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2022.08.02

育脳・知育

【4歳・5歳・6歳の脳育て】脳が劇的に発達する3年間は、子どもの〈個性を認めて伸ばす〉ことが大事な時期

集団活動が始まる4歳から小学校入学の6歳までの3年間も、子どもの脳は劇的に発達していきます。どう変化していくのでしょうか?親の関わりのコツとともに、小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生がアドバイスします。
※ここで記載している各年齢ごとの身長と体重は、それぞれ4歳0~6ヶ月未満、5歳0~6ヶ月未満、6歳0~6ヶ月未満児の平均幅です。

「いい子」にしなくて大丈夫。子どもの個性を大きく育てて

いよいよ幼稚園に入る年齢になりますが、「子育てはひと段落」とはいきません。遅い・早いという発達の違いはあっても、似たような道筋で成長してきた赤ちゃん時代とは違い、ここから先はテキストのない子育てが始まります。向き合うべきは、子どもの個性です。

「5歳になれば自己コントロール力がつく」といわれても、衝動性の強い子もいれば、マイペースな子もいます。「4歳なら片足立ちができる」といわれても、運動遊びが苦手な子には簡単ではありません。年齢別の目安は、あくまで目安。「なんでできないの?」とは思わないでください。

園での集団生活の中で、「できる子」「いい子」は目立つものです。わが子と比べて落ち込むこともあるかもしれません。でも、この段階での「いい子」には、たいした意味はありません。たまたまこの段階で、大人にとって都合がいいというだけのこと。

大事なことは、どんな子でもその個性を認め、伸ばすことです。「自分が好き」と思える子にすることです。そうすれば、個性は必ず魅力に変わります。そして幼児期の子育てそのものも、とてもハッピーになります。

幼児期の子どもは、好奇心旺盛でやる気満々で、ママとパパが世界でいちばん好きなのです。いっしょにいるだけで、楽しくなる存在です。大笑いしながら家族の時間を過ごすこと以上の「育脳」はありません。

【4歳】年少さんのがんばりをそっと見守って!

【4歳の平均DATA】
●体重:12.56~20.24㎏
●身長:93.8~109.5㎝
●脳の重量:約1200g
●1日の睡眠:11時間

まだまだ甘えたい年頃です
ママに甘えたい気持ちいっぱい。園から帰ったらひざにのせて、子どものおしゃべりを聞いてあげましょう。

ますます機敏に。片足立ちだってお手のもの
4歳になると、片足で数秒立っていることができるようになります。バランス感覚はばっちり。

【4歳】自立心や自己コントロール力がぐんと伸びてきます

体つきがしっかりして、1時間以上歩くことも平気になります。はさみを使って紙を切ることがさらにじょうずになり、人の顔に手足がついた絵をかくようになります。

幼稚園の3歳児クラスに入園する子は、ママのいない環境での集団生活を初体験。不安な気持ちを持ちながらも、ルールや決まりを守り、園での生活に自分を合わせていこうとがんばります。家ではあたたかく迎え、ゆったり過ごさせましょう。

【5歳】心が高度に発達して友だち関係も豊かに

【5歳の平均DATA】
●体重:14.01~23.15㎏
●身長:99.1~116.5㎝
●脳の重量:約1300g
●1日の睡眠:11時間

家族の一員としての役割を持たせて
お手伝いではなく、家の仕事を分担するというスタンスに。やり方をていねいに教え、やってくれたら感謝の言葉を。

「好き」なことに夢中になれる
「できるようになりたい」という思いが強くなり、できるまで挑戦する姿が見られます。

【5歳】スピーディですばしっこい動き生活動作も器用にこなします

運動能力は格段に進歩。木登りやターザンごっこ、ブランコをこぎながらのジャンプなどで、自分の力を試そうとする子もいて、ママはハラハラするかも。

指先はさらに器用になり、ボタンもファスナーも扱えます。ルールのある遊びができ、相手の気持ちをくんで動けるようになります。

【6歳】メキメキ育つ知識欲。いよいよ小学生!

【6歳の平均DATA】
●体重:15.71~25.25㎏
●身長:104.2~123.6㎝
●脳の重量:約1300~1400g
●1日の睡眠:11時間

人に合わせたり協力したりできる
社会性が育つので、トラブルが起きたときに自分たちで解決できることも。「みんなでがんばる」気持ちも育ちます。

手先がますます器用になる
工作や手芸などがじょうずになります。創意工夫したり、完璧を目ざしたりと、やり方はそれぞれです。

【6歳】文字や数字への興味がわきルールや約束を守れるように

年長さんになると、食事やトイレ、着がえなどを自分だけでできる力が育っています。身体能力が高まるうえにルールや決まりを守れるようになるので、スポーツや楽器演奏に挑戦するのもいいでしょう。

文字や数字にも興味を持ち、知識欲も盛んになります。昆虫や電車など、夢中になって調べたり暗記したりするテーマができる子も。
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記事を読む⇒⇒⇒幼児期の子どもにベストな習いごとの選び方とは?失敗しない&続けさせるコツも紹介
記事を読む⇒⇒⇒子どもが学校を休みたがっても、すぐに否定してはいけない!親が真っ先に確認すべきことは?

『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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