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2022.06.09

産後の悩み

産後のイライラは、全身をぐーーーっと伸ばすストレッチ&呼吸法で解消!【おしり筋トレ#15】

エクササイズ連載【産後の体編】8回目。今回は、産後イライラしてしまうその原因を探りつつ、体を動かすことでそのイライラを解消する方法を、骨盤矯正パーソナルトレーナーNaokoさんがお伝えします。

※本連載の「おしり筋トレ」は、産後の体調に合わせて行うようにしてください。医師や助産師からの指導に従ったうえで、疲れすぎない範囲でトライしてみましょう。レーニングの回数などはあくまで目安なので、「気持ちいい」と感じる程度で無理をしないようにしてください。

産後「パパにイライラしてしかたがない」ことありませんか?

出産前はあんなに仲がよかったのに、赤ちゃんが生まれたとたん、パパになった夫にイライラすることは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。私もよくそのような相談を受けますし、私自身、第1子の産後はそうでした。

男性は、ゆっくり父親になります。その一方、現実生活レベルで赤ちゃんのお世話をしている母親は、ゆっくり…なんてしていられません。

いわば「促成栽培」で、母になる妻と、なかなか父として育たない夫、そのスピードの違いや、ものの見方が違うこと(付き合い始めたころはそれが新鮮だったはず)にイライラしてしまうものです。

「休みたい!」疲れている自分を認めよう

心身が疲れ切ってる状態では、普段はなんとも思わないことにもイライラするもの。つまり、心身ともにギリギリの所で頑張りすぎている、というサインなのです。心と体が「休みたいよーー!」と悲鳴を上げているのです。

だから、どうにもこうにもイライラが止まらないときは、少しの時間でもいいので「ひとりで手足をゆっくり伸ばせる状態で休んでほしい」と思います。

手足を伸ばすことすら産後はぜんぜんできなかった、いつも赤ちゃんがそばにいて、起きていれば抱っこ、寝ていれば息をひそめてそーっと過ごしていた、そんな人は、まずは体を思い切り伸ばしましょう!

コリをほぐす!おしり筋を伸ばしてゆるめるストレッチ

抱っこして、赤ちゃんのお世話をして、ママたちのおしり筋は前かがみの無理な姿勢によってこりかたまっています。おしりからももの後ろにかけての筋肉を、よく伸ばしてあげましょう。
左足を前方で曲げて、右足を後ろに伸ばし、上半身を起こします。前で曲げた足のほうのかかとを、なるべく胸の方向へ近づけるように置きます。おしりの横側に効いているのがわかると思います。

後ろ足はつま先までまっすぐ後ろへ伸ばし、体重をなるべく真ん中に保ちましょう。この体勢が難しい方は、一呼吸ずつでもいいので、真ん中に重心を近づけてみて。曲げている足のおしりの横側と、伸ばしている足のそけい部が伸びて、効いていればOK!
上から見るとこのような感じになります。体の下になる足の角度は、無理がない程度に、でもできるだけかかとが前にくるようにします。

曲げたほうの足の、おしりからももの後ろ側にかけての筋肉が、ぐーっと伸ばされているのを感じてください。ココがこり固まってしまうと、大股でアクティブに歩くこともできないし、腰痛の原因にもなります。
次に、後ろ足の膝を曲げて、腰を回してみましょう。反対の足も同じようにします。
腰を回すときは、足の位置は変えずに、おしりができるだけ遠くを通るようにして回します。

たくさん歩いて筋肉を使った日にこそ、おしり周りのストレッチをしっかりしておくことが大切です。

おなか引き締め&呼吸リラックスポーズ

体が疲れてこわばってくると、呼吸が浅くなります。そんなときは、無意識にしている呼吸を改めて意識してみましょう。
この連載でも何度か紹介しているドローインの呼吸をします。仰向けに寝て、足を上にあげます。この姿勢で、まずは大きく息を吸い込みます。おなかがふくらんでいるのがわかりますか?

「ドローイン呼吸」詳しく見る⇒⇒⇒退院後からスタート!ぽっこりおなか対策の呼吸法&全身巡りエクササイズ【おしり筋トレ#9】
次に、息を吐きます。おなかをできるだけ薄くぺっちゃんこにしていくイメージです。このあと、おなかをひっこめたまま、胸で大きく息を吸う→吐くを繰り返します。

足を上げることで腹筋にもしっかりと力が入り、リラックスと引き締めの一石二鳥となります。

自分ひとりが疲れすぎないように、周りの手を借りよう!

産後、まずは意識して休む時間を作ってみる、ということにチャレンジしてほしいです。休むことをチャレンジするなんておかしな言い方ですか?でも本当に、「挑戦する!」というくらいの意気込みがないと休めない方はいると思います。

ひとりで頑張りすぎる人のなかには、うまく周りの人に頼れないこともよくあります。「休みたくてもパートナーには頼れない。気がついてくれない」と思う人もいるでしょう。

だったら、思い切ってお金を払って家事代行を頼めばいいと思います。ベビーシッターを使ってもいい。自治体によっては助成金が出るところもありますよね。

育休中だから、あるいは専業主婦だから、外で仕事を頑張っているパパに負担をかけちゃいけない、と必要以上に思っていませんか?でも本当に24時間休みなく、何が起こるかわからない産後に育児を頑張ることは重労働です。そこを自覚して「休む」ことに挑戦してください。

手足を伸ばして休むこと、ストレッチをする時間をもつことから、始めてみてください。ママ自身が体を休めて体力&筋力をつけて、元気に外へ出ていけるような体づくりをしましょう!
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<<<前の記事 赤ちゃんを抱っこしながらエクササイズ!腹筋&下半身を鍛えて、腰痛や肩こりも解消しちゃおう【おしり筋トレ#14】

取材・文/関川香織(K2U) ヘアメイク/尾原香織(MAKE'S) ※情報は掲載時のものです

【PROFILE】 Naoko 骨盤矯正パーソナルトレーナー

整体トレーニングサロンNaokoBodyworks代表。ヨガ、ピラティス、解剖学、整体、エステ手技などを学び、独自のメソッドを開発。現在は3人の子どもを育てながら、1万2千人以上の女性たちにボディメイクやメンタルケアを行うほか、多くのメディアに出演するなど活動中。https://s-d-m.jp/talents/nakamura-naoko/

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