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平熱が低い、体力がない、寝起きが悪い、風邪をよくひく…その原因は「冷え性」の可能性があります。改善のカギは生活リズムと運動、そして食事。ここでは、冷え性を改善するための食事法とおすすめレシピをご紹介します。
手足が冷える、体がだるい、寝つきが悪いなどの症状は、血行不良でも起こります。子どもの平熱は大人よりも高めですが、36度未満という低体温の子どもが増えていて、冷えからくる心身の不調を訴える子も少なくありません。
「冷えは万病のもと」といわれますが、体温が1度下がると免疫力は30%下がるといわれ、ウイルス感染のリスクが上がる、病気の回復に時間がかかるなど、心配な状況を招きます。
冷えの要因は大きく2つあります。1つは自律神経の乱れです。血流や体温調節にかかわる自律神経がうまく働かないと、体のすみずみに血液が行き渡らず、血行不良が起こります。
もう1つは筋肉量不足。筋肉には熱をつくり出す役目があり、筋肉量が少ないと熱量も少なくなります。女性に冷え性が多いのは、男性に比べて筋肉量が少ないから。
最近の子どもは外で運動することが減り、筋力が低下していることも、冷えと関係しているようです。
血行不良には自律神経が深く関わっているため、やる気が起きない、イライラするなど、メンタルに影響することも。
睡眠時間を十分にとり、規則正しい生活をして、自律神経を整えましょう。ぬるめの湯ぶねで体を温め、神経をリラックスさせるのも効果的。
適度な運動で筋肉を動かすことも大事です。「体温36度以上の子どもの約6割が週2回以上の運動をしている」という調査結果も。※出典:岡本株式会社「子どもの低体温に関するアンケート」
一日のうちで、朝は体温がいちばん低いため、朝食をとってエネルギーを補給し、体を目覚めさせて。食事量が少ないと、体は熱をつくり出すことができません。また、日頃から温かい食べ物や飲み物をとり、体を冷やさないように心がけましょう。
冷え対策の栄養素で注目すべきは、血行をよくするビタミンE。脂溶性なので、油で調理すると吸収率が上がります。体を温める効果のあるしょうがやねぎ、にんにくもおすすめです。辛み成分の硫化アリルは血液をサラサラにし、血行を促進してくれます。
●ビタミンE
かぼちゃ、アボカドなど。緑黄色野菜やナッツ、うなぎ、はまち、鮭などの魚介にも多く含まれます。
●体を温める食材
しょうがやねぎの辛み成分は血行を促進し、体を温めてくれます。しょうがは加熱することで温め効果がアップ!
〈材料〉2人分
豚ひき肉・・・100g
ねぎ・・・2本(200g)
白菜・・・1
ほうれん草・・・小1/4束(50g)
A
しょうがのしぼり汁、しょうゆ、片栗粉・・・各小さじ1
B
鶏ガラスープのもと・・・小さじ2
水・・・3カップ
塩、こしょう・・・各少々
ごま油・・・大さじ1
〈作り方〉
1 ねぎは青い部分まで7~8mm厚さの斜め切りにし、白菜はざく切りにする。ほうれん草はゆでて水にとり、水気をしぼって3cm長さに切る。
2 ボウルにひき肉、Aを入れて練り混ぜる。
3 鍋にごま油を熱してねぎを焼き色がつくまで炒め、Bを加える。煮立ったら白菜を加えて2~3分煮る。
4 ②を小さく丸めて加え、浮き上がってきたらほうれん草を加え、塩、こしょうで味をととのえる。大人は好みでラー油をたらす。
POINT
2大冷えとり食材、ねぎ&しょうがで血行を促進します。ほうれん草からは、血液の材料となる鉄をチャージ。
〈材料〉2人分
豚薄切り肉・・・150g
かぼちゃ・・・100g
にら・・・1/2束(50g)
もやし・・・1/2袋(100g)
白菜キムチ・・・150g
にんにく・・・1かけ
A
こぶ(10cm角)・・・1枚
水・・・3カップ
みそ・・・大さじ1
ごま油・・・小さじ2
〈作り方〉
1 豚肉は食べやすい長さに切る。かぼちゃは5mm厚さで食べやすい大きさに切る。にらはざく切りにする。キムチは大きければ一口大に切る。にんにくは包丁の腹でつぶす。
2 フライパンにごま油、にんにくを入れて熱し、香りが立ったら豚肉を加えて炒める。
3 鍋に移してAを加え、煮立ったらキムチを加えてみそを溶き入れる。かぼちゃを加えて一煮し、やわらかくなったらにら、もやしを加えてさっと煮て、好みでごまを振る。
POINT
にらは体を温める食材。ビタミンEも期待できます。キムチに含まれる辛み成分カプサイシンは代謝促進効果があるとされています。
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『はじめてママ&パパの子どもの栄養』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです