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視覚や聴覚が発達して、あやされる=楽しいと思えるようになり、笑顔が出るようになります。ママがほほえむと、赤ちゃんもうれしい。そんな笑顔の交わし合いができるように。
手を顔の正面に持っていくようになり、指やこぶしをしゃぶる子も。クーイングは活発に。発音がはっきりしてきます。
顔の前に手を持っていき、じーっと見つめる「ハンドリガード」という動作をします。これは、手が自分の体の一部だと、初めて認識しているのです。
ひざの屈伸運動が力強さを増し、おむつ替えが大変になるほど。あやされると喜んで、ピョンピョン曲げ伸ばしをする子もいます。
●うつぶせから顔を上げられる
首がだいぶ安定してきて、うつぶせにすると数秒なら頭を上げられる子も。ひじで体を支える力や、バランス感覚も養われてきます。
●こぶしを口に入れ、しゃぶります
口元に手を持っていき、グーのままなめたり、盛んにしゃぶってみたりします。こうして自分の手の存在を確認しているのです。
新生児の頃から見られた「原始反射」はしだいに消えていきます。その一方で、自発的な行動が見られるようになるのが、生後2ヶ月頃。そのひとつが「ハンドリガード」という、自分の手を見つめる行動です。
最初はおそらく、たまたま動かした手が目に入り、ママの手と同じく「よその何か」と思って見ているのでしょう。しかし、その手を口に運んだりしゃぶったりするうちに、「これは自分の体の一部だ!」という発見をします。その瞬間から、手は赤ちゃんにとって、自分の意思で動くものとなり、自発的な行動が始まるのです。
首が安定してくるので、うつぶせにすると、頭を持ち上げようとする子もいます。ただ、うつぶせをいやがり泣きだす子も。これも個性の一つなので、できないと決めつけず、受け入れてあげましょう。
口の動きも発達して、「あっく~」「うっく~」といったクーイングも、前月に比べて大きく、はっきり発音できるようになります。
生後3ヶ月頃までは、体重がめまぐるしく増加する時期で、母乳やミルクをたくさん飲み、皮下脂肪が増えます。皮脂分泌はまだまだ盛んなので、顔を中心に乳児湿疹や脂漏性湿疹が出やすいので、きちんとケアしてあげましょう。
また、排便の回数が減ってきて、便秘を気にするママもいます。排便にはその子のペースがあり、たとえば3日に1回だけでも、スムーズに出ていれば心配いりません。
首が動かせるようになり、自分の意思で興味のあるものを見られるようになると、知能がぐんぐん発達し、身の周りのものに興味が出てきます。抱っこして外に出て、動物や鳥、バスや電車、植物などいろいろなものを見せてあげましょう。
感情も複雑になってきて、あやすとよく笑います。これは、新生児のころの微笑とは異なり、「社会的な笑い」と呼ばれます。大人が声をかけると、答えるように「あーうー」と声を出すことも。かまってほしいときに声を出すこともあります。赤ちゃんの好奇心を伸ばすためにも、積極的に関わってあげましょう。
飲み方が上達し、一度に飲める量がふえるので、次に飲みたがるまでの間隔が長くなる子が増えてきます。間隔があくと、足りているか心配なママもいるかもしれませんね。4~5時間の間隔でも、しっかりと授乳できていれば、栄養面は問題ないでしょう。
●授乳間隔が3〜4時間あいてくる
●夜中の授乳がなくなる子も
H・Iくんの場合
身長57.3㎝体重4990g(撮影日/生後2ヶ月19日目)
生後1ヶ月の終わり頃からひとりでメリーを見つめたり、こぶしをチュパチュパなめて遊ぶようになりました。15分ほどで飽きてくると「アーイ」と声を出してママを呼びますが、場所を移動してあげると、またひとり遊びを始めるので、私も家事をする余裕ができて、助かっています。
最近は、ベビーマッサージ教室に参加していますが、集団の場ではグズってしまうことも。場所や雰囲気がいつもと違って、不安になるのでしょうね。今月はお宮参りにも行きました。本人はずっと眠っていたけれど、家族の大事な記念日になりました。
〈Hくんの24時間スケジュール〉
1:30 授乳
3:00 ねんね
5:00 授乳
6:00 ねんね
8:00 授乳、ママパパ起床・朝食
9:00 ごきげんタイム
10:00 ねんね、ママ家事
12:00 外気浴
13:00 ねんね、ママ昼食
14:00 授乳
15:00 ねんね
16:00 授乳
17:00 外気浴、ママ買い物など
17:30 授乳
18:00 授乳
19:00 ごきげんタイム、お風呂
20:00 授乳
22:00 授乳、ママ就寝
22:30 ねんね、パパ帰宅
ママの口元をじっと見ながら「うーうー」と返事をします。声を通じて、ママやパパなど、親しい人とのやりとりを楽しんでいるみたい。
ベビーベッドの柵につけたメリーに夢中。クルクル動く人形を目で追います。よく見えているのですね!
こぶししゃぶりが始まり、吸う力が強くなってよだれも増えてきました。楽しそうにチュパチュパと音を立てて、こぶしをしゃぶっています。よだれで手もベトベトに。
絵本の読み聞かせをしています。紙に厚みがあり、仕掛けがあったり、赤ちゃんでもめくりやすいボードブックは絵本デビューにぴったり。
▶小児科医アドバイス
赤ちゃんはおなかの中にいるときから、ママの声を聞いています。グズっていてもママの声で落ち着くのはそのため。「聞く」ことは脳の発達面でもとても重要なので、どんどん話しかけてあげて。
そろそろうつぶせで首を持ち上げる時期かな、と思って、うつぶせにしてみました。でも、まだ早かったみたい・・・。少し泣きそうになって、目をうるませていました。
ベッドに寝かせると、足を動かして、じっとしていません。足の力も強くなり、タオルケットをかけても、すぐにけり上げちゃいます。将来はサッカー選手かな(笑)。
そろそろ昼夜の区別がつくようになり、授乳の間隔もあいてきます。昼間起きている時間が少しずつ長くなり、夜まとめて眠る赤ちゃんも増えてきます。
そうなると、「昼でも夜でも、ランダムに寝たり起きたりして、就寝時間は赤ちゃん次第」という生活はもう終わり。意識的に赤ちゃんの生活リズムを整える工夫が必要な時期になります。
朝はカーテンを開けて、朝日を浴びて起床し、日中は散歩や遊びの時間を増やし、夜は一定の時間に入浴、部屋を暗くして寝かしつける暮らしにシフトしましょう。
夜中の授乳で、夜型になっているママもいるかもしれませんが、大人がリードして、生活にリズムをつくってあげるといいですね。
A.まずは湿疹の原因を探ってみましょう
おしりの湿疹はおむつかぶれの可能性がありますし、冬でも室内の温度が高すぎたり、着せすぎるとあせもができることがあります。
まずは下記の項目をチェック。原因をとり除くことですぐに解消することもあります。解消しない場合や原因がわからない場合は、小児科で相談を。
・着せすぎていない?
・おむつをこまめに替えている?
・刺激になるようなものが衣類についていない?
じんましんなど、受診までに消えてしまう湿疹もあるので、スマホなどで撮影し、診察時に見せると、より有効な診療が受けられます。
A.向きグセや頭の形、筋性斜頸(きんせいしゃけい)の可能性も
首の筋肉にしこりができて、いつも左右どちらかに首が傾いた状態になることを筋性斜頸といいます。筋性斜頸は乳児健診で見つけることができ、その多くは成長するにつれて治っていきます。また、向きグセや頭の形によって、同じ方向を向いていることもあります。気になるなら次の健診で相談しましょう。
A.トントンして寝かせ、多少泣かせてもOK
眠くなると、抱っこでゆらゆらされないと泣いてしまう赤ちゃんもいます。きっとママのおなかの中を思い出して安心できるのでしょう。でもずっと立って抱き続けるママは大変です。泣かれることをこわがらず、横にして寝かせる方法を試してみて。
声をかけてトントンすると、ママの心臓の鼓動を思い出して泣きやむことも。泣くことには腸の運動を助けるメリットもあるので、少しぐらいなら泣かせてもいいかもしれません。この状況がいつまで続くかについては個人差がありますが、必ず、横になって眠るときがきますよ!
▶先輩ママ発!泣きやませテク
●おくるみでくるんで抱っこ→置く
●抱っこしてバランスボールに座る
●ラッコみたいにおなかの上に抱っこ
手までくるんであげると、布団に置いても起きにくい。バランスボールの縦ゆれ、ママの鼓動も寝かしつけに効果的。
A.日中は大人と同じような明るさで過ごさせて
赤ちゃんは、昼は明るく、夜は暗く静かなところで過ごす生活で、少しずつ「昼起きて夜眠る」という睡眠リズムをつくっていきます。昼寝をしている間は部屋を少し暗くしてもいいですが、日中はカーテンを開けて太陽の光を取り入れるなど、大人が過ごすのと同じような明るさにしてあげるといいでしょう。
A.水分は母乳やミルクで足りています
基本的に、赤ちゃんに必要な水分は母乳やミルクだけで十分足りているので、お風呂上がりの白湯や麦茶は「絶対に必要なもの」ではありません。
生後5~6ヶ月頃から離乳食を始める準備の一つとして「母乳やミルク以外の飲み物を初めて与えるタイミングはいつがいい?」と考えたときに、「あげるならお風呂上がりの、のどが渇いているときに与えてみたら?」というぐらいのもの。必ず飲ませなければならないというものではありません。
A.健診で問題がなければ、その子の個性です
乳児健診で問題がないと言われているなら、泣く以外にあまり声を出さないのは、その子の個性と考えていいでしょう。同じ赤ちゃんでも、おとなしい子、よく泣く子、活発な子、寝てばかりいる子などいろいろなタイプがいて、いずれも個性のひとつ。
将来の言葉の発達とは関係ないので、心配せずに、日常生活の中で「おはよう」「おいしいね」など、たくさん言葉をかけてあげるといいでしょう。
A.ママがうつる病気は赤ちゃんもうつります
よく「生後6ヶ月までは風邪を引かない」と言いますが、これは生まれてから生後6ヶ月ぐらいの間は、おなかの中にいたときにママからもらった免疫が働くから。
ママと同じ免疫を持っているというだけなので、ママがうつる風邪は赤ちゃんもうつる可能性があるということ。ですから生後2ヶ月でも感染症にかかることはあります。残念ながら万全な予防策はありませんが、人混みなど、うつされやすい場所には長居しないようにしましょう。
A.呼吸器系の疾患に注意が必要です
出産予定日より早く、低体重で生まれた赤ちゃんは、体のさまざまな機能が未熟なため、合併症を起こしやすくなります。特に、肺などの呼吸器が未熟な状態で生まれることが多いため、生後は呼吸器系の病気に注意が必要です。
なかでも、RSウイルスによる細気管支炎を起こすと重症化しやすいため、低出生体重児はRSウイルスの重症化予防のための抗体接種をおすすめします。出生週数などの条件に応じて保険が適用されることもあるので、近くの小児科で確認しましょう。
また、早く生まれた分、運動発達などは遅れがちですが、成長するにつれて追いつくことがほとんどなので、あまり心配せずに様子を見ましょう。
▶低体重って?
2500g未満 低出生体重児
1500g未満 極低出生体重児
1000g未満 超低出生体重児
低出生体重児の多くは、早産で生まれた赤ちゃんです。なかには、満期産で生まれても、なんらかの理由で低体重になってしまう赤ちゃんもいます。
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『はじめてママ&パパの育児』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです