昔から言い伝えられてきた暮らしの知恵や教え、気持ちなどを短い言葉で表した「ことわざ」。いつもの会話の中でサラッと使っていたら、とても知的な印象にランクアップ!
そこで、人気書籍『小学生が夢中になる!こくご教養マンガ』より、大人でもあまり耳なじみがないけれど、普段の会話で取り入れやすそうなことわざの意味を解説します。あなたはいくつ意味を知っていますか?
第1問「勝ってかぶとの緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)」
このことわざの意味、わかりますか?正解は…!?
【意味】
敵に勝つなど、成功しても気を抜かずに、気を引きしめようということ。
【使い方】
テストで満点を取ったが、「勝ってかぶとの緒をしめよ」というのだから、油断せずにがんばろう。
【由来】
戦いに勝っても、かぶとのあごのところで結ぶひもをしめ直して、反撃にも備えるべきだということから。
第2問「獅子の子落とし(ししのこおとし)」
このことわざの意味、わかりますか?正解は…!?
【意味】自分の子に厳しい試練を与えようとすることの例え。
【使い方】先生は「獅子の子落とし」の教育方針で自分の子どもを厳しく育てているという。
第3問「朱に交われば赤くなる」
このことわざの意味、わかりますか?正解は…!?
【意味】人は付き合う友達によって良くも悪くもなるということ。
【使い方】サボりぐせのある兄を見て、『「朱に交われば赤くなる」からあなたも気を付けなさい』と母に言われた。
第4問「のれんにうで押し(のれんにうでおし)」
このことわざの意味、わかりますか?正解は…!?
【意味】どんなにがんばっても、手応えがなく、効果がないこと。
【使い方】高校生の兄に私のおやつを食べないよう何回お願いしても、「のれんにうで押し」でいつも食べられてしまう。
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あなたは何問正解できましたか? もっとたくさんのことわざが知りたい方は『小学生が夢中になる!こくご教養マンガ』をご覧ください。
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