●蒼色(そうしょく)
2021年の<明治安田生命名前ランキング>で男の子の人気の漢字第9位に選ばれた「蒼」。男の子の人気の名前ベスト10では「あおい・あお・そう・そら」呼びで第3位にランクインしました。
「蒼色」とは、「草の青さ」「草が青く茂る様子」を指し、緑がかった少し暗い青緑色のことです。
「倉」の屋根に青草を使っていたことが由来で、蒼色は「あおいろ」とも読みますが色は「緑色」の系統です。
鮮やかな青い空を指す「蒼空(そうくう)」や、緑がかった深い青色に輝く海を意味する「蒼海(そうかい)」などに使われていることから、さわやかで清々しい、はつらつとしたイメージがあります。
広大な海や一面に広がる空のように解放感とスケールの大きさを感じさせることから、「大きな夢をもつ人になってほしい」という願いが込められます。
また、「草が青く茂る様子」から、土に根を張る草のように地に足がついている印象があります。このことから、「草が育つようにまっすぐとたくましく育ちますように」との願いを込めることができます。
【訓読み】あお(い)、しげ(る)
【音読み】そう
【名のり・人名訓】あおい、しげる、そう
【男の子】・蒼斗(あおと)
・蒼空(そら)
・蒼一郎(そういちろう)
・蒼悟、碧吾(そうご)
・蒼史、蒼志、蒼司(そうし)
・蒼志郎(そうしろう)
・蒼修(そうしゅう)
・蒼隼(そうしゅん)
・蒼純(そうじゅん)
・蒼介、蒼輔(そうすけ)
・蒼成、蒼晟、蒼成、蒼惺(そうせい)
・蒼太、蒼汰(そうた)
・蒼太郎(そうたろう)
・蒼大(そうだい)
・蒼平(そうへい)
・蒼真、蒼馬(そうま)
・蒼明(そうめい)
・蒼矢、蒼也(そうや)
・蒼琉、蒼竜(そうりゅう)
【女の子】・蒼桜(あお)
・蒼彩(あおい)
・蒼佳(あおか)
・蒼巴(あおは)
・蒼葉(あおば)
・蒼乃(あおの)
・蒼花、蒼果(そうか)
・乃蒼(のあ)
「あお」と読む漢字は他にもあり、日常でよく使われるのが「青」。
青は基本色名の一つで、晴れた日の海や瑠璃のような色を指します。澄み切った空の青や、深い海の青をイメージして、「澄んだ心」「広く大きな心」などの願いを名付けに込めることができます。
【男の子】青史(あおし)、柊青(しゅうせい)、青真(せいま)、琉青(りゅうせい)など
【女の子】亜青(あお)、青依(あい)、青香(あおか)、青紗(あおさ)など
●碧色(へきしょく)
「碧色」は強い青緑色のことです。碧は不純物が多く混じった石英の結晶「碧玉(へきぎょく)」を指しています。
碧玉は混ざっている不純物の違いにより青や赤、緑や紫、黄褐色と様々な色になることから、古代より勾玉の素材として用いられてきました。
「碧」は音読みでは「へき」、訓読みでは「あお」「みどり」と読みますが、碧玉が様々な色に変化することから、碧の読み方には「あお」と「みどり」の両方が含まれると言われています。
美しく変化する透明感ある色のイメージから、名付けには「澄んだ心を持つ人になりますように」や、宝石のキラキラしたイメージから「色々なものに興味を示し、目をキラキラ輝かせながら取り組める人に」との願いを込めることができます。
3月の誕生石であるブラッド・ストーンも碧玉の一つ。石言葉の「勇気・献身・勇敢」も名付けの願いとして取り入れることができます。
【訓読み】あお・あお(い)・みどり
【音読み】へき・ひゃく
【名のり・人名訓】きよし・たま
【男の子】・碧(あお、あおい)
・碧生(あおい)
・碧樹(あおき)
・碧太、碧大(あおた)
・碧人(あおと)
・碧晴、碧悠(あおはる)
・碧仁(あおひと)
・碧琉、碧流(へきる)
【女の子】・碧(あお)
・碧伊、碧唯(あおい)
・碧花、碧佳、碧夏、碧果、碧花(あおか)
・碧子(あおこ)
・碧咲、碧沙(あおさ)
・碧凪、碧那(あおな)
・碧巴、碧羽(あおは)
・碧海(あおみ)
・碧希(たまき)
・碧実、碧美(たまみ)
・碧那(へきな)
・碧乃(へきの)
・碧瑠(へきる)
・碧(みどり)