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2022.10.04

離乳食の基礎知識

コロナ禍でビタミンD欠乏が増えている!?離乳食で栄養を補うには何を食べればいい?

骨の強化や免疫力アップに欠かせない「ビタミンD」。予防医療・栄養コンサルタントの細川モモさんによると「コロナ禍でビタミンD欠乏に拍車がかかっているのでは」という指摘が。赤ちゃん時代にビタミンDを効率よくとるためにはどうすればよいか、詳しく聞きました。

骨がやわらかくなる「くる病」の増加が懸念されている

ビタミンDには、腸管からのカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の強化や身長の伸びに欠かせません。赤ちゃんはミルク、大人は牛乳を飲んでいればカルシウムは足りていると思っていても、ビタミンDを欠乏させると、骨や歯の成長に影響してしまいます。

新型コロナウイルス感染症が流行する前から、乳幼児の「くる病」は右肩上がりに増えています。くる病とは、ビタミンDが欠乏して骨がやわらかくなる病気のこと。身長の伸びが悪かったり、足がO脚になったりして、1歳6ヶ月の健診などで判明することが多いです。

コロナ禍で、外出の頻度が長期的に減っているいま、ビタミンD欠乏に拍車がかかっているのではないか、と心配です。ビタミンDの血中濃度を上げるには日光浴が有効なので、人混みではない場所でのお散歩や公園遊びを日課にしてくださいね。

実はビタミンDは、近年では「免疫のビタミン」としても、世界的に注目を集めているんです。新型コロナウイルス感染症の罹患リスクや重症化リスクとも関わっていることが、明らかになっています。

ビタミンDは乳幼児だけでなく、妊婦さん、ママ世代、シニア世代も不足しています。ママはシミ対策のUVケアも重要ですが、感染症に対する抵抗力を高めるためにも、せめて手足は日光浴を! 

日差しの強くない時間帯や冬場は、日焼け止めを使わずに外に出ることもおすすめします。

「ビタミンD」を含む食材をとる

日光を浴びていない、UVケアしている、という場合は、食事からのビタミンD補給も心がけて。ビタミンDの主な供給源は、魚! 紅鮭、さば、あじ、しらす干しなどに豊富。卵やきのこからも摂取できます

適度な日光浴をする

ビタミンDは「サンシャインビタミン」と呼ばれ、顔や腕、足が出る服装で、皮膚に日光を浴びることで、体内でつくられます。適度な日光浴は、ビタミンD産生のために欠かせません。

日照時間の少ない地域や季節は要注意

少ない地域や、雨天が続く季節には、ビタミンDが不足しやすいです。ビタミンDオイルやシロップを飲み物などにたらすのも、手軽な補給方法です。

「ビタミンD」を強化!時期別・離乳食レシピ

白身魚とじゃがいものトロトロ|生後5~6ヶ月頃(離乳食初期・ゴックン期)

ビタミンD 離乳食〈材料〉2回分
白身魚(鯛)・・・10g(刺し身1切れ)
じゃがいも・・・15g(中1/10個)
湯冷まし・・・大さじ2

〈作り方〉
1 じゃがいもは皮をむいて小さく切り、やわらかくゆで、すりつぶす。
2 同じ湯で白身魚もゆでて火を通し、じゃがいもと合わせ、なめらかにすりつぶす。
3 湯冷ましで食べやすいかたさにのばす。

POINT
脂肪の少ない白身魚でビタミンDを補給。とろとろのじゃがいもに混ぜれば、魚もパサつかずにゴックンできます。

卵とコーンのミルクパンがゆ|生後7~8ヶ月頃(離乳食中期・モグモグ期)

ビタミンD 離乳食〈材料〉2回分
溶き卵・・・1/2個分
食パン(8枚切り)・・・1/2枚(耳を除く)

A
クリームコーン※・・・30g(大さじ2)
粉ミルク・・・5g
水・・・100ml
※あれば食塩不使用タイプ・裏ごしタイプ。薄皮がある場合は裏ごしする。

〈作り方〉
1 鍋にAを入れて混ぜ、火にかける。
2 煮立ったら弱火にし、溶き卵を回し入れて混ぜ、火を通す。
3 食パンを細かくちぎって加え混ぜ、ひと煮立ちさせる。

POINT
卵は鉄が豊富なうえ、ビタミンDもとれるから超優秀!卵黄1個まで食べられたら、卵白も少量から食べさせてOK。

にんじんとツナのオムレツ|生後9~11ヶ月頃(離乳食後期・カミカミ期)

ビタミンD 離乳食〈材料〉4回分
ツナ水煮缶(食塩不使用)・・・35g(1/2缶)
にんじん・・・20g(中1/8個)
塩・・・ひとつまみ
オリーブ油・・・少々

〈作り方〉
1 にんじんは皮をむき、すりおろす。
2 ボウルに卵を割りほぐし、①、ツナ缶、塩を加えまぜる。
3 フライパンにオリーブ油を熱し、2を流し入れる。半熟状になるまで手早くまぜ、端に寄せてオムレツ形にととのえる。返してふたをして、ごく弱火で3分焼き、卵に火を通す。

POINT
卵とツナでビタミンDをダブル摂取。卵焼きは手づかみ食べにもぴったり。大人も一緒においしく食べられます。

きのこ入りさつまいももち|生後1歳~1歳6ヶ月頃(離乳食完了期・パクパク期)

ビタミンD 離乳食〈材料〉12個分
しいたけ・・・20g(1個)
しめじ・・・20g(1/5パック)
さつまいも・・・1本(正味150g)
片栗粉・・・小さじ1(様子を見て増やす)
しょうゆ・・・小さじ1/4
ごま油・・・少々

〈作り方〉
1 さつまいもは皮をむいて一口大に切り、水にさらしてアク抜きする。きのこは石づきを切り落とし、みじん切りにする。
2 鍋にさつまいも、水を入れて熱し、煮立って5分たったら、きのこを加えてさらに5分ゆで、ざるに上げる。
3 ボウルに②と片栗粉、しょうゆを加え混ぜ、12等分し、平たい円形にととのえる。
4 フライパンにごま油を熱し、③を並べ入れ、両面をこんがりと焼く。

POINT
刻んだきのこで、ビタミンDをプラス。甘いおいもに混ぜるから、きのこが苦手な子も気づかずに食べちゃうミラクルレシピ。

余った分は保存容器に入れるかラップで包み、冷蔵で1日、冷凍で1週間保存可能。必ず再加熱してから与えてください。
てんさい糖は、きび砂糖やオリゴ糖でも代用可。
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記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃん「腸活」で便秘を解消!離乳食に積極的に取り入れたい4つの食材とは
記事を読む⇒⇒⇒生後7~8ヶ月頃は「鉄」不足になりやすい!鉄強化レシピで赤ちゃんの貧血予防を

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ベビモ

スタイリング・調理/ダンノマリコ レシピ制作/伊藤ちさき、山田綾香(ともにラブテリ トーキョー&ニューヨーク)文/水口麻子 撮影/佐山裕子 『Baby-mo(ベビモ)2022年秋冬号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 細川 モモ 予防医療コンサルタント/一般社団法人ラブテリ代表理事

アメリカで最先端の栄養学を学び、2009年に予防医学プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。女性の妊活・妊娠・出産をサポート。妊婦向け栄養アドバイス本『Luvtelli Baby Book 1』『Luvtelli Baby Book 2』『成功する子は食べ物が9割(以下シリーズ続刊)』が好評発売中。二児の母。

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