため、ちょっとしたことで、肌トラブルが起こりやすいのです。汗の刺激であせもができることもよくあります。 

予防策としては、肌に汗がついたままにしないこと。汗をかいたら、こまめにふいたり、シャワーで洗い流し、着替えさせましょう。授乳中、頭や首筋に汗を多量にかくときはガーゼを当てておくといいですね。

あせもをかきこわして、炎症を起こした場合(あせものより)は、受診して薬を処方してもらいましょう。

スキンケアの基本は「清潔」と「保湿」
〈清潔〉泡でやさしく洗う
肌と同じ弱酸性の洗浄剤をたっぷり泡立て、肌を包み込むように洗いましょう。

〈保湿〉水分・油分を補う
汗をふいたり、汚れをふき取ったあとは、保湿する習慣をつけましょう。

Q.口周りのよだれかぶれのケアは?

A.保湿剤で保護し、やさしくふいて
離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃になると、よだれがふえる赤ちゃんも多く、それ自体は健康な証拠です。ただ、1歳ぐらいまでの赤ちゃんは肌が敏感なので、よだれや食べこぼしでかぶれることはめずらしくありません。

汚れたときは、ぬらしたガーゼなどで強くこすりすぎないようにやさしくふきとってあげましょう。飲んだり食べたりする前に、口のまわりやほおに赤ちゃん用の保湿剤を塗り、肌を保護してあげるとかぶれにくくなります。

Q.風邪の症状はないのに咳が出ます

A.乾燥や冷たい空気が刺激になり出ることも
咳が出ても、飲みがよく、機嫌もよく、熱や鼻水などの症状がなければ、様子を見てかまいません。室内が乾燥していたり、窓を開けて急に冷たい空気にふれたときなどに、刺激で咳が出ることもあります。部屋の湿度や温度が適正かを確認してみてもいいでしょう。

もし日中に咳が増えたり、ほかの風邪症状がみられるときは、小児科を受診して胸の音を確認してもらいましょう。

Q.片耳だけぷーんと臭います

A.耳掃除をしすぎず、臭うときは耳鼻科へ
耳あかを気にして毎日、綿棒などで耳掃除をするママもいるようです。でも赤ちゃんの耳掃除は、強くやらない、頻繁にやりすぎないのが基本です。

耳あかには、ジュクジュクして湿ったタイプと、カサカサした乾燥タイプがあります。ジュクジュクタイプだととりにくいこともあり、炎症を起こしやすいようです。耳が臭ったり、うみが出ている場合は、外耳炎を起こしている可能性もあるため、耳鼻科を受診しましょう。

Q.おむつ替えを嫌がります

A.おもちゃなどで気を紛らわせて替える工夫を
おむつ替えで動かれると手間どるので大変ですね。赤ちゃんもおむつ替えで寝かされ、押さえつけられ、自由を奪われるのがいやなのでしょう。

まずはすばやく替えられるように、おむつ替えの前に必要なものを準備しておき、さらに、お気に入りのおもちゃや音のするビニール袋や広告の紙などを持たせて、ほかに注意を向けさせてみて。あれこれ試しながら赤ちゃんのお気に入りの方法で気を紛らわせ、すばやく替えましょう。

Q.ものを「握る」ことをしません

A.個人差があるのでまだ心配いりません
赤ちゃんは生後4ヶ月頃から、ものを「握る」動作ができるようになってきます。ただ発達には個人差があって、生後5ヶ月では握れない子もいます。

この時点で「発達が遅れている」「握れない子」と考える必要はありません。軽くて持ちやすいおもちゃを目の前で振ったりすると、興味を持って、手を伸ばすかもしれませんよ。

生後6~7ヶ月を過ぎても、ものを握る気配がない場合は、幼児健診のときや小児科に相談してみましょう。

Q.夜中のグズグズは夜泣きの始まり?

A.このぐらいの時期から夜泣きが始まる子も
夜中に起きても授乳すれば寝てくれるのとは異なり、グズグズ泣いて、なかなか寝ないのが夜泣きです。夜泣きの苦労は多かれ少なかれ、どの親子も通る道。時期や程度には個人差がありますが、生後5~6ヶ月頃から始まる子もいます。 

夜泣きを止める方法はないので、「一時的なもの」「数カ月の辛抱」と割り切って、つきあうしかありません。夜中に何度も起こされたり、なかなか寝られなかったりと大人は大変ですが、たまには家族に代わってもらい、赤ちゃんと一緒に昼寝をするなどして、乗り切りましょう。

また、夜でも寝室が明るかったり、家族の物音が赤ちゃんを起こしている可能性も。睡眠環境も見直して。

夜泣きとは?
夜中に起き、母乳を飲ませたりあやしたりしても泣いて眠らない状態のこと。夜泣きの原因は解明されていません。日中、赤ちゃんの脳は情報収集でフル回転し、夜もその記憶が残っているために、夜泣きが起こる、ともいわれています。

また、来客があったり、昼寝しなかったなど、生活リズムが崩れた日に多い傾向もあるようです。発達の一つととらえて、前向きにつきあえるといいですね。
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記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃんが泣き止まなくてつらい…!発達順でよくわかる原因と泣き止ませ対策をご紹介【小児科医監修】
記事を読む⇒⇒⇒離乳食はいつからスタート?必要な準備グッズと知っておきたい基本ルール

『はじめてママ&パパの育児』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 五十嵐 隆 国立成育医療研究センター 理事長・総長

東京大学医学部卒業後、都立清瀬小児病院、東大附属病院小児科助手、ハーバード大学ボストン小児病院研究員、東大附属病院分院小児科講師などをへて、2000年に東京大学医学部小児医学講座教授に。2012年より現職。日本小児科学会会長などの要職も務める。私生活では3人の男子の父。

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