無印良品から新登場した数量限定商品は、399円と低価格です。それには「わけ」があるとのこと。その「わけ」とともに商品をチェックしてみます。
残反で作ったスリッパシリーズ の「わけ」とは
その無印良品の「わけ」あり新商品は「残反で作ったスリッパ」シリーズ。
シリーズには「残反で作ったスリッパ」「残反で作ったパイルスリッパ」「残反で作ったあたたかファイバースリッパ」の3種類あり、いずれも価格は399円です。
この「残反で作ったスリッパ」シリーズの特徴は、過去に無印良品が販売したスリッパ製造の際に使われずに残っていた予備の生地(残反)を活用して、作られていること。
無印良品では、残反、残糸等、素材を余すところなく活用して作った商品など「わけ」あって低価格を実現した商品を「なるほど低価格」と位置づけています。
なので、無印良品のネットストアの「残反で作ったスリッパ」シリーズをみてみると「なるほど低価格」のマークがついています。
商品の背景をサクッと説明しましたが、それでは商品自体はどうなんでしょうか。このシリーズの中の1つ「残反で作ったパイルスリッパ」を購入したので、レビューします。
無印良品 399円の「残反で作ったパイルスリッパ」
残反で作ったスリッパシリーズの紹介文には、もう1つの特徴が記されています。それは、このスリッパ3種類いずれも、軽くて持ち運びに便利なところ。
手にしてみると、紙で作られているのではないかと思うほどの軽さ。自宅のキッチンスケールで測ったら片足25gでした。
スリッパといっても、持ち運びに便利な携帯用スリッパのように、踵がある形。
クッションとして中板生地が入っており、手で触ってみるとふわふわ感がある底ですが、実際に履いてみると、厚みはさほど感じられません。床の冷たさは感じませんが、床が凸凹した感じは足裏にも伝わります。
そして底面は折り曲げることも可能。軽くて、折り曲げることもできるので、携帯用スリッパとしても活用できそうです。
また、底面が折り曲がるので、しゃがんだり立ったり子どもにあわせた姿勢をとることが多いママには、履きやすいスリッパのように感じます。
リーズナブルだし、軽いし、持ち運びにも便利なスリッパですが、ちょっぴり難点もあります。
その1つが残反で作られているので、色味がえらべないこと。ネットストアで購入する場合は、表示されている色味と異なる色合いのものが届くかもしれません。
ただ、店頭では逆にいろいろな風合いのスリッパとして並んでいるので、好きな色味を選べるというメリットにもなります。
そして2つ目は、裏側の縫い代部分が、やや気になること。
これは足の形状にもよると思うので、まれなケースかもしれませんが、裏側の縫い代が親指に当たる感じが気になりました。ジャストサイズのMを選択したのですが、ひと回り大きいLサイズを選んでもよかったかな、と思いました。
ちょっと気になる点を挙げてみましたが、とても肌触りの良い生地。素足にはくのがおすすめです。
お手入れは、ネットに入れれば洗濯もOK。なので、スリッパというよりも、靴下感覚で履くと、ゴムの締め付けもなく、足先の冷えも解消されるので良い感じです。
無印良品は、9月に新業態「無印良品 500」の1店舗目をオープンさせ、500円以下の日用品のラインナップを拡大していく方針を打ち出しています。これからもどんなリーズナブル価格の商品が登場するのか楽しみですね。
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※価格はすべて税込価格。店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合や、掲載商品が廃番、仕様変更等となっている場合があります。 撮影・文/栗山佳子