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好き嫌いが多かったり小食だったりすると、きちんと栄養がとれているか心配になりますよね。幼児期は好き嫌いがあっても、調理の工夫で食べられるようになることが多いもの。ここでは、食べさせ方の基本ルールと調理のコツについてご紹介します。
幼児期は自我が芽生え、ことばが発達して意思表示もできるようになるため「好き嫌い」を言ったり、好きなものしか食べない「ばっかり食べ」が目立ったりしやすい時期。
でも、ほうれん草は苦手でもチンゲン菜なら食べられたり、魚は鮭と白身魚なら食べられるというように、全部がダメでなければ大丈夫。好き嫌いも成長のひとつの段階と考えて、基本的にはあまり気にせずゆったりと見守りましょう。
とはいえ、あまりにも好き嫌いが多かったり、偏食がひどかったりする場合には、いろいろなものを食べられるようにしていきたいですね。時期によって「好き嫌い」を言う理由が少し違ってきますので、それによって対処法を変えていきましょう。
おなかがすいているかどうかで、食べたり食べなかったりする時期です。3食+おやつの時間を決めて、規則正しく食事をすること、食事と食事の間におやつや甘い飲み物をあげないようにすることが大切。食事の時間にしっかりとおなかをすかせるようにすると、食べられる場合が多いです。
気分によって食べたり食べなかったりする時期。一度「いや」といったものでも、違うお皿に盛っていたり、家族みんなで食卓を囲んだりするなどシチュエーションが変わるだけで食べたりもします。「嫌いだから」と決めつけず、切り方、盛り付け方などを変えて食卓に並べましょう。
この年齢になると、嫌いという理由がはっきりしてきます。前に食べたときに「苦かったから」「骨が刺さったから」「かみにくかったから」など、子どもにどんなところが嫌いなのかを聞いて、それを解消するような調理法をしてみましょう。例えば、トマトなら酸味が強く口あたりが悪い種の部分を取り除くと、食べやすくなります。
一口でも食べられたらほめましょう。カレーやハンバーグなどに細かく刻んで入れた場合でも、食べられらたら「〇〇が入っていたんだよ。食べられたね」と教えてほめてあげて。
たくさん盛り付けると、それだけでハードルが上がってしまいます。子どもが一口で食べられるくらいの量を盛り付けて。
カレーやハンバーグなど子どもが好きな料理に入れたり、肉で巻く、卵でとじるなど、子どもが好きな食材と組み合わせて。
食材は子どもの口に入りやすい大きさに切ってあげましょう。魚の皮や骨など食べにくい部分を取り除くのもおすすめです。野菜は大人が食べるより、やわらかく加熱を。
無理強いしたり、しかったりすると、ますますその食材が嫌いになってしまいます。代わりに同じような栄養価のほかの食材を使って調理しても。
仕上げに溶き卵を加えてふんわりとじると、見た目も華やかになるうえ口当たりもよく食べやすくなります。
皮のかたい触感が食べにくいと感じることも。皮を除いてあげると、やわらかくかみやすくなります。
やわらかくゆでても繊維がつながっていて食べにくいので、縦横に小さく切ってあげましょう。
星や車、ハートなど子どもが好きな形にすると、楽しく食べられます。子どもに型抜きのお手伝いをさせても。
片栗粉をまぶしてから煮たり焼いたりすると、パサつかず、つるんと食べやすい食感になります。
細切りにしても長いと子どもは食べにくいのです。短めの細切りにしてあげましょう。
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「好き嫌い」の意思表示ができるようになる幼児期は、食べさせるのもひと苦労。まずは嫌いな理由を確かめて、今回紹介している食べさせ方や調理法を試してみてくださいね。
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『はじめてママ&パパのすくすく幼児食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです