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同じ内容の食事を、1人で黙って食べるか、それとも家族で食卓を囲んでなごやかに食べるか。
「同じものを食べるのだから、栄養としては同じでしょう?」
そう思いたくなりますが、実は「吸収率」が違います。おしゃべりをしながら、笑いながら楽しく食べると、幸せな気持ちになりますね。すると脳内のハッピーホルモン「セロトニン」が分泌され、消化酵素の働きが活性化して、栄養素の消化吸収もよくなるのです。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(平成17年度)によると、朝ごはんを「子どもだけ」で食べる割合は、小中学生で40%にも達しています。朝ごはんだけでなく晩ごはんも、家族一緒に食事をする割合は、年々減ってきています。
共働き世帯が増えている上、子どもは習い事や塾通いなどで忙しくなると、どうしても一緒に食べる機会は失われてしまいます。
食事をすることは「空腹を満たす」「栄養をとる」だけではありません。誰かと楽しく食べて「おいしかったね!」と満足感をともに味わえば、イライラが抑えられ、心が落ち着きます。
食事=楽しいという条件反射ができている子どもは、食べることが好きになり、生きる力の基本ともいえる「食べる意欲」が順調になっていきます。10代でうつになった子は、家族で食卓を囲んだ経験が少ない、というデータがあります。食事を楽しめないと、心の病にもなってしまいます。
大人と同じように、子どもも生活の中で無意識のうちにストレスを感じています。それでも、食べる意欲があって、食事による幸福感を味わうことができれば、1日に3回もストレスをリセットする機会があるということ。食事は、ストレス解消の特効薬なのです。
強い心に育ってほしいと思ったら、毎日の食事をおいしく、楽しく食べることがいちばん!忙しくても、せめて週末だけでも家族そろって食べる、友達とホームパーティーをするなど、親子ともに楽しい食事の時間をぜひつくってみてください。
『成功する子は食べ物が9割』1,430円(主婦の友社)
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