正産期に入ったらスタートしたい2つエクササイズ
出産予定日の3週前になると、「正産期」と呼ばれる時期に入ります。正産期に入ったら、赤ちゃんはいつママの子宮から出ても、肺でちゃんと呼吸ができます。ですから、これまで切迫早産で安静だった人も、安静が解除になったり、一度退院して自宅で陣痛を待つ、ということが多くなります。
これまでなかなか運動ができなかった人も、これまで運動してきた人も、ぜひラストスパートの数週間、おしり筋を鍛える仕上げをしてください。
まずは、おうちの掃除をしながらできる、簡単な「ながら」エクササイズをお伝えします。
下半身強化!有酸素 雑巾がけ
昔から、元気な赤ちゃんを産むには雑巾がけがいい、とよく言われています。なんとなく四つん這いになって床を拭くだけでなく、気をつける姿勢のポイントがわかると、より効果的になります。
背筋をできるだけまっすぐにして、後ろになる足は、なるべく遠くまで伸ばすようにすします。膝はできるだけつかないで。四つん這いの姿勢から、片方の足をまず一歩前に出し、後ろになる足は延ばします。
次に、伸ばしていた後ろの足を今度は前へ。曲げていた足を後ろへ伸ばします。普通の雑巾がけよりも、1歩ずつが大きくなります。
慣れないうちは、この姿勢で数歩す前身するだけで、おしり周りの筋肉にじわじわ効いてくるのを感じるでしょう。おなかが張ってくる感覚があれば、すぐに休憩を取るようにしてくださいね。
窓ふきしながらスクワット
スクワットはおしりからももにかけての、大きな筋肉の塊を効率よく鍛える方法。ただ、大きなおなかでバランスをとりながらするのがむずかしいので、壁などどこかで体を支えながらするのがおすすめ。
そこで、スクワットでどうせ体を上下させるなら、ついでに、窓や壁を拭いてしまいましょう!
窓ガラスや壁に対して体が平衡になるように立ちます。手は壁を押しているわけではなく、軽く支えているだけです。足は肩幅以上に、安定する位置に開きます。
背筋を曲げないように気をつけてスクワットします。おしりをやや突き出すようにすると、背筋が伸びます。
赤ちゃんを迎えるお部屋をすがすがしくしておくためにも、窓ふきスクワット、おすすめです。