切って冷凍するだけの「切りおき野菜」で離乳食作りが圧倒的にラクに！初期～完了期おすすめレシピ18品

時間があるときに野菜を切って、冷凍庫へ。冷凍庫に野菜のストックがあるだけで、圧倒的時短が実現します。使いかけの野菜がしなびてしまう悲しい事案とも決別！離乳食のいろいろなメニューに使えるので、ぜひ試してみてくださいね。

切りおき野菜が離乳食に便利な3つのポイント

1 切る作業がないから調理が速い

皮や種を除いて、細かく刻むのはけっこうな重労働。冷凍した野菜は、解凍せずそのまま調理に使えて便利。さらに細かくしたいときは、凍ったままサクサクと刻めます。

2 いろいろな野菜を少しずつ使える

離乳食に使う具材は10g、20gと少量。買ってきた野菜を新鮮なうちに切りおきストックしておけば、冷蔵庫でしなびることもなく、かしこく使い切ることができます。

3 冷凍することで栄養価がアップ

野菜は冷蔵庫で保存しているうちにも栄養が落ちていきます。買ってすぐに冷凍すれば、栄養を逃さずキープ！さらに野菜の種類によっては、冷凍によって栄養価がアップするものも。

離乳食に使いやすい！野菜の切りおきストックおすすめ7選

離乳食に使いやすい7つの野菜をセレクト。トマトは、カット缶を使うと皮や種を除く手間がありません。フリージング用の密閉袋に平らにして冷凍し、2週間以内に使い切りましょう。

βカロテンが2倍に！｜にんじん

皮をむき、1cm角に切って冷凍。14×16cmのフリージングバッグに、1本分（約140g）がぴったり。冷凍することでβカロテンやルテインなどの栄養がアップします。

甘みがアップ♪｜玉ねぎ

皮をむき、5mmくらいの角切りに。14×16cmのフリージングバッグに、小さめのもの3/4個分（130g）。いろいろな料理に使える万能食材なので、まとめて切っておくと便利です。

使い残しの心配なし｜トマト缶

カットトマト缶を100gずつフリージングバッグに入れ、平らにならして冷凍庫へ。生のトマトの場合は皮や種を除く必要がありますが、缶詰なら手間なし。冷凍すれば少量ずつ使えます。

変色を防ぎおいしく保存|ブロッコリー

小房に分けてフリーザーバッグへ。カミカミ期以降や大人は茎も食べられます。茎も実は栄養豊富。厚めに皮をむいて食べやすい大きさに切り、一緒に冷凍しておきましょう。

冷凍しても食感をキープ！｜キャベツ

5mmくらいの粗みじん切りにしてフリージングバッグに入れ、平らにならして冷凍庫へ。大きめの葉2枚で約100gです。丸ごとで買ったキャベツも冷凍すれば、使い切りやすい。

レンチンしてから切るのがラク｜かぼちゃ

かぼちゃ1/4個（200g）は種とわたをとってラップに包み、電子レンジで3分加熱してひっくりかえし、さらに1分加熱し皮を除き、1cmくらいの角切りにしてフリージングバッグへ。

うまみ成分も栄養価も高まる！｜しめじ

1本ずつほぐしてフリージング。14×16cmのフリージングバッグに1/2パック(約80g)入ります。しいたけなどほかのきのこ類も冷凍可能。薄切りなど使いやすい状態で冷凍を。

生後5～6ヶ月頃（離乳食初期・ゴックン期）の野菜切りおきレシピ

ペースト状で冷凍するより、下ごしらえの手間が少ないのが「野菜切りおき」の魅力。冷凍ストックした野菜は火の通りが早く、短時間でやわらかくなります。

にんじんのトロトロ

〈材料〉
冷凍にんじん･･･大さじ2（20g）

〈作り方〉
1 鍋ににんじんとかぶるくらいの水を入れ、やわらかくゆで、ざるに上げる。
2 なめらかにすりつぶし、ゆで汁大さじ1でのばす。

ブロッコリーオニオンエッグ

〈材料〉
冷凍ブロッコリー･･･小房1個（10g）
冷凍玉ねぎ･･･大さじ1（10g）
かたゆで卵の黄身･･･1/4個分（5g）

〈作り方〉
1 ブロッコリーと玉ねぎは熱湯でゆでる。ブロッコリーはつぼみの部分のみをそぎとってすりつぶす。玉ねぎもすりつぶす。
2 黄身は裏ごしする。
3 器に①、②を盛り合わせる。混ぜながら食べさせる。

トマキャベ

〈材料〉
冷凍トマト･･･大さじ1（10g）
冷凍キャベツ･･･大さじ1と1/2（10g）

〈作り方〉
耐熱容器にトマトを入れてラップをかけ、電子レンジで約20秒加熱してすりつぶす。キャベツは熱湯でゆでてすりつぶし、トマトとともに盛り合わせる。

かぼちゃがゆ

〈材料〉
冷凍かぼちゃ･･･大さじ2（20g）
10倍がゆ･･･大さじ2（30g）
※10倍がゆは、米1：水10（ごはん1：水9）の割合で炊いたもの

〈作り方〉
1耐熱容器にかぼちゃを入れてラップをし、電子レンジで30〜40秒加熱してすりつぶし、10倍がゆと混ぜ合わせる。

キャベツフィッシュ

〈材料〉
冷凍キャベツ･･･大さじ3（20g）
白身魚（鯛の刺し身など）･･･刺し身1/2切れ（5g）

〈作り方〉
キャベツと白身魚は熱湯でゆで、それぞれすりつぶす。

生後7～8ヶ月頃（離乳食中期・モグモグ期）の野菜切りおきレシピ

サッと刻んだり、ゆでてあらくつぶしたり、冷凍野菜を使えばモグモグ期の赤ちゃんにとって食べやすい形状にするのもあっという間。彩り豊かなメニューがパパッと完成します。

キャベツとサーモンの煮込みそうめん

〈材料〉
生鮭･･･1/8切れ（10g）
冷凍キャベツ･･･大さじ3（20g）
冷凍玉ねぎ･･･大さじ1（10g）
そうめん･･･15g（1/3束弱）
だし･･･1/2カップ

〈作り方〉
1 キャベツと玉ねぎはみじん切りにする。そうめんはゆでて水洗いし、みじん切りにする。
2 小鍋にだしを煮立て、鮭を入れてゆでて取り出し、皮を除いて細かくほぐす。
3 ②の鍋にキャベツ、玉ねぎを加えてやわらかく煮、そうめん、鮭を加えてひと煮する。

トマトパンがゆ

〈材料〉
冷凍トマト･･･大さじ2（20g）
サンドイッチ用食パン･･･1枚（15g）
牛乳･･･大さじ3

〈作り方〉
小鍋に細かくちぎったパン、トマト、牛乳を入れて弱火にかけ、ヘラなどでトマトを細かくつぶしながら煮る。

にんじんとブロッコリーの豆腐サラダ

〈材料〉
冷凍にんじん･･･大さじ2（20g）
冷凍ブロッコリー･･･小房1個（10g）
絹ごし豆腐･･･3cm角（40g）

〈作り方〉
1 鍋ににんじんとかぶるくらいの水を入れてやわらかくゆで、同じ湯でブロッコリーもゆでる。にんじん、ブロッコリーのつぼみをみじん切りにする。
2 豆腐は湯通しして5mm角に切り、①とあえる。

かぼちゃとカッテージチーズのサラダ

〈材料〉
冷凍かぼちゃ･･･大さじ2（20g）
カッテージチーズ･･･小さじ1/2

〈作り方〉
耐熱容器にかぼちゃを入れてラップをかけ、電子レンジで30〜40秒加熱して細かくつぶし、カッテージチーズと盛り合わせる。

キャベツの鶏ひきあん

〈材料〉
冷凍キャベツ･･･大さじ3（20g）
鶏ひき肉･･･大さじ1（10g）

A
片栗粉･･･小さじ1/4
水･･･小さじ1/2

〈作り方〉
1 キャベツを熱湯でゆでてみじん切りにし、器に盛る。
2 小鍋に水大さじ2（分量外）、鶏ひき肉を入れて混ぜて火にかけ、鶏肉の色が変わってきたら細かくつぶし、混ぜ合わせたAを加えてとろみをつけ、①にかける。

生後9～11ヶ月頃（離乳食後期・カミカミ期）の野菜切りおきレシピ

切りおきストックした野菜は、冷凍によって細胞が壊れ、甘みやうまみが引き出しやすくなっています。野菜の好き嫌いが出始めた赤ちゃんにもおすすめです。

かぼちゃとしらすのコロッケ風

〈材料〉
冷凍かぼちゃ･･･大さじ3（30g）
しらす干し･･･大さじ1と1/2（10g強）
コーンフレーク･･･大さじ1

〈作り方〉
1 耐熱容器にかぼちゃを入れてラップをかけ、50秒〜1分加熱し、つぶす。しらす干しは熱湯をかけて塩抜きをし、粗みじん切りにする。
2 ①を混ぜ合わせて4等分の円盤型に成型し、砕いたコーンフレークを表面に貼りつける。

しめじのミートソースパスタ

〈材料〉
冷凍しめじ･･･3本(10g)
冷凍玉ねぎ･･･大さじ1/2(5g)
冷凍トマト･･･大さじ2(20g)
合いびき肉･･･大さじ1と1/2(15g)
ショートパスタ･･･15g
塩･･･ひとつまみ
オリーブ油･･･少々

〈作り方〉
1 しめじはみじん切りにする。ショートパスタは袋の表示時間より少し長めにゆで、1cm長さに切る。
2 小鍋にオリーブ油を熱し、玉ねぎをしんなり炒め、合いびき肉、しめじの順に加えて炒める。ひき肉がポロポロになったらトマトを加え、細かくつぶしながら煮、塩で調味してパスタの上にかける。

お野菜オムレツ

〈材料〉
冷凍にんじん･･･大さじ1と1/2（15g）
冷凍ブロッコリー･･･小房1個（10g）
卵･･･1/2個
牛乳･･･小さじ1
塩･･･ひとつまみ
バター･･･小さじ1/2

〈作り方〉
1 鍋ににんじんとかぶるくらいの水を入れてやわらかくゆで、途中でブロッコリーも加えてゆでる。それぞれ粗みじん切りにする。
2 ボウルに1、Aを入れて混ぜ合わせる。
3 小さめのフライパンを中火で熱してバターを溶かし、②を流してオムレツ状に焼き、食べやすく切る。

キャベツと納豆のねばねば丼

〈材料〉
冷凍キャベツ･･･大さじ3（20g）
ひきわり納豆･･･大さじ2（20g）
しょうゆ･･･2～3滴
軟飯･･･ 80g
かつお節･･･少々
※軟飯は、米1：水3～2（ごはん1：水2～1.5）の割合で炊いたもの

〈作り方〉
1 キャベツは熱湯でやわらかくゆでる。
2 軟飯に①、しょうゆを混ぜ合わせた納豆をのせ、もんで細かくしたかつお節を散らす。

生後1歳～1歳6ヶ月頃（離乳食完了期・パクパク期）の野菜切りおきレシピ

スープやいためもの、煮物にと幅広くアレンジできる切りおきストック。この時期、積極的に取り入れたい手づかみ食べメニューにも活用できます。

しめじと油揚げの混ぜごはんおにぎり

〈材料〉
冷凍しめじ･･･6本（20g）
油揚げ･･･1/3枚（20g）
しょうゆ、砂糖･･･各小さじ1/2
ごはん･･･80g

〈作り方〉
1 しめじ、油揚げは粗みじん切りにし、耐熱容器に入れてAを混ぜ合わせてラップをし、電子レンジで1分加熱する。
2 ごはんに①を汁ごと混ぜ合わせ、食べやすくにぎる。

煮るだけ豚汁

〈材料〉
冷凍にんじん･･･大さじ1（10g）
冷凍玉ねぎ･･･大さじ1（10g）
冷凍かぼちゃ･･･大さじ2（20g）
豚ひき肉･･･大さじ2（20g）
だし･･･3/4カップ
酒･･･小さじ1
みそ･･･小さじ1/2

〈作り方〉
1 小鍋にだし、酒、かぼちゃ以外の野菜とひき肉を入れて混ぜ、火にかける。
2 アクがでてきたらとり、野菜がやわらかくなるまで煮たらかぼちゃを加えてひと煮し、みそを溶き入れる。

ぶりのトマト煮

〈材料〉
冷凍トマト･･･大さじ2（20g）
冷凍ブロッコリー･･･小房2個（20g）
ぶり･･･1/3切れ（20g）
オリーブ油･･･少々
しょうゆ･･･小さじ1/4

〈作り方〉
1 ぶりは1cm角に切る。ブロッコリーは熱湯でゆでて1.5cm大に切る。
2 鍋にオリーブ油を中火で熱し、ぶりを入れて焼き、トマト、水大さじ1（分量外）を加えて煮、しょうゆで調味する。ブロッコリーとともに盛り合わせる。

ブロッコリーとゆで卵のロールサンド

〈材料〉
冷凍ブロッコリー･･･小房2個（20g）
ゆで卵･･･1/2個
サンドイッチ用食パン･･･2枚（30g）
マヨネーズ･･･小さじ1

〈作り方〉
1 ブロッコリーは熱湯でやわらかくゆでて、ゆで卵の白身とともに粗みじん切りにする。
2 ボウルに①と卵の黄身、マヨネーズを入れ、黄身をつぶしながら混ぜ合わせる。
3 パンの上に②を等分に塗り広げ、それぞれ手前からくるくると巻く。ラップに包んで5分置き、食べやすく切る。
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