おしりをはじめとする下半身の筋肉を鍛えて、安産&産後のボディメイクを目指す本連載。出産予定日が近づくと、赤ちゃんにもうすぐ会える!という幸せな気持ちと、お産の痛みへの怖さで胸がいっぱいになり「今から何を準備したらいいの!?」と、不安になることもありますよね。そこで今回は、正産期(出産予定日の3週間前)からできるおしり筋のエクササイズをお伝えします!
※本連載の「おしり筋トレ」を行うのは、妊娠経過にトラブルがない場合に限ります。妊娠週数や体調に合わせて行うようにしてください。 また、かならずしも安産や体の不調改善をお約束するものではありませんので、ご了承ください。
安産筋はおしりにあり!
お産は正直、痛いものは痛いし、体力を使います。逆に言えば、体力がしっかりあればお産も乗り切りやすくなるということで、お産の場合の体力というのは「筋力」が関わってきます。
というのも、赤ちゃんを生み出すための子宮の収縮に、筋肉が大きな役割を果たすからです。
子宮は筋肉でできた袋ですが、この筋肉は自分の意志で動かすことができない「不随意筋」と呼ばれる種類のもの。しかし、骨盤周りのおしりの筋肉をうまく使い、産道である子宮口と膣の周りの筋肉をゆるめて、腹圧をかけて子宮を収縮させることができれば、赤ちゃんをしっかり生み出すことが可能になります。
つまり、おしり周りの筋肉を鍛えることは間接的に子宮収縮のトレーニングをすることにつながるんです。