地球環境のため、私たちが暮らしやすい社会を作るためにも毎日のごみの量はできるだけ削減していきたいものですよね。そこで、ごみを減らすために私たちの家庭でも簡単にできることをゴミ清掃員兼お笑い芸人「マシンガンズ」の滝沢秀一さんに教えてもらいました!
ごみを減らすための大原則「5R」
「5R(ファイブアール)」という言葉を聞いたことがありますか?ごみを減らすために簡単にできるアクションを指す言葉で、「REDUCE(リデュース)」「REUSE(リユース)」「RECYCLE(リサイクル)」の頭文字を取った「3R(スリーアール)」に「REFUSE(リフューズ)」「REPAIR(リペア)」の2つアクションを加えたものになります。
REDUCE(減らす)
「ごみそのものを減らす(ごみの発生を抑制する)」ということ。下にあるリユースやリサイクルも大切なアクションですが、ごみの処理に費用やエネルギーがどうしても必要になります。ごみそのものを減らせば、それらの費用やエネルギーも削減できるため、3つ(5つ)のRの中でも一番大切なアクションとして位置づけられています。
【例】
●シャンプーなどは詰め替え用の商品を買う
●食事を作るとき、残り物が出ないように作る
●ものは大切に、長く使う
REUSE(再使用)
「ごみをもう一度活用する」ということ。一つのものを自分だけでなく多くの人の間で繰り返し、長く使うことを指します。
【例】
●リサイクルショップやフリーマーケットで出品&購入する●リターナブルびん(洗浄して中身を詰めかえるビールびんや牛乳びんなどのこと)を使う
RECYCLE(再利用)
「製品を資源に戻し、新しい製品に作りかえる」こと。3R(5R)の中でも一番聞きなじみのある言葉ではないでしょうか?ただ、製品をリサイクルするうえで不純物が大敵となるため、しっかりとした分別を心がける必要があります。
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マシンガンズ滝沢秀一の【ごみの捨て方大全】【例】
●自治体別の「資源ごみの日」にペットボトルやびん、紙、プラスチック容器などを分別して出す
●スーパーなどにある資源回収ボックスを活用する
●ものを買うとき、リサイクル資源を活用した製品かチェックしてから買う
REFUSE(やめるor断る)
「不要なもの、ごみになるものを使用するのをやめる(もらうのを断る)」こと。もともとはリデュースの「減らす」という行為の中に含まれていましたが、最近では別のアクションとしてフォーカスされるようになりました。
【例】
●コンビニで箸をもらわない
●使い捨てのボトルではなく、マイボトル、マイカップを使う
●レジ袋を断ってエコバックを使う
REPAIR(修理する)
文字通り「壊れたものは修理して使う」ということ。元々はリデュースやリユースの中に含まれていたアクションでしたが、リフューズと同じく、個別のアクションとしてみなされることがあります。
【例】
●古着をバッグにリメイクする
●電化製品やおもちゃが壊れたら修理に出す
●家をリフォームして長く住み続ける
地域によっては、この「5R」に「RETURN(リターン)=古いものを下取りに出す」「RECOVER(リカバー)=ごみ拾いなど、環境保全活動に取り組む」などが加えられ「6R」「7R」と呼ばれることもあります。
次のページではこれらの基本をふまえ、ゴミ清掃員兼お笑い芸人「マシンガンズ」の滝沢秀一さんが提唱する「ごみを減らすための8つの捨て方」を伝授します!