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はじめまして!
今回から「元保護犬ジジのつれづれ日記」を連載させていただく、エシカルライフ研究家のRIRIKOです。
さて、タイトルの通りわが家には、今年10歳になったトイプードルの女の子(おばちゃん)&元保護犬のジジがいます。
ジジと暮らしはじめて4年が経とうとしていますが、もちろん最初からうまくいくはずがありません。
泣いたり、笑ったり、ほっこりしたり。
そんな"すったもんだ"な4年間を、つれづれなるままに書きたいと思いますので、どうぞお付き合いくださいね。
それは、当時長男8歳、長女5歳、次男3歳の3人の子どもたちの「犬が欲しい」攻撃から始まりました。
「犬?誰が面倒見るん?」
「俺らが見るやん!」
「・・・・・・」
「自分の面倒も見られへんのに?」という言葉を必死で飲み込む姿をご想像いただけたら嬉しいです…。
初めはスルーしていたのですが、日々子どもたちは「犬が欲しい」を連発するのです。挙げ句の果てには「今から、野良犬探しに行こう!」なんて3人で旅の準備まで始める始末。
一度こう!と言い出したら、テコでも動かない根性は誰に似たのでしょう。もうちょっと他のこともそれくらいやってよね。なんて思いながらも、やっぱり簡単にはOKは出せない。
だって命ですから。
でもやっぱり「なぁ、ママー。犬が欲しいー」は止まりません。
毎日毎日"犬が欲しい"攻撃に若干疲れた私の最後の逃げ道。それは「パパがいいって言ったらね」。
そんな簡単にはいかんのだよ、子どもたち。ふふふ。世の中には、自分たちの思い通りに行かぬことの方が多いのであってだな。
ところがどうでしょう?帰宅したパパは、いとも簡単にあっさり。
「いいんちゃう?」
母、最後の砦も虚しく飛び上がる子どもたち。
「いつ買いにいくー???」
小躍り気味の子どもたちに「買いにいかへんで」とパパ。
「え?ほなもらってくんの?」
「ペットショップには行かん。どうしたらええか自分らで考えてみ」
そこから家族サミット(家族間の話し合いや目標を決める会議です笑)を繰り返し、どうやら世の中には「保護犬」という、行き場を失った犬たちがいるらしいことに辿り着きました。
ジジは現在10歳。わが家へお迎えしたのはジジが6歳の時でした。
ジジは元ペットショップの繁殖犬。6歳を迎えてお役御免になり、殺処分対象に。
繁殖犬とは、ペットショップに並ぶ仔犬を産むためだけの犬のこと。狭いゲージに入れられて、餌だけを与えられ、繁殖期を迎えたら仔犬を産む。ジジはそんな6年間を送っていました。
繁殖犬や捨てられた犬、悪質なブリーダーによる飼育環境の悪さなどを懸念する声から、近年保護犬に対する関心が高まりつつあります。
ですが実際には、心に何らかの傷を負っていたり、身体的にハンデを抱えている犬も少なくなく、家族に迎え入れるにはそれなりに覚悟が必要です。
3人の子どもたちもまだ小さい中、動物を飼うなんて無理ー!!!その上保護犬だなんて…。
ただ、そんな事実を知ってしまったからには、やっぱり無視はできない。全ての動物を救うなんて絶対無理だけど、一匹くらいなら、居場所を作ってあげることくらいできるかもしれない。
そんな風に考え、ある秋晴れの日に一家でとある場所に向かいました。
↑わが家に来たばかりの頃のジジ。感情を押し殺すように目を瞑っていることが多かった。
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>>>次のお話 はじめての保護犬カフェ。待ち受けていたのは切ない真実と運命の出会い|元保護犬ジジのつれづれ日記#2