子育てがうまくいかない、毎日イライラして叱ってばかり。「ダメなママでごめんね…」と悩んでいる方は多いと思います。そんなときは、その行動を誘発する【しくみ】を見直してみることが大切なのだとか。
そこで、小学生ママたちが抱えるお悩みと解決ポイントを、ご自身もADHD(注意欠如・多動症)の傾向がある臨床心理士・中島美鈴さん監修『マンガでわかる 精神論はもういいので怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください』から一部ご紹介します。
Q.子どものお友達関係について気になることが。親はどうアドバイスすべき?
友達がワガママで約束を守らない子らしく、よく文句を言っています。話を聞くとイやな子だなぁと感じるのですが、どんなアドバイスをすべき?
A.大人目線で「白か黒か」を決めないで。ポイントはわが子が今後も遊びたいかどうか
小学校にはいろんな子が集まっています。たまに不条理を味わうこともありますが、それも貴重な経験なのです。
まずは子どものグチを聞き、「えー?それはひどい!」と思ったなら素直に共感してください。そのうえで「今後もその子と遊びたい?」と聞いてみましょう。
「遊ばない」と言うなら距離のとり方を考え、「遊びたい」と言うなら「今度同じことがあったらこうしよう」などの対策を親子であれこれ考えてみましょう。
大人はつい「正しい」「正しくない」で判断しがちなのですが、世界は勧善懲悪だけで成り立っているわけではありません。
白か黒かではなく、グラデーションの中で折り合いをつけ、自分らしくかかわれる子になってほしいですね。
マンガでわかる 精神論はもういいので怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください
問題はママでも子どもでもなく「しくみ」。しくみを変える「認知行動療法」で、子どもをムダに叱る日々とサヨナラしましょう!『マンガでわかる 精神論はもういいので怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください』1,430円(主婦の友社)
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