子育てがうまくいかない、毎日イライラして叱ってばかり。「ダメなママでごめんね…」と悩んでいる方は多いと思います。そんなときは、その行動を誘発する【しくみ】を見直してみることが大切なのだとか。
そこで、小学生ママたちが抱えるお悩みと解決ポイントを、ご自身もADHD(注意欠如・多動症)の傾向がある臨床心理士・中島美鈴さん監修『マンガでわかる 精神論はもういいので怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください』から一部ご紹介します。
Q.子どもの頃の親に叱られた経験から、わが子にやさしくできず…
私は子どもの頃、親に頭ごなしに叱られてきました。子どもにやさしくしようと思っても抵抗感があります。
A.「失敗した子どもは叱られるべきだ」という考え方のクセ。でも本当にそう?
たとえば子どもが牛乳をこぼしたとき、「当然叱るべきだ」「叱る必要はまったくない」と思う人がいます。私は後者です。なぜなら、牛乳をこぼしても命にかかわる問題ではないし、こぼさないための正しい方法を教えればいいだけだからです。
怒られると子どもは委縮して、正しい方法を学ぶまでに至りません。親も疲弊します。
子どもの頃から叱られていた人ならなおのこと、「なぜ私はあんなに叱られたの?本当に悪かったの?」と自分の中の常識を疑ってみてください。
マンガでわかる 精神論はもういいので怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください
問題はママでも子どもでもなく「しくみ」。しくみを変える「認知行動療法」で、子どもをムダに叱る日々とサヨナラしましょう!『マンガでわかる 精神論はもういいので怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください』1,430円(主婦の友社)
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