早ければ10代で出産する人もいれば、40代で出産する人も増えている今、赤ちゃんが同級生でもママの年齢は大きく違う!というのはよくあること。今回は40代の妊婦さんからの、産後に感じるかもしれない「世代間ギャップ」についてのお悩み。ベテラン産婦人科医の天神尚子先生に聞きました!
〈お悩み〉42歳で初産です。周りの若いママたちに気後れしてしまい、今後ママ友ができるかも不安…
天神(以下天):40代で初産って、最近では全然めずらしくないわよね。いろいろとネガティブになってしまっているけれど、若いママとつきあっていると自分の気持ちも明るくなると、私なんかは思うけれどね♪
編集部(以下編):先生って明るいですもんね。でもこれって、年齢だけでなく本人の性格とか社交性にもよりますよね。
天:そうよね。アラフォーでもママ友をたくさんつくって楽しそうにしている人もいれば、20代でも内にこもりがちな人もいるもんね。だから、無理してママ友をつくろうって考えなくていいんじゃないかしら。
編:でもやっぱり、ママ友って「つくったほうがいいんじゃないか?」「ひとりもいないって寂しくないかな?」って思っちゃいます。
天:私なんて職業婦人だったから、ママ友いなかったわよ~。
編:出た、職業婦人!(笑)
天:でもね、保育園のお迎えの時間が同じだったママとは少しずつ会話をするようになって、今でも年賀状のやりとりをしているの。環境や価値観が似ている人とは、自然と仲よくなるものよ。産後は児童館や公園、子どもの習い事などでほかのママと会う機会が多くなると思うけど、自分から話しかけるのがむずかしくても、同じような空気感のママが話しかけてきてくれたら仲よくなるチャンスもあるんじゃないかしら?
編:たしかに。私が今つきあっているママ友も、子どもがいなくても仲良くしていただろうなという人ばかりです。
天:そうでしょう?ママ友も普通の人づきあいと基本は一緒ですからね。それと、高齢出産ってことを気にしているようだけど、高齢出産はいいところもたくさんあるのよ。人生経験がある分、子育てで起こるアクシデントに柔軟に対応できるし、経済的にも余裕があることが多いしね。年の功なのか、落ち着いて出産に臨める人も多いわね。
編:それはアラフォーママに素敵な情報ですね♪
天:でもまぁ、最近はアラフォーママも気持ちが若いから、若い子と同じように雄たけびをあげる方もいるけれど。ふふふ。
編:この方は、根拠はないですけれど大丈夫な気がします!
天:ママ友は自然のなりゆきにまかせていればできるから、先の心配はしすぎずに、今はお産に向けて体調をととのえることに集中してね。
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