【実りの秋】をイメージした漢字
穀物や果物などの収穫が多くなる秋には、「実りの秋」という言葉があります。食べ物の収穫や自然の恵みに感謝することを意識した名付けも、秋生まれの名前ならではかもしれませんね。
【実】
「実」は、実をつけることに関連して、満ちる、栄えるといった縁起のよい意味を持つ漢字。名付けには「努力が実を結ぶように」「豊かな家族を作れるように」という願いを込めることができます。
音読み:じつ、しつ、じち訓読み:み、みの(る)、み(ちる)、まめ、まこと、さね名のり:これ、ざね、ちか、つね、なお、のり、ま、みつ、みのる、みる、よし【男の子】・碧実(あおみ)
・明実(あきさね)
・彰実(あきみつ)
・梓実(あずま)
・歩実(あゆみ)
・有実(ありざね、ありま)
・功実(いさみ)
・実秋(さねあき)
・実敦(さねあつ)
・実周(さねちか)
・実弥(さねみ、さねや、なおや)
・実基(さねもと)
・希実人(きみと)
・柊実(しゅうま)
・聖実(しょうま)
・拓実(たくみ、ひろみ)
・龍実(たつみ)
・実士(なおと)
・風実(ふうま)
・実宙(まそら)
・実杜(みと)
・実奈都(みなと)
・実(みのる)
・実道(よしみち)
・涼実(りょうま)
【女の子】・一実(かずみ)
・季実(きみ)
・鈴実(すずみ)
・実羽(みう)
・実央(みおう)
・実織(みおり)
・実音(みおん)
・実姫(みき)
・実琴(みこと)
・実咲(みさき)
・実里(みさと)
・実千瑠(みちる)
・実那(みな)
・実穂(みほ)
・実優(みゆ、みゆう)
・実世(みよ)
・実莉(みり)
・実玲(みれい)
【果】
「実をつけた木」の絵から生まれた漢字。フレッシュな果物のように「愛らしい人に育ってほしい」だったり、「実り多き人生を送ってほしい」といった願いを込めることができます。
また、「勇猛果敢」「果断」「結果」「成果」という熟語でも用いられていることから、「物事を成し遂げる力を持つ人に育つように」との願いも込められます。
音読み:か訓読み:は(たす)、は(て)、は(てる)、おお(せる)、くだもの、はか名のり:あきら、はた、はたす、まさる【男の子】・果(あきら、まさる)
・果依(かい)
・果偉人、果絃(かいと)
・果央瑠(かおる)
・果月(かづき)
・果奈人(かなと)
・成果(せいか)
・橙果(とうか)
・春果(はるか)
・侑多果、豊果(ゆたか)
・來果(らいか)
・流果(るか)
【女の子】・愛果(あいか)
・亜果音(あかね)
・亜果莉(あかり)
・麻果(あさか)
・明日果(あすか)
・史果(あやか)
・彩果(あやは、いろは、さやか)
・一果(いちか)
・絃果(いとか)
・初果(ういか)
・果子(かこ)
・果恵(かえ)
・果織(かおり)
・果穂(かほ)
・果奈(かな)
・果乃(かの)
・果音(かのん)
・果林、果鈴(かりん)
・智果(ちか)
・虹果(にじか)
・花果(はなか)
・円果(まどか)
・桃果(ももか)
・夢果(ゆめか)
・凛果(りんか)
・麗果(れいか)
【秀】
「秀」は、「穀物の穂」を表す「禾」と、「曲がって垂れ下がる」様子を表す「乃」を組み合わせた漢字です。穀物の若い芽が伸びる様子を表した漢字で、「ひいでる」「すぐれる」という意味をもち、「優秀」や「秀才」という熟語にも使われています。
漢字の意味通りに、名付けには「抜きんでた才能をもつ人に」、「秀でた才能に奢ることなく慕われる人に」といった願いを込めることができます。
訓読み:ひい(でる)音読み:しゅう名のり:さかえ、さかり、しげる、しょう、すえ、てる、のぶ、ひいず、ひで、ひでし、ほ、ほず、ほら、みつ、みのる、ゆき、よし【男の子】・亜秀(あしゅう)
・愛秀(あいしゅう)
・亮秀、秋秀(あきひで)
・鳳秀(おうしゅう)
・音秀(おとひで)
・和秀(かずひで)
・秀(さかえ、しゅう、ひで)
・秀壱(しゅういち)
・秀映(しゅうえい)
・秀我(しゅうが)
・秀伍(しゅうご)
・秀登(しゅうと)
・秀弥(しゅうや)
・澄秀(すみひで)
・直秀(なおひで)
・秀秋(ひであき)
・秀崇(ひでたか)
・秀臣(ひでおみ)
・秀吉(ひでよし)
【女の子】・絢秀(あやほ)
・咲秀(さほ)
・秀花(しゅうか、ひでか、ほのか)
・秀子(しゅうこ、ひでこ)
・秀麗(しゅうれい)
・秀乃(ひでの)
・秀美(ひでみ)
・秀乃美(ほのみ)
・茉秀(まほ)
・莉秀(りほ)
9月・10月・11月の誕生月の異名から名付ける
異名とは、1月=睦月、2月=如月、3月=弥生、4月=卯月…といった「和風月名(わふうげつめい)」のこと。日本では昔から、誕生月の異名から名付ける命名法があります。
9月の異名「長月(ながづき、ながつき)」
日が昇る時間が短くなり夜が長くなる「夜長月」から、稲穂が最も長く成長する時期「穂長月」から、「稲刈月(いねかりづき)→ねかづき→ながつき」からなど、「長月」の由来の説はさまざまあります。
「長月」で「なつき」や「なづき」と読ませたり、「凪月」や「菜月希」など漢字を組み合わせた名前を考えたりしながら、誕生月の異名を使った名付けを考えてください。
10月の異名「神無月(かんなづき)」
「神の月」(「無」は「の」を意味する)を意味する「神無月」。神聖な五穀を収穫して神々に捧げて感謝する季節に全国の神々が出雲大社に集まるため、各地の神々が留守になる月という説などがあります。
【神】藍神(あいしん)、維神(いしん)、煌神(おうしん)、神楽(かぐら)、神夢維(かむい)、愛神音(あかね)、神奈子(かなこ)、神南(かんな)…など
【無】亜斗無(あとむ)、無月(なつき、むつき)、無一朗(むいちろう)、神無(かんな)、水無(みな)、水無子(みなこ)、理無(りな)…など。
「かんな」の響きを使い漢字を組み合わせて、「栞奈」「栞那」「莞奈」「柑奈」「柑那」などの名前をつけるのもいいですね。
11月の異名「霜月(しもづき、しもつき)」
「霜が降りる月」の時期であることから付けられた呼び名と言われています。
「霜月」のほか、10月に留守になっていた神様が各神社に戻ってくるということで「神帰月(かみかえりづき・しんきづき)」、「神来月(かみきづき)」、「神楽月(かぐらづき)」とも呼ばれています。
・霜音(しもね)、霜(しも、そう)、霜奈(そうな)、真霜(ましも)、霜川(そうせん)、霜羽(そうは)、霜冶(そうや)…など。
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多彩なイメージを持つ「秋」。たくさんのイメージがあり迷ってしまいますが、迷いながら名前候補を絞り込んでいくことも名付けの醍醐味です。赤ちゃんにプレゼントしたい素敵な名前が見つかりますように。
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