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2021.08.25

妊娠生活

妊娠10週のお腹の大きさは? 注意点は?先輩ママの体験談も!【産婦人科医監修】

つわりが続いていて、つらいというママが多い時期です。日中眠くなったり、体がだるかったりするママもいるでしょう。つわりは「赤ちゃんが元気でいるサイン」と受け止めて、仕事や家事などで無理をしないように過ごして。妊娠10週の注意点をまとめました。

妊娠10週の先輩ママの体験談

妊娠10週のときの体調や体の変化、健診のことなどを先輩ママに聞いてみました。

つわりが続いています!

・においに敏感になったので、通勤電車でいつ吐きけがしても降りやすいよう、ドア付近に立つようにしました。座席の前に立つと席をゆずってくれるのですが、ラッシュがひどい電車なので、気が引けました。(M・Eさん)

・新築のマイホームに引っ越したのに、食べたら吐くの繰り返し。新居なのに、ぜんぜん楽しめなかった!(S・Rさん)

・ちょうどお盆だったのでパパの実家へ帰り、大好きな義母のハンバーグがうれしくて完食したものの、駅のトイレでリバース…。(N・Sさん)

・BIGBANGのライブに行きました。それまでどんよりした気分でしたが、楽しめたし、気分転換になりました。(K・Aさん)

つわりがおさまってきました!

・つわりが落ち着いてきました。お腹が少し出はじめて、ぴったりだったパンツがきつくなりました。(H・Mさん)

エコー(超音波)検査で感動!

・2回目のエコー(超音波)検査を受けました。1回目と比べるとかなり大きく、人間の形になっていてビックリ! 感動しました。(K・Aさん)

便秘、眠け、あめが必須アイテム

・便秘ぎみで残便感があり、トイレが近くなりました。胃腸にガスがたまってお腹が痛くなることも。また、睡眠もふだんと異なり、夜早めに寝たのに朝起きられなかったり、夕方猛烈な眠けに襲われたりしました。あめがおいしく感じられて必須アイテムに!牛乳もやたらに飲みたくなりました。(S・Aさん)

正中線が変化

・正中線(せいちゅうせん/おへそを中心とした上半身の縦の線のこと)か濃くなってショック!(K・Aさん)

妊娠10週のエコーでみる赤ちゃんの様子

妊娠10週 エコー写真妊娠7週で1cmだった頭殿長(とうでんちょう/頭からおしりまでの長さ)は、妊娠10週には3cmに。体重は約10gになります。ちょうどミニトマト1個分ぐらいの重さですね。

胎児は発育するにつれて、身体の各部位の比率が変化しますが、このころになると二頭身から三頭身になります。また、手足が完成して動かせるようになり、手足を合わせるようなしぐさをしたり、足を伸ばしたりしている様子が確認できるようになります。つわりがつらくて気分が滅入っているママも、かわいい赤ちゃんの超音波画像を見ると元気が出るでしょう。

皮膚はまだ透明ですが、顔にはうっすらと産毛が生えはじめています。鼻やまぶた、唇などが形づくられ、あごのラインもはっきりしてきました。手足の指もでき、指先には爪もできています。

心臓、肝臓などのほとんどの臓器がほぼ完成し、腎臓と尿管もつながり、排泄機能が働くことから飲み込んだ羊水をおしっことして出せるようになります。また、赤ちゃんは羊水を飲んだり吐いたりすることで、生まれてからの肺呼吸の練習をします。

9週の後半から生殖器が形成され始め、男の子は睾丸、女の子は腟が作られはじめます。ただし、超音波検査で性別が判断できるのは妊娠20週前後なので、それまで楽しみに待ちましょう。

妊娠10週のお腹の大きさ

妊娠前は鶏卵ぐらいの大きさだった子宮は、女性の握りこぶしぐらいの大きさになります。外見上はまだ妊娠前とほとんど変わりませんが、やや下腹部がふくらんできます。下着がきつくなったと感じたら、そろそろマタニティ用のものに切り替えましょう。

マタニティ用のインナーやウエアは、お腹や胸を締めつけず、種類が豊富で通気性や肌触りなどの機能性もすぐれています。赤ちゃんを気づかいながら、ママも快適に過ごしましょう。

妊娠10週にはつわりは治まるの?

一般的に、つわりは妊娠7~11週ごろピークになり、妊娠12~16週ごろ自然と治まるケースが多いようです。妊娠10週では、まだつわりが続いているママが多いでしょう。ただし、つわりの時期については個人差が大きく、妊娠10週で落ち着いてくるママもいれば、出産の日まで長く不快症状に悩まされるママもいます。

つわりでつらいときは、家事や仕事で無理をしないように。仕事の疲れやストレスがたまると、つわりがよけいに重くなります。仕事を続けているママは、いつもよりペースダウンするように心がけましょう。

食事は食べたいものを食べたいときに食べ、外出時は空腹を避けて糖質補給を。趣味などの集中できるものを見つけたり、音楽などで気分転換をはかったりするのもおすすめです。

妊娠10週の流産の確率はどのくらい?

妊娠12週未満の流産を初期(早期)流産といいます。この時期の流産の原因は、染色体異常など胎児側の要因で起こることが多く、防げるものではありません。

正常な妊娠では、まず胎嚢(たいのう/赤ちゃんを包む袋)が妊娠4週の中ごろから認められるようになり、妊娠週数が進むにつれて、少しずつ大きくなっていきます。次のステップとして、胎児と胎児心拍が妊娠6週ぐらいから認められるようになり、妊娠7週以降には確実に胎児心拍が確認できるようになります。

流産は全妊娠の約15%に起こりますが、妊娠10週でしっかりと胎児心拍が確認されていれば、流産の確率はかなり低くなります。あくまでも目安ですが、9割程度は順調に成長していくことが多いでしょう。

妊娠10週のマイナートラブル

妊娠中はホルモンや体の変化によって、さまざまな不快な症状が起こります。妊娠10週ごろ、よくある症状を紹介します。

便秘

妊娠すると、子宮の収縮を抑えて流産を防ぐため「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が増えます。このホルモンが腸の働きも弱めてしまうため、便秘になりやすくなります。また、つわりで思うように食べられなくなり、腸に入る量が減ることも便秘の原因となります。

水分がとれるようならスープやみそ汁などを多めにとったり、好きなフルーツを凍らせて食べたりしてみましょう。食事がとれるママは、食物繊維の多い野菜やヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品、ごぼう、玉ねぎ、バナナなどのオリゴ糖を多く含む食品をとるようにすると、便秘解消に効果があります。

日中、眠くなる

妊娠初期に眠けを感じるママがたくさんいます。はっきりとした原因はわかりませんが、妊娠すると急激に増える黄体ホルモンの影響で眠くなるのではないかといわれています。

つらいときは短時間の睡眠をとったり、軽いストレッチや散歩などで動かしたりすると、すっきりするかもしれません。妊娠中期になると、眠けが落ち着いてくるママが多いようです。

立ちくらみ(脳貧血)

立ちくらみは、妊娠中によくあるマイナートラブルの1つ。立ち上がると、血液は下半身に集まりますが、通常は自律神経が下半身の血管を収縮させて血管を押し上げ、上半身の血液を保つように働きます。

ところが、妊娠すると自律神経のバランスが乱れてしまうため、血管を収縮させる反応がうまく作用せず、上半身の血液が不足し、脳の血液の流れが一時的に少なくなって立ちくらみが起こります。クラッとしたら横になってしばらく休みましょう。

血管が浮き上がる

お腹まわりや足、乳房の血管が浮き上がることがあります。これは、妊娠したことでママの全身の血液量が増えたことが原因です。心配しなくて大丈夫ですが、足がだるくなったときは、サポート効果のある弾性ストッキングをはいたり、クッションなどを使って足を高く上げて休むようにしましょう。

正中線の変化

正中線は、おへそを中心とした上半身の縦の線のこと。普段はあまり意識しないものですが、妊娠するとメラニン色素が活性化して、黒い線がくっきりと見えてくることがあります。また、正中線に沿った体毛が濃くなることも。産後は薄くなるので心配しないで。

妊娠10週の注意点

つわりがひどいときは受診を

つわりが重く、1週間に2~3kg体重が減ったり、1日に何十回も吐いたり、水分も受けつけなくなったりしたときは受診しましょう。消化器症状が強いつわりを「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といい、ブドウ糖輸液の点滴などの治療が行われます。治療は通院でも受けることができますが、症状やママの環境によっては入院をすすめられる場合もあります。

口内を清潔に

つわりのときは歯を磨くのもつらくなり、口の中のケアがおろそかになりがち。また、胸のムカつきを抑えるために、常に何かを口にする傾向があります。

むし歯は口の中が酸性のときにできやすいのですが、口内に食べ物が残っていると酸性になるため、むし歯の温床にならないよう注意が必要です。歯磨きができないときは、デンタルリンスで口をゆすぐだけでもよいでしょう。

風疹の抗体のないママは要注意

妊娠初期の血液検査で風疹の抗体がないママや抗体値が低かったママは、人混みに出たり、感染者に接触したりしないよう、細心の注意を払いましょう。風疹は、妊娠16週ごろまでにママが感染すると、胎盤を通して赤ちゃんも感染し、心疾患、白内障、難聴、緑内障などの障害(先天性風疹症候群)を引き起こす危険性があります。風疹の抗体のない家族がいる場合は、予防接種を受けてもらいましょう。

記事を読む⇒⇒⇒【妊娠10週0日/予定日まで210日】風疹の検査を受けましょう

無理せず、パパに協力してもらう

つわりがないママや、症状が落ち着いてきたママは、調子がいいからとって妊娠前と同じように動かないように。家事は普通にこなしてかまいませんが、窓拭きや風呂掃除など高い所に手を伸ばしたり、お腹に負担がかかる姿勢をするのは、なるべく避けましょう。

買い物はパパに頼んだり、宅配サービスやネットスーパーなどを利用するのも一案。料理もキッチンに立ちっぱなしになると腰やお腹に負担がかかるので、ときどき座って休みましょう。動くのは「妊娠前の7~8割ぐらい」という感覚でいるといいですね。

文/小沢明子 超音波画像出典/『はじめてママ&パパの妊娠・出産』(主婦の友社)

【監修】 竹内 正人

⽇本医科⼤学⼤学院修了。⽶国ロマリンダ⼤学留学を経て、葛飾⾚⼗字産院などに勤務。よりやさしい「⽣まれる・⽣きる」をサポートするため、国や地域、医療の枠をこえて活動する⾏動派産科医。

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