こんにちは。あらいぴろよです。
私、妊娠前は炭水化物大好き人間で、一食におにぎりなら3つ、パスタは200gゆでちゃうような、炭水化物にすべてを捧げたといっても過言ではない人間でした。
とにかく炭水化物が大好きだったんですが、妊娠して3ヶ月ごろ突然、炭水化物の全てがダメになってしまったのです。
3度のご飯は、卵かけごはん派だった私は悲しみと戸惑いに打ちのめされましたよ…!
まあでも、仕方がない。母体に耳を傾けて、食べられるものを探そうと思いました。
そしたら…ジャガイモ!!っていうかフライドポテトが頭に浮かんだのです。そうだ!自分で作ろう!
うふふっ☆なんでも手作りしちゃう私っていいママにな・り・そ・う♪いっぱい食べたいから箱で買っちゃおっと!節約ママにもな・れ・る・か・な?
ところが…
できあがってみると、なにこれ…。なんか…気持ち悪い物体なんだけど…。ほんとに私の知ってるフライドポテトさんなの?別人じゃない?って気持ちに。
仕方ないので他の調理法であれこれジャガイモ料理を作ってみたけど、”気持ち悪い物体”は変わらず。
あれ…?…ジャガイモが食べられなくなってる…。箱買いしたジャガイモ…どうしようこれ…。
そこで登場、廃棄物処理班・夫のミサワさん。
ミ…ミサワさぁぁぁぁあああん!!ありがとう!!私がんばる!!頑張ってつわり乗り越えるううぅぅ!!!!!
ということで、ジャガイモとはあっさりサヨナラした私を次に虜にしたのは
豆腐そうめん…!スッキリ爽やかな彼に会いたい。寝ても覚めても心は豆腐そうめん一色。
でも、うちの近くのスーパーでは売ってなかったんですよ。そうなるとネットで箱買いしかない。1箱12個入り。
一瞬じゃがいもの悪夢が脳裏をかすめましたが…大丈夫、大丈夫。食べられますとも。っていうか食べたいんだよ。ポチっとな。
で、1個食べたら、それでもう満足しちゃって、あとは食べたくない。残りの11個はもちろん廃棄物処理班のミサワさんへ。
お次はメロンパン。それも、ただのメロンパンではなく、緑色した皮にメロンクリームが入ったもの。
自分でも、もう何が何だかわからないのですが、ある特定のメロンパンじゃないと絶対にダメな気がして、食料調達班でもあるミサワさんに事細かにメロンパンの特徴を話し、確認し、在庫がある分全て買い占めてきてくれと執拗に懇願しました。
ミサワさんは、指定のメロンパンを大量に買ってきてくれました。メロンパンを両手に抱えた夫は自信に満ち溢れ、眩しく輝いて見えた♡私は「この人と結婚できて本当に良かった、幸せものだ」と涙を流したりもしました。
でも現実は…。1個食べて、2個目はもうアウト!
さらに次の日には、「あれ?恋かも?」ってくらい、納豆巻きが気になって気になって。
ミサワさんが会社帰りに調達してくれた納豆巻きを食べられたのをいいことに、夜の23時。「明日も食べられると思うから、あと10本買ってきて。お腹の子のためにもお願い♡」とか言い出す私。
真夜中…夫は疲れた体にムチ打って、コンビニをはしごし、納豆巻きを10本ゲットしてくれました。
でもやっぱり、次の日には食べられない。もうね、さすがに私も泣きましたよ。なんで?どうなっちゃってるの?
ここまで自分がわからないということがなかったから、なんだか情けなくて泣いてしまったのです。
今になってみれば、仕方なかったなと思えるんです。なぜなら、お腹の中にいる子どもは毎日作られる部分が変わるんだから。その育成に合わせた必要な栄養素がとれたら、欲しい栄養素は他のものへ変わるのかなぁとかって思うんです。
でも当時は、栄養不足が原因でお腹の子に何かあったらどうしようと本気で悩んでいた私。だからせめて1回でも食べられたものは、最大限買い占めるという奇行に走ってしまったのです。
そのお陰で、廃棄物処理・食料調達係であるミサワさんの悲しみと苦しみは出産まで続いたのでした。ホント、ごめんなさい!
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