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2022.09.22

育脳・知育

ひろつるメソッドで子どもをバイリンガルに!0~2歳児に「英単語」を身につけさせる方法とは?

子どもをバイリンガルに育てるには、海外に住んだり留学させなければ無理…なんて諦めていませんか?実は、両親が日本人だって、海外留学をしなくたって、高い英会話教室に通わせなくたって、バイリンガルになることはできるんです。

ハーバード大学を首席で卒業したバイオリニスト・廣津留すみれさんがその一人。この連載では、書籍『おうちでほぼバイリンガルの育て方』より、すみれさんの母・廣津留真理さんの子育てメソッドをご紹介します!

前の記事を読む⇒⇒⇒娘が公立高校→ハーバード大学に現役合格!ひろつる式“おうちでバイリンガル”の育て方とは?

今回は、娘に英単語を覚えさせるために、真理さんが実践した0~2歳向けの具体的な方法です。すべてを真似できなくても、必ずやヒントが見つかるはずです。

単語カードを手作り。まずは同じ母音の単語から

娘が生まれたときから、英語と日本語で話しかけていましたが、話し言葉だけだと定着しないですし、文字が読めないと本を読むことができないので、まずは文字と意味を理解できるようにと、イラスト入りの単語カードを作り始めました。

娘が1歳くらいのときだったと思います。A4よりも少し大きいくらいのサイズの紙に、表にはイラストを、裏には単語を子どもが見やすいように大きく書きます。

最初の1カ月は、母音の数が一つで、かつ同じ母音の単語を集め、グループ単位で覚えるようにしました。

たとえば、母音がaで発音記号は[æ]のもの。できるだけ身近にあるものを選びながら、hat, bag, cat, gasなどのカードを作って覚えていきました。英語は日本語よりも母音の数が多いので、母音が一つの単純なものから始めるのがいいと思います。

次の1カ月は、カタカナ英語として使われている単語に注目しました。banana, cake, boatなどです。

カードを作るのが楽しくて、私は夜なべをして作っていましたが、イラストを描くのが苦手だというかたも、いまなら、インターネットですぐにイラストや写真の画像を見つけられるので、それをプリントしてはるだけで手軽にできます。

英語は最初から英語で覚えるのが肝

カードの使い方は、イラストを見せてからその単語を読み、裏にある単語の文字を見せるだけ。帽子のイラストを見せて「hat」と言い、裏返して「hat」の文字を見せ、かばんのイラストを見せて「bag」と言い、裏返して「bag」の文字を見せるといったぐあいです。

ここでのポイントは、日本語訳と書きとりは不要ということ。帽子のイラストから「帽子だね、じゃあ英語は何だろう?」などと言う必要はありません。英語は最初から英語で覚えるのです。これで娘は、どんどんカードをクリアしていきました。

また、「すみれちゃん、これは何?次のこれは?」などと聞いてしまうと、子どもは緊張してしまいます。子どもに答えさせようと一生懸命にならなくても、子どもは親のまねをするのが大好きですから、同じように「hat」「bag」と言い始めます。

ここで大いにほめてあげます。親にほめられるとうれしくて、また次も次もと自分から要求してきます。ほめるときは、「親と同じようにできた」からほめるのではありません。ちょっとくらい違っていても、自分でやったことに対してほめてあげます。

できないからといって、「違う、こうでしょ」などとは言いません。しかってしまうと、親の顔色を見たり、やるのがいやになってしまいます。

「飽きる1分前にやめる」ことが重要

英語を覚えるときには、パーフェクトは要求しませんでしたし、まちがっていても訂正して正しいことを教えたりもしませんでした。娘が楽しんで覚えるのが一番ですから、楽しく続けられるようにサポートすると決めていました。

カードを使って単語を覚えるといっても、子どもはすぐに飽きてしまいます。「これは楽しいことだ。またやりたい」と思わせておくくふうも必要になります。

まずは、子どもがどんなふうになったら飽き始めているかを見きわめること。子どもの様子を見ていると、「あ、飽きてきたな」というのがわかります。子どもが飽きてしまう前にやめるのが肝心です。

すでに飽きているのに、「これは何?」「ここまでやろう」と強制すると、いやになってしまいます。いまは飽きてきてやりたくなくても、時間をおくと「またやりたい」と思わせるのがコツです。

そのためにも、子どもにはいやな体験として記憶させないことが重要です。娘も飽きる前にやめることで、またやりたいと続けることができました。「飽きたらやめる」ではなく「飽きる1分前にやめる」です。

どこの家でも英語と日本語で生活している!?

単語を覚えることに加えて、この時期、もう一つ大事にしていたことに、「英語がある生活が当たり前だと思わせること」があります。英語の絵本などを目に入るところにおいておき、ときどき、英語で話しかけたりします。たまには、外国人の友人を招いてホームパーティーもしていました。

それで娘は、「どこの家でも、英語と日本語を使っている、これがふつうだ」と思い、日本語を覚えるように英語も覚えていきました。英語を日常にする、これも必要なことだったように思います。

ただ、夫やほかの家族に「英語で話しかけて」などと言ったことはありません。強制すると、勉強という空気になり息が詰まりますし、家族間がぎくしゃくしてしまうかもしれません。そういった雰囲気を子どもは敏感に感じとりますから、気持ちが落ち着かなくなります。

子どもの力を伸ばすためには、家族が仲よくすることです。家族仲がいいと、心地よいリラックスした環境になり、子どもも落ち着いてものごとにとり組むことができます。

まとめ

いやになる1分前にやめて、無理強いしない。
まちがっていてもいい。やったことを大いにほめる
英語がある生活がふつうだと思わせる

次の記事⇒⇒⇒【2~3歳児向け】ひろつる式・バイリンガルに育てるための「英語絵本」活用術とは?

廣津留真理さん
Mari Hirotsuru ●ひろつる式ディリーゴ ブルーマーブル英語教室代表、一般社団法人Summer in JAPAN(SIJ)代表理事・CEO、株式会社ディリーゴ代表取締役。大分県在住。早稲田大学卒。高いレベルの英語教育を最初から行う「ひろつるメソッド®」により、多数の生徒を英検1級・準1級合格に導く。ハーバード大生が講師のサマースクールを2013年より開催。著書に『ひろつるメソッド 子ども英語 Don Don English! 英検5 級対応 CD つき』(主婦の友社)など。
『おうちでほぼバイリンガルの育て方』
(Kindle版 1,287円 単行本 1,178円/主婦の友社/2019年12月刊)

日本でバイリンガルを育てた親4人の英語子育てを紹介。何から始めたらいいのかわからない人、英語が苦手な人…どんな人でもトライしやすいメソッドがたくさんです!

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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