大掃除や年末年始のイベントで、ふだんと違うごみが出るこの時期は、いつも以上にごみの分別に気をつけたいもの。ごみ清掃員兼お笑い芸人として、9年にわたりごみの最前線を見てきたマシンガンズ滝沢秀一さんに、毎日のごみ捨てのときに気をつけたいことを教えてもらいました。
何気ない「まぁいっか」が誰かの負担になる
家でごみを捨てるとき、しっかりと分別できていますか?ごみを捨てるとき「1本だけだし」「小さいから大丈夫でしょ」と、軽い気持ちでごみ捨てルールを破ってしまった経験のある人も少なくないのではないでしょうか?
可燃ごみの袋の中に不燃ごみが混ざっている場合、ごみ清掃員がごみを選別することになります。ごみ袋の中に手を突っ込んで探すので、汚れるのはもちろん、鋭いもので手や指をケガしてしまうことも多いです。
きっちりとした分別は、地球環境はもちろん、ごみ清掃員にもやさしい行動なんですよ。
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マシンガンズ滝沢秀一の【ごみの捨て方大全】
リサイクルマーク気をつけてる?
「このごみはリサイクルできる?」という疑問に簡単に答えてくれるのが、このリサイクルマーク。その商品に含まれている資源が何なのかを示すマークで、法律によってメーカーに表示が義務づけられているんです!
気をつけたいマーク
●紙マーク
本や雑誌など、明らかに紙製品であることがわかる商品にはマークがついていないことも多いです。ただ、マークがないからといって紙として分別できないわけではありません。安心してくださいね。
また、紙マークに似ているリサイクルマークに「紙パック」のマークがあります。
牛乳やお茶などの紙パックに印字されているマークで、このマークがついているものは表面に特殊な加工がされているため、他の紙製品とは分けて分別してくださいね。
●プラマーク
「肉や魚のパッケージはリサイクル可能だけど、ラップはリサイクル不可」など、判断の難しいものの筆頭「容器包装プラスチック」には、ほぼ間違いなくこのマークがついています。「このプラスチックはリサイクルできる?」と迷ったときには「プラマーク」を探してみるのがGOODです!
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ごみの捨て方は、その人の人生を映す鏡だと僕は思います。きちんと分別をしてごみを捨ててくれる人は、僕たちごみ清掃員にもあいさつをしてくれたり、ご家族が幸せそうに見えます。きちんとごみを分別している家庭の子は、そうでない家庭の子より、学校での成績が高い、なんて研究もあるそうですよ!(滝沢さん)
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