生理痛レベルだった数時間前が懐かしい…！いきみ中、わんこそばのようにおにぎりを口に入れられて【私の出産体験記】

出産は一人一人に違ったドラマがあります。破水からお産が始まり、そこから丸1日陣痛に耐えて可愛い我が子と対面したSさんに、写真付きで出産レポートしてもらいました。

【Sさん（32才）のお産DATA】
・性別：男の子
・出生体重：3370g
・出生病院：総合病院
・分娩時間：23時間54分
・入院日数：5泊6日
・分娩費用：約65万円

丸1日かかって男の子を出産したSさんの＜出産レポート＞

【13:00】妊娠中、初めて感じるおなかの張り

予定日より早く産みたいと思っていたので「4日は満月だよ～」とおなかに語りかけていたら、本当に4日の日に妊娠して初めてのおなかの張りを感じる！

【翌3:00】破水。陣痛タクシーを呼ぶ

じわ～っと何かが出た気がして、ショーツに出血を確認！夫を起こす→病院に電話→陣痛タクシーを呼ぶ。冷静に物事を進められた自分にびっくり！

【4:35】病院到着。赤ちゃんは元気でひと安心

NST（ノンストレステスト/胎児の心拍数を調べる検査）で赤ちゃんの状態をチェック。元気とわかってほっとひと安心。この時点で子宮口は閉じたまま。これからの戦いに備えて寝たいのに、興奮して寝つけない。
余裕のVサイン。まだ元気な頃（笑）

【9:50】生理痛のような痛みから本格的な陣痛の領域へ

おなかが張るタイミングでけっこうな痛みが伴うように。生理痛レベルの痛みだった数時間前が懐かしく感じる。赤ちゃんは心拍に異常などはなく超元気！

【15:30】車いすでLDRへ移動

陣痛のたびに汗がふき出るし（半袖のパジャマを用意して正解！）、痛みで顔はゆがむし、とにかくめちゃくちゃつらい。そろそろLDRへ移動と言われ、車いすが登場！
汗だくで痛みに耐える

【22:00】実母が到着。相手にできないほどの痛み

母が来てくれた。でも相手をする余裕がなくスルー。ずっと付き添ってくれている夫も、一緒に呼吸をしたりうちわであおいでくれたりするけど、基本的には無視（ゴメン！）。
バランスボールにもたれかかるのがラク

【翌8:40】陣痛促進剤投与。朝ごはん？ムリムリムリー!!!

病院の方針なのか、痛くても「食べて！」と昨夜から強引にごはんを食べさせられる。朝食をおにぎりにしてどうにか口に入れたあと、陣痛促進剤の投与開始！

【翌12:00】子宮口全開！…ってまだ食わせるんかーい!!!

先生と助産師さんが「いきんでもよさそう」と話しているのを聞いてヨッシャー！それなのに、いきんでる最中にわんこそばのようにおにぎりが口に入ってきて…「コレハ拷問デスカ？」。
いきんでいる真っ最中

【翌13:30】手を伸ばして赤ちゃんの頭に触れる。超感動＆やる気MAX ！

おにぎりを食べきったら「次はウィダーインゼリーね」と助産師さん。衝撃を受けていたら「赤ちゃんの頭が出てる！」と、私の手を下に伸ばしてくれて頭に触れた！やる気全開のなか男の子を出産♡♡
元気な男の子のママになりました！

お産を振り返って

私が出産したときは他に分娩がなかった時間なのか、医師5人（そのうち2人は部長先生！）と助産師さん3人の大人数に囲まれてのお産に！これで何かあるはずがないと、妙な安心感がありました。

夫も陣痛が始まってからずっと付き添ってくれ、普段は身なりに気をつかうカッコイイ夫が、髪ボサボサ＆ひげボーボーで一緒に頑張ってくれました。

私は3年間のベビ待ちをへて妊娠しました。妊娠中も何か起こらないか不安だったけど、無事に出産を迎えることができて最高の気分です。

長くつらかったお産。でも、生まれた瞬間から大きな喜びと感動を与えてくれる赤ちゃんってスゴイ！お産にかかわってくれた全員に感謝の気持ちでいっぱいです！

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たくさんの先生や助産師さん、実母、夫に見守られながらの出産。「頑張って生まれてきてくれた息子もすごいけど、そんな息子を十月十日育てた私もすごい（笑）」とSさん。まずは「私お疲れ様」と、自分自身を褒めて労わってあげることが、これからの育児を頑張れるコツかもしれませんね。