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2022.08.14

病気・ケガ・救急

動き回る赤ちゃんの誤飲&転倒事故に注意!実際にあった事故例を参考に対策を【おすわり・つかまり立ちの頃】

手先が器用になり掴んだものはなんでも口に入れるので、おすわりやつかまり経ちの時期は事故が急増する時期なのだとか。家の中で注意すべきポイントを小児科医の山中龍宏先生に聞きました。

【おすわり・つかまり立ちの頃】手先が器用になり誤飲事故が急増!

【おすわり・つかまり立ちの頃の赤ちゃん】
●頭が重たいのでバランスをくずしやすいとき。おすわりの時期は後ろへ転倒、はいはい~つかまり立ちが始まると前への転倒が多くなります。

●手指を器用に使えるようになり、気になるものはなんでも手に取りつかんで口へ。また、あらゆるものにつかまって立ちたがる時期でもあります。

●足の力が増し、目を離したすきにはいはいであっという間に移動。逆に足や腰の安定感はまだないので、つかまり立ちの時期は転倒が多発。

6ヶ月を過ぎて圧倒的に増えるのが誤飲事故。なんでも口に入れる時期なので、大人は危険なものをきちんと覚えておき、赤ちゃんのそばに決して置かないようにしてください。

一番危険なものはボタン電池。ガソリンや除光液など揮発性の高いものも危険度が高く、飲むと肺に入って肺炎を引き起こします。はいはいで行動範囲が広がるので、部屋に落ちているものはないか点検を。

危険①こまかいパーツや上の子のおもちゃは要注意!

なんでも口に入れる時期なので、小さなものはもちろん、はずれやすい部品も危険です。また、上の子が持っているこまかいパーツのおもちゃに興味を示し、誤飲をしてしまう事故も。きょうだいのいる家では特に注意を払って。

危険②家具の扉は開かないようにガード!

手が届く位置にある家具にはロックを取り付けるなどの対策を!キッチンや洗面所の低い位置の収納スペースには洗剤をはじめ危険なものが多く、誤飲の事故が起こります。また、引き出しや扉で手をはさむこともあるので気をつけて。

危険③テーブルクロスを引っ張り思わぬ事故に!

高いところに手が届くようになり、手の力も増す時期。テーブルクロスを使う家庭が多いですが、赤ちゃんが引っ張って熱い飲み物をかぶったり、食器が落ちてきたり、非常に危険です。クロスの使用は控えましょう。

危険④お風呂場では少しの時間も目を離しちゃダメ!

洗面器に入った少量の水でも、鼻と口がふさがれてしまえば赤ちゃんはおぼれ、5分もすれば死に至ります。また、すべって転ぶ、浴槽に転落するなどの事故も多いので、浴室内では決してひとりにしてはいけません。

記事を読む⇒⇒⇒お風呂で赤ちゃんが溺れてしまったら?応急処置と事故を防ぐための対策ポイント【医師監修】

危険⑤薬や化粧品は手の届かない場所に保管!

大人がよく使う化粧品や薬。うっかり置きっぱなしにしがちですが、赤ちゃんが誤飲をしたら大変です。床上1m以上の場所に保管し、ふだんからキャップやふたをしっかり閉めておくことで、事故の予防につながります。

危険⑥ティッシュの箱を近くに置かない!

赤ちゃんはティッシュを箱から出して遊ぶのが好きです。どこの部屋にも置いてあるティッシュですが、水に溶けないためのどに詰まると窒息するおそれが。赤ちゃんの手の届くところに置きっぱなしにするのはやめましょう。

危険⑦おぼれる危険あり。トイレには入らせない!

赤ちゃんは頭が重たいので、便器の中をのぞきこんでそのまま頭から落ち、体を起こせなくなることも。トイレでもおぼれる事故が起こることを覚えておいて。また、洗剤の誤飲事故もありえるので、トイレにむやみに入らせないこと。

危険⑧家具や家電につかまり立ち。倒れないよう固定を!

どこでもつかまり立ちをする時期。不安定な家具や電化製品の場合、手をかけた拍子に倒れて赤ちゃんが下敷きになる危険が。赤ちゃんがさわれない場所に移動したり、しっかり固定するようにして。

実際にあった赤ちゃんの〈事故ケガ〉実録~おすわり・つかまり立ち編~

誤飲誤嚥のなかで最も危険なのはボタン電池!ボタン電池は、飲み込んでしまうと食道に引っかかり、そこに電流が流れて消化管の壁に潰瘍を作ります。

死に至ることもあるので非常に危険なもの。電化製品は必ず赤ちゃんの手の届かない場所に保管しましょう。

ゴミ箱に捨ててあった加熱式タバコの残骸を口に!

ゴミ箱は手の届かないところへ、誤飲しそうなものは見えるところに捨てないなど気をつけていましたが、夫が捨てた加熱式タバコの吸い殻を口に。家族で気をつけないといけないなと反省しました。(千葉県N・Kさん)

電気ケトルの熱いお湯でやけど!

ミルク作りに便利で、低月齢のころから使っていた電気ケトル。全然危ないと思っていなかったのですが、ある日コードを引っ張り、熱湯をかぶって大やけど!(東京都Y・Kさん)

お兄ちゃんが遊んでいたジェルボールの洗剤を誤飲しそうに…!

5歳のお兄ちゃんがジェル状の洗剤を見つけて遊んでいたところに、9ヶ月の下の子が参戦。洗剤をつかんで口元へ持っていこうとしていたんです。止めたのでよかったのですが、ヒヤヒヤ…。(茨城県Y・Sさん)
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手先が器用になり、行動範囲がぐんぐん広がる時期の赤ちゃんは危険がいっぱい!好奇心旺盛な赤ちゃんの動きを察知&予測して事故やケガを防ぎたいですね。

記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃんがやけどをしてしまったら?自宅での応急処置と予防・対策ポイントも【医師監修】
記事を読む⇒⇒⇒ソファから転落!?スタイで窒息!?家の中で起こる赤ちゃんの事故対策を小児科医がアドバイス【ねんねの頃】

『Pre-mo(プレモ)2018春』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 山中 龍宏 緑園こどもクリニック 院長

東京大学医学部卒業。東大医学部小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部部長を経て、1999 年から日本小児保健協会傷害予防教育検討会委員長、内閣府消費者安全調査委員会専門委員などを歴任。

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