【ベビモ】はじめてママ・パパの悩みを解決

検索

menu

カテゴリー一覧

FOLLOW US!

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • Tiktok
menu

MENU

会員登録
menu

2023.01.09

ママパパの生活

限られた時間を楽しく過ごしたい。老犬との暮らしで心がけていること|元保護犬ジジのつれづれ日記#9

6歳でわが家にやってきた元保護犬ジジは、現在10歳。犬の成長は人間よりも早く、1歳で成犬となり、7歳頃でシニア期(中年期)、10歳前後からは老犬期(高齢期)となります。

平均の寿命は犬種にもよりますが12歳から15歳程度。ですが、飼育状況や個体差で、その終わりは人間と同じようにわかりません。

ジジはわが家にやってきた時、すでに初老だったワケですね。

ジジ10歳、老犬の暮らしぶり

保護犬 わが家にやってきた時、すでに白内障がはじまりかけていたジジ。白内障はご存知のように、目が白濁し、段々と視力が衰えていく病気です。さらには、一度も歯を磨いてもらったことがなく、酷い歯周病でした。

その上、度重なる出産による体へのダメージは計り知れず。長年の運動不足による筋力の無さは、なんとか散歩を繰り返すことで少しずつ筋力はついてきましたが、そろそろ足腰も弱ってくる頃です。

犬は年齢を重ねると、足や腰が悪くなる子が多く、床がすべることによって簡単に骨折したり、腱を切ったりするそう。また、ヘルニアを発症して動けなくなる子もいるとよく聞きます。

ジジも少しだけ後ろ足が悪く、ジジのいる範囲には足が滑らないように敷物を敷いたり、ヨガマットを敷いたりして、突発的な事故を防いでいます。

元々無駄吠えなどもなく、おとなしい子ですが、8歳を過ぎた頃から、とにかく一日中よく眠るように。さらに歯が悪かったので、ポロポロ抜け落ちることも多く、柔らかいご飯しか食べなくなりました。

わが家にきてからきちんと歯を磨くようになったので、少し歯周病もましになってきて、最近抜け落ちることはありませんが、硬いものは小さく切ってからしか食べません。

大好物は豆腐と煮りんごと柔らかめの白ごはん(笑)ほんまに犬ですか?

ジジは、おばあちゃんライフを満喫中のようです。

ジジにできた「茶飲み」友達

保護犬ジジがわが家にやってきてから、散歩嫌いなジジにも老犬のお散歩仲間ができました。

と言っても、他の犬にはあんまり興味のないジジですが、その2匹のお友達だけは「ちょっと挨拶しとこか…」みたいな感じでお尻の匂いを嗅ぎに行きます(これが犬の挨拶なんです)。

現在14歳のチワワの男の子と、同じく14歳のポメラニアンの男の子。2匹からするとジジはヤングですな。ヤング(昭和感100%)。

でも老犬ですから、じゃれ合うこともなく、しっぽりとひなたで目を細めている3匹。見ていてほんわかする光景です。

でも、この秋から冬にかけて、このお友達に異変が。

2匹とも、急病で病院に運び込まれたのです。しばらく見かけなかったから心配していたら「大変だったのよ〜」と2匹のママさんから伺いました(犬のママ友です)。

そうだよなぁ。いつ、突然、何が起こるのかわからないもんなぁ。人も、犬も。どんなことも。

実はお金がかかる!犬の医療費

保護犬皆さんは、ペットショップなどで犬が販売されているのを見たことがありますか?私は現在大阪在住なのですが、その値段に驚くこともしばしば。

トイプードルが40万円。なんてザラです。販売されている様子を見るたびに、その形態と方法に悲しくなってしまうのですが、これが、安いのか高いのかも、もうよくわからない。

基準なんて、あったらおかしいんじゃないかな?命だもん。

でも、犬を飼い始めた人が「飼えなくなった」と言って手放す理由の一つに、医療費があげられるそう。

どんなものもそうですが、その値段が品質を保証するものではありません。特に生き物ですから、潜在的にいかなる遺伝子を持っているかなんてわからないワケです。

しかも、その子が老犬期を迎えた時にどうなるのかなんて、いくら優秀なお医者さんだって予想できないのですから。

ところが、しばらくして飼っている犬が発病し、医療費がかさむと犬を手放しにくる人が多いよう。

「あんなに高かったのに」と言って、保護犬センターなどに持ち込まれる子も後を立たないと聞いています。

それでいいの?物ですか?動物は…。

健康な子でも、ワクチンや狂犬病注射にフィラリアの薬。さらには健康診断などで、一年に数万円は必要です。それが、持病があったり、突発的な病気が現れたりしたら、数十万円は覚悟しなきゃいけない世界。

ペット保険が存在するのも納得です。

でも、だからこそ、迎え入れる前にきちんと考えて欲しい。そうなった時、どうする?いや、どうしてあげられる?と。

ジジも、きっとこれから病院のお世話になることが多くなってくると思います。元々、恵まれない環境にあった犬を引き取るワケですから、それももちろん承知の上。

保護犬である老犬と暮らすということは、そんな覚悟を持って日々、犬と接することだと思っています。

それも含めて、家族ですから。

次回は、いよいよ最終回となります。

あまりにもアニマルウェルフェア後進国の日本における、ペットや保護犬を取り巻く現状について、少しでも多くの人に知っていただけたらなぁと思います。

ぜひ、最後までお付き合いくださいね!
_______
>>>次の話 知ってる?「アニマルウェルフェア」という言葉。保護犬を取り巻く現状とは|元保護犬ジジのつれづれ日記#10

<<<前のお話 まさかこんな変化が起こるなんて…!子どもがいる家に保護犬を迎えるということ|元保護犬ジジのつれづれ日記#8

最初から読む>>>「犬が欲しい!」「買いにいかへんで」わが家が保護犬をお迎えするに至った話|元保護犬ジジのつれづれ日記#1

【PROFILE】 RIRIKO エシカルライフ研究家

地球にも私にも「ちょっといい」をコンセプトに日々の暮らしでできるエシカルライフを発信中。夫と3人の子どもたちと保護犬ジジと暮らす。趣味は読書と観葉植物と高校野球。公式Instagram

SHARE

  • facebook
  • Twitter
  • LINE

関連する記事

ランキング