面積も広く高さもある網戸の掃除は、大変なイメージがありますよね。そのため、つい掃除のなかでも後回しになりがち・・・。特に子育てをしていると、大掛かりな網戸掃除はなかなかできないですよね。普段から便利な「網戸掃除グッズ」を活用して、労力も時間もかけずにピカピカな網戸にしておきましょう。
子育て中のママに聞きました!「網戸掃除、どれぐらいしている?」
●行動範囲が広がってきた1歳になったばかりの子どもがいます。子どもはなぜかカーテンや窓周辺が大好き。窓は定期的に掃除するようにしていたのですが、網戸までは手が回っていませんでした。
涼しくなってきたので部屋に風を入れようと網戸にしていたのですが、ふと目を離した隙に、網戸をペロペロ!網戸掃除していなかったので、慌てて網戸から子どもを遠ざけました。
それからは網戸掃除を定期的に心がけています。(1歳1ヶ月女の子ママ)
●網戸掃除は面倒で、忙しいときには年末の大掃除の年1回のみ。もっと頻繁に掃除しないとと思いつつ、つい後回しにしてしまっています。
最近気になったのが網戸には花粉がくっついており、花粉症に影響することもあるというニュース。ここ数年花粉症がひどくなっている気がしており、子どもまで花粉症に悩まされるようになるのはつらいため、ちゃんと網戸掃除をしようと思っています。(4歳男の子ママ)
●小さい子どもがいるため月に1回ほど窓掃除をしているのですが、その時に網戸掃除も一緒にするようにしています。少し面倒ではありますが、窓や網戸がキレイだと気分まで気持ちがよくなる気がします。
子どもが窓や網戸を触ることも多いため、定期的に掃除しておくと安心です。(3歳男の子ママ)
そもそも「網戸」とは
網戸は虫などが家の中に入ってくるのを防ぎつつ、外からの風を部屋の中に入れてくれるもの。普段あまり重視することはないかもしれませんが、快適に生活するために欠かせません。
素材はポリプロピレンが使用されており、軽量で水洗いも可能。最近では花粉症対策として合成繊維を使用した目の細かい網戸や、ペットの引っかきに強い網戸、ホコリやゴミがつきにくい網戸などといった様々なタイプが開発されています。
網戸掃除はなぜ必要?
網戸は窓の外側にあるもの。見た目にも汚れが目立つわけではないので、掃除する必要はあるの?と思う人もいるかもしれません。
しかし、汚れが蓄積していくことで、洗剤でないと落とせないベトベトとした汚れになってしまうことも。花粉症に影響を及ぼす原因となるケースもあります。
軽い汚れのうちにこまめに掃除しておくのがよいでしょう。
網戸が汚れる原因は何?
普段のお掃除では見落としがちですが、ふと気付くと汚れている網戸。網戸がきれいでないと、家全体が薄汚れて見えてがっかりしてしまいますよね。
そんな網戸汚れの原因は何だと思いますか? それは、家の内側からと外側からと2つのケースが考えられ、それぞれ違う種類の汚れが付着していることが多いのだとか。
【内側からの汚れの主な原因】・綿ぼこりや手垢
・キッチンがそばにあれば油や料理の煙
・家庭内に喫煙者がいればタバコのヤニ
タバコは室内で吸うのはもちろんですが、ベランダで吸う!という場合でも、網戸は煙を浴びてしまいます。
【外側からの汚れの主な原因】・土ぼこり
・近くに交通量の多い道路がある場合は排気ガス
・季節によっては花粉や黄砂など
網戸汚れの原因は1つだけでなく、いくつか混ざっていることも特徴です。
網戸は面積も広く、高さもあるので、汚れがひどくなってからまとめて掃除をするのは大変。便利な網戸掃除グッズを活用して、日々のこまめな手入れを心掛けたいですね。
網戸掃除をするメリットは?
網戸掃除のメリットは、何と言ってもスッキリ感!
網戸を通して入ってくる風は排気ガスや花粉などを含んでいることがありますが、網戸掃除をすることで、スッキリ爽快な気分で過ごすことができるはずです。
網戸掃除の方法を知りたい!
もっとも手軽な方法は、水に濡らした雑巾やメラミンスポンジなどを使って拭くこと。さらに重層水を含ませると、汚れを落とす効果がアップします。
拭いた後は雑巾が汚れで黒くなるので、汚れの度合いが一目瞭然です。網戸掃除のときは、小さいサイズのものよりも、片手で握るくらいの少し大きめサイズがおすすめです。
そのほかにも、網戸掃除専用の掃除グッズを使うのもオススメ。網戸専用のグッズなので、網戸の細かな網目に考慮された作りになっており、力をかけずに掃除できて網戸が傷みづらくなるのが特徴です。
グッズによっては、エアコンのフィルター掃除や窓ガラス拭きなどの機能を兼ねたものもありますよ。
網戸掃除のコツは?
ポイント①こまめに掃除をする
すべての掃除の基本ですが、できるだけこまめに掃除をし、大きな汚れをためないことが理想です。
特に網戸は、取り外して掃除をするとなれば大変な労力に。さっと簡単にできる網戸掃除で、日々の汚れは取り除いておきましょう。
また、網戸は力をかけ過ぎるとたわんでしまう原因にもなります。網戸掃除をする時は、網戸に対して力をかけすぎないように注意が必要です。
ポイント②網戸掃除に適した時期を選ぶ
ちょっとしっかりめに網戸掃除をしたい時は、網戸掃除に適した時期にとりかかることもひとつのポイント。その網戸掃除にピッタリの時期というのが、5月と10月。
5月は2月から続いた花粉シーズンがひと段落する時期なので、網戸についた花粉をまとめて掃除できます。
一方、台風の影響で土ぼこりが多くつくので、9月から続いた台風シーズンが落ち着いた10月ごろも、網戸掃除の狙い目の時期です。
年末の大掃除で網戸を掃除する家庭も多いかもしれませんが、網戸掃除は外の空気にさらされながら行う必要があるので、寒い時期にするのは大変!寒いからという理由できちんと掃除できないこともあるかもしれません。
秋に網戸掃除を終わらせておき、年末の大掃除の日には簡単に済ませるのがおすすめです。
ポイント③網戸掃除に適した天気の日を選ぶ
網戸掃除におすすめなのは、雲りの日や、雨の日の翌日です。
快晴の日は空気が乾燥していて、網戸がすぐ乾くのはよいのですが、拭いた後の汚れが固まってしまうなど、汚れが落ちにくいデメリットが。
曇りの日や雨が降った次の日は湿度が高く、湿気が汚れを浮き立たせてくれるため、網戸汚れをキレイにしやすいのです。
ポイント④汚れ防止対策で網戸掃除の頻度を減らす
掃除をした後は、汚れ防止対策をしておくことで網戸掃除の頻度を減らすこともできます。雑巾に柔軟剤を軽く含ませ、それを網戸に塗ると汚れ防止になります。これは、柔軟剤の成分がほこりをつきにくくするため。
また、結露防止スプレーも効果的。こちらも柔軟剤同様にほこりや花粉をつきにくくします。ただし結露スプレーの中にはワックス入りのものもあるので、商品を選ぶ際には避けるようにしましょう。
花粉を家の中に入れ込まないように使う網戸フィルターもおすすめです。貼っておくだけでいいので、大きな手間もかかりません。
網戸掃除をする際の注意点
網戸掃除の注意点、それは力を入れすぎないことです。
汚れが気になる部分の掃除は、どうしても力が入ってしまいがち。しかし、力を入れて網戸掃除してしまうと、網戸が破れやすくなったり傷ついたりしてしまいます。網戸がたゆんでしまったり、枠から外れてしまったりということもあるでしょう。
頑固な汚れは洗剤をつけたら汚れを緩ませ、汚れが浮き出てから落とすようにするのがポイントです。
網戸の掃除グッズの選び方
網戸掃除のためのグッズはたくさん販売されています。どれを購入すればいいのかわからない!という人は、まずは網戸掃除の流れを把握しましょう。
【網戸掃除の流れ】①ホコリやゴミを取り除く
②取れなかった油汚れを洗剤で取り除く
③水拭きが必要なものは最後の仕上げに水拭き
というのが網戸掃除の主な流れです。
まずは掃除したい網戸の汚れを確認し、どのステップまで掃除を行うべきかを把握しましょう。あまり汚れていないなら、掃除機で優しく汚れを吸い取るだけでも充分です。
細かなゴミを取りたいのなら、フローリングワイパーや専用のスポンジ、メラミンスポンジやクロスなどを用意しましょう。
子どもがいる家庭なら、洗剤ではなくエコな重曹やセスキ炭酸ソーダなどで汚れを取るのもおすすめです。