赤ちゃんが寝ない、夜泣きをする…というのは、どの国の多くのお母さんも困っています。そこでアメリカのIPHI公認、日本人初の乳幼児睡眠コンサルタントとして活動する愛波 文さんの連載がスタート。
連載では、科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドなどをご紹介したり、実際にママたちから寄せられた「うちの子、寝ないんです」「夜泣きがすごいんです」のお悩みについて、アドバイスをいただいていきます。
赤ちゃんは勝手にぐっすりスヤスヤ…という誤解で苦しんだ新米ママ時代
私(愛波さん)自身、長男を出産した当時、赤ちゃんは眠くなったら勝手に寝てくれると思っていました。
出産直後は「わが子のためならすべてを犠牲にして、寝不足になっても大丈夫!」と子育てに気合いが入っていたのですが、生後4~5ヶ月ぐらいになると限界を感じるようになりました。
子育ては親の心が満たされていてハッピーでないと余裕が持てず、つらくなってしまうということを実際に体験して茫然としました。
寝かしつけに効果的と聞けば、藁にもすがる思いでいろいろと試し、長男を抱っこしながらバランスボースに乗って、気づいたら3時間たっていたことも…。
それでも寝てくれなかったので「お願いだから寝て」と言いながら、私のほうが泣いていましたね。
この連載では、読者ママから寄せられた「子どもの睡眠」に関する質問にお答えします。
しかし実は、子どもの睡眠に関しては一言でズバリと答えられないことがほとんど。それほど、お子さんごと家庭ごとに原因や改善ポイントは異なるというわけなのですが…。
けれども、なるべく簡潔にお答えしていきますね。