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2022.12.16

育児体験談・インタビュー

SNSフォロワー数76万人!大人気クリエイター・つむぱぱさんの「育児を楽しむコツ」とは?

「今日という日は、一生に一度しかない特別な一日」。

そんな視点で6歳の娘・つむぎちゃんと3歳の息子・なおくんとの生活を育児マンガにしている、クリエイターのつむぱぱさん。今やインスタグラムのフォロワー数は76万人(2022年11月)と大人気です。

雑誌『Baby-mo』の最新号では、つむぱぱさんに表紙のベビーの似顔絵を描いてもらうコラボ企画が実現!たくさんの応募者の中から選ばれた「こはるちゃん」の似顔絵が表紙になりました。その豪快な食べっぷりがかわいいですよね。
今回は、そんなつむぱぱさんにインタビュー。育児で大切にしていることや家族への思い、そしてこれからについて話をうかがいました。

マンガを描き始めてから育児に積極的に関わるように

編集部 そもそもインスタグラムで育児マンガを発信しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

つむぱぱ
 娘のつむぎが生まれて、1歳を過ぎたあたりから、その言動がすごくおもしろいと思うことがふえたんですね。たいていは写真や動画に撮るという形で思い出に残しますが、その延長でマンガを描いてみようと思ったのがきっかけです。マンガに描こうと思うのは、僕の感性が動いたときですね。こちらの想像が裏切られたときにおもしろいと感じることが多く、それをマンガにしたら、みんなにもおもしろいと思ってもらえるんじゃないかなと。たとえば子どもが朝、起きてきたときって、いままでの記憶が全部吹っ飛んだ顔で、リビングに登場するときがあるんです。ここはどこ?私は誰?みたいな感じで。そのときに「地球に降り立って3日目ぐらいだな」と僕自身が感じたことを、そのままマンガにしたら、すごく反響が大きかったですね。

編集部 マンガを描き始めてから、子どもや子育てに対する姿勢が変わりましたか。

つむぱぱ 変わったと思います。いまの「おもしろい」ことに積極的に気づこうとするので、子どもとの関わりも積極的になりますし、何よりもおもしろいことを発見すると、自分も楽しくなる。だから育児自体が楽しいものに変わっていきました。

編集部 もともと育児には、どのように関わっていましたか。離乳食を作ったり、食べさせてあげたりしていましたか。

つむぱぱ 0歳のころは、どうしたらいいんだろうって、ただ立ち尽くしていたという感じでした。離乳食を食べさせたことはありますが、作るのは妻任せ。はっきり覚えているのは、子どもって滝みたいなゲロを吐くんだなって(笑)。いきなりドーッと出るから、あれにはびっくりしました。

編集部 いまは、どんなふうにお子さんと過ごしていますか。

つむぱぱ 休日に子ども二人を連れ出して、公園や動物園に行くことが多いです。家の中だと相手をしなくちゃいけないけれど、外だと勝手に遊んでくれるからラクで。その間、妻には家でゆっくりしてもらっています。
▲わが家はよく動物園に行きます。子どもたちはゾウやキリンなど大きい動物はもちろん、うさぎなどふれあえる動物に出会うとテンションMAX!動物園に行く日は、動物にも会えるし、途中でアイスクリームも食べられるしで、子どもたちは喜びが倍増するみたいです。

編集部 子ども二人を連れたお出かけで、大変なことはないですか。

つむぱぱ だいたい車で移動しますが、子どもたちは後部座席のチャイルドシートに座るんですね。食べ物を与えながら運転して、ふと後ろを振り向くと、後部座席がかなりめちゃくちゃなことになっています。それはもう気にせず運転するしかないんですが……。おむつを忘れたこともあって、そのときは「なるべくうんちをしないでおくれ」って願いながら過ごしましたね(笑)

娘のお弁当を作ることも。リアクションが楽しみです

編集部 家事をすることもありますか。

つむぱぱ 娘は小学校にお弁当を持っていくんですが、そのお弁当を僕が作ったりもします。これまでの人生で人のためにお弁当を作るという経験をしたことがなかったので、楽しいですね。残す日と残さない日があって、これが嫌いなんだ、この組み合わせなら大丈夫と、その反応がおもしろいですね。
(左)ただ白いごはんを詰めただけだと残されますが、味つけのりで巻いておむすびにすると食べてくれます。(右)『きかんしゃトーマス』のパーシーと、僕考案のオリジナルキャラクターであるパーシーの彼女のキャラ弁。大好評!

編集部 育児も家事も楽しんでいらっしゃいますね。楽しむコツやストレス解消法があったら、教えていただけますか。

つむぱぱ 正直、僕よりも妻のほうが育児に向き合っている時間が長いので、ストレスがたまりやすくなるのは妻なんです。ですから僕は、いかにそこにうまく参加して、妻のストレスを減らすかということに気をつかっています。自己防衛も含めて(笑)。ただ、どうしても育児のバランスが偏って、衝突が起きてしまうことがあります。何か決まりごとやルールをつくらないと、同じような衝突をくり返してしまうので、毎週木曜日は「感謝の日」にして、その日は家族みんなで食卓を囲んで、その週の感謝をちゃんと口に出して言おうということにしています。

編集部 感謝の日!素敵なアイデアですね。

つむぱぱ なぜ衝突が起きてしまうか突き詰めて考えてみると、口で「ありがとう」と言うコミュニケーションができていなかったからと思い至ったんです。だから、それをちゃんと口に出して言おうと。世の中にはうまく口で言えている家族もいると思いますが、わが家も含めて、言えていない家族も多い。やってもらって当たり前という感じになってしまって……。

編集部 具体的には、どんなふうに言うのでしょうか。

つむぱぱ その日は、みんなでテーブルを囲んで、一人が家族それぞれに対して「ありがとう」って言うんです。僕なら妻に対して「いつも子どものことをケアしてくれてありがとう」とか。なおくんもママに対して「ママ、いつもありがとう」と言います。これを始めて3ヶ月ぐらいですが、本当にケンカらしいケンカがなくなりましたね。会社のメンバーには子育て中のママも多いのですが、この話をしたら、そのうちの一人が、さっそく取り入れて、いい効果があったと話してくれました。「感謝の日」の何がいいって、コスパがめちゃくちゃいいんです。ただ言うだけで、みんなが気持ちよくなる。お金もかからないし、簡単にできます。僕は、ふだん夜ごはんを家族といっしょに食べることが少ないので、子どもたちは、それ自体がうれしいということもありますね。

めざすは令和のサザエさん。多くの人に共感される家族像をつくりたい

編集部 そんなお忙しいつむぱぱさんですが、ふだんのお仕事スタイルは、どのような感じですか。

つむぱぱ 朝、出社して、イラストを描いたり、打ち合わせや会議をしたりして、夜遅くまで仕事をしています。イラストを描くときは、iPadでApple Pencilを使っています。
▲「つむぱぱが描いた似顔絵」をオーダーメイドでグッズにできるブランド「NOMON」。つむぱぱが描く子どもは、年間1500人にものぼる。

編集部 子どもの似顔絵を描くときは、どのあたりをポイントにするのでしょうか。

つむぱぱ まず、その子の特徴の大部分を占めている輪郭と髪型。そこからパーツの大きさやバランスなどを見比べながら特徴づけしていきます。

編集部 今回の表紙も、そういうやり方で描いてくださったのでしょうか。

つむぱぱ 離乳食がテーマの表紙ということでしたので、皿や食べ物など離乳食をあらわす絵であることを大前提に、そこからその子らしさを出していきました。

編集部 とてもかわいらしい表紙になりました!最後に今後の目標をお聞かせください。

つむぱぱ 今後はイベントを行ったり、子どもやペットなどの似顔絵グッズを幅広く展開したり、つむぱぱをもっと大きいコンテンツにしていきたいと思っています。めざすは「令和のサザエさん」。サザエさんのように、家族ってこうだよねって、みんなが共感できる家族像をつくっていきたいですね。すごくおこがましいですが、いま会社のメンバーとそれをつくりあげようとがんばっています。

つむぱぱ Profile

広告代理店でアートディレクターとして働くかたわら、子どもが生まれてからは「つむぱぱ」名義でインスタグラムに育児マンガを投稿し始める。2018年に株式会社つむぱぱ社設立。グッズの制作・販売のほか、展覧会やワークショップも行う。

撮影/土屋哲朗 構成・文/池田純子

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つむぱぱさんが表紙を描いてくれた『Baby-mo』の最新号は、大特集「がんばりすぎない離乳食」のほか、とじ込み付録の離乳食レシピなど、丸ごと一冊、離乳食の情報がつまっています。ぜひご覧ください!

『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです。

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

「Baby-mo(ベビモ)」は主婦の友社が運営する、妊娠・出産・育児の公式情報サイトです。妊娠期の不安、出産準備、赤ちゃんの成長、離乳食レシピ、産後の悩みまで。はじめてママ・パパに寄り添う情報を提供します。➤ 雑誌の最新号・バックナンバーはこちら 

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