自然な甘みが赤ちゃんにも好評な「そら豆」は離乳食にぴったりの食材。食べさせられる時期や調理のコツのほか、おすすめの離乳食レシピを紹介します。
離乳食に使うそら豆はいつから食べられる?
そら豆は生後5~6ヶ月頃(離乳食初期・ゴックン期)から食べさせることができます。さやから出し、やわらかくゆでて薄皮をむき、すりつぶすか細かく刻んで食べさせます。
●生後5~6ヶ月頃(離乳食初期・ゴックン期)・・・やわらかくゆで、すりつぶす
●生後7~8ヶ月頃(離乳食中期・モグモグ期)・・・やわらかくゆで、細かく刻む
●生後9~11ヶ月頃(離乳食後期・カミカミ期)・・・やわらかくゆで、粗みじんに刻む
●生後1歳~1歳6ヶ月頃(離乳食完了期・パクパク期)・・・やわらかくゆで、1cm大に刻む
離乳食に使うそら豆の選び方は?
そら豆はさやの緑が濃く、ハリのあるものを選んで。さやから出すと乾燥してしまうので、すぐに調理しましょう。
そら豆に含まれる栄養素は?
タンパク質、ビタミンB群、鉄などが多く含まれ、特に旬の時期には栄養がたっぷり。ゆでればやわらかくなるので、豆類の中でも使いやすい食材です。
離乳食で使うそら豆のゆで方は?
ゆでる直前にさやから出し、たっぷりの湯で5~6分ゆでます。やわらかくなったら水にとり、薄皮をむいて調理しましょう。
そら豆を使ったおすすめ離乳食レシピ
そら豆とじゃがいものピューレ
生後5~6ヶ月頃(離乳食初期・ゴックン期)
〈材料〉
そら豆(ゆでた実)・・・10g(2個)
じゃがいも・・・10g(中1/15個)
湯冷まし・・・適量
〈作り方〉
1 そら豆は薄皮をむき、裏ごしする。じゃがいもはやわらかくゆで、裏ごしする。
2 そら豆、じゃがいもにそれぞれ湯冷ましを加えて食べやすくのばし、器に盛る。
そら豆のパプリカあん
生後7~8ヶ月頃(離乳食中期・モグモグ期)
〈材料〉
そら豆(ゆでた実)・・・20g(4個)
パプリカ(黄色)・・・10g
だし・・・1/4カップ
水溶き片栗粉・・・少々
〈作り方〉
1 そら豆はゆでて薄皮をむき、つぶす。パプリカは皮をむき、やわらかくゆでてみじん切りにする。
2 鍋にだしを煮立て、パプリカを中火で煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけ、①のそら豆にかける。
そら豆のリゾット風
生後9~11ヶ月頃(離乳食後期・カミカミ期)
〈材料〉
そら豆(ゆでた実)・・・5〜7個
5倍がゆ、または軟飯・・・50〜80g
粉チーズ・・・小さじ1/4
※5倍がゆは米1:水5(ごはん1:水4)で炊いたもの※軟飯は米1:水2~3(ごはん1:水1.5~2)で炊いたもの〈作り方〉
1 そら豆は3分ほどゆでて皮をむき、フォークなどで軽くつぶす。
2 おかゆに①を加えて混ぜ、器に盛り、粉チーズを振る。
そら豆のカツレツ風
生後1歳~1歳6ヶ月頃(離乳食完了期・パクパク期)
〈材料〉
そら豆(ゆでた実)・・・25g(5個)
A
小麦粉、水・・・各大さじ1
B
パン粉(すりこ木などで細かく砕く)・・・大さじ2
粉チーズ・・・小さじ1
バター・・・4g
オリーブ油・・・大さじ3
〈作り方〉
1 そら豆はやわらかくゆでて薄皮をむき、混ぜ合わせたA、Bの順に衣をつける。
2 フライパンにバターとオリーブ油を熱し、①の両面を揚げ焼きにする。
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離乳食に扱いづらそうな「そら豆」ですが、やわらかくゆでて薄皮をむくだけでOK。ほくほくの自然の甘みを赤ちゃんにもぜひ体験させてあげてくださいね。旬の春にはぜひ活用を。
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