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2022.07.31

1歳・2歳

2歳児~3歳児の身長・体重はどれぐらい?言葉や運動の発達は?親が言ってはいけないNGワードも【専門家監修】

2歳の子どもは「テリブル・ツー」(魔の2歳児)と呼ばれるように、ママ・パパにとっては少し大変な時期。いわゆる「イヤイヤ期」といわれる第一次反抗期の始まりです。ここでは2歳~3歳児の発育・発達や心の成長について詳しくご紹介します。

2~3歳の子どもの特徴は?

表情>甘えたい!でも自分で!

魔の2歳児といわれるようにイヤイヤを全身で表現するころ。まだまだ甘えたい時期でもあり、ママ・パパを振り回します。

口>仕上げ磨きで虫歯予防を

3歳 歯磨き3歳頃には20本の乳歯が生えそろいます。虫歯にならないように、歯磨きの習慣をつけて、仕上げ磨きもていねいに行いましょう。

手>指先の機能がグンと発達

スプーン いつから指先がますます器用になります。上から握って持っていたスプーンも、3歳になると、下から持って、上手に食べられるように。

足腰>より高度な動きが可能に

3歳足の機能がより発達します。3歳近くになると、段差から跳び降りるなど、ダイナミックな動きができるようになります。

2~3歳の子どもの運動能力の発達は?

公園の遊具でも思い切り遊べるように

2歳になると多くの子は、歩いたり、小走りをするのはお手のもの。足を使うことで筋力がつき、ジャンプをしたり、滑り台も滑れるようになります。

指先はいっそう器用に、積み木を8個くらい積めるようになり、絵をかくことにも熱中します。

さらに3歳になると、運動の基本的な能力は、ほぼ完成。階段の上り下り、短時間の片足立ちもできるようになるでしょう。

2~3歳の子どもの体の発達は?

おむつはずしの準備が整う子が増えてきます

身長、特に足がグンと長くなり、体型のバランスが変わってきます。赤ちゃん時代が終わり、もうすっかり幼児です。

また、膀胱におしっこをためられるようになってきて、おしっこの間隔が2~3時間あく子が出てきます。それがおむつはずし開始のサイン。2歳後半~3歳代はそのピークです。とはいえ個人差もあります。あせらず、進めましょう。

2~3歳の子どもの心の発達は?

3歳になると三語文が始まります

反抗期とはいっても、2歳児はまだまだ親に甘えたい時期。「自分でやる」とがんばって疲れると「ママやって」と甘えてきます。それをわがままとは思わずに、存分に受けとめてあげましょう。親にたっぷり甘えられてこそ、心のエネルギーが満タンになり、社会へ出て行けるのです。

2歳代は、言葉の発達には個人差があります。大人と対等に会話ができる子もいれば、単語がいくつか出る程度の子も。大人の言うことを理解していて、身ぶりなどで意思を伝えようとしている様子があれば、問題ないでしょう。

3歳になると多くの子が「わんわん、おうち、きた」などの三語文を話せるようになります。大人はたくさん話しかけたり絵本の読み聞かせをして、語彙を増やしてあげてください。

2~3歳の子どもの身長と体重の目安は?

男の子の場合

身長81.1~97.4cm 
体重10.06~15.23kg

女の子の場合

身長79.8~96.3cm 
体重9300g~15.23kg

※ベビモ読者データを元に計算。数値は2~3歳未満の身長と体重です。

2~3歳の子どもの飲む量と食べる量は?

朝ごはんをしっかり食べ、生活リズムも見直しましょう

朝ごはんをきちんと食べることで、生活リズムが整います。おやつに甘いものをダラダラと食べ続けることのないように気をつけて。気分によって、食べたり、食べなかったりがありますが、いろいろな食材を使い、栄養バランスのよい献立を心がけましょう。

いろいろな食材を食べさせて
甘いおやつのとりすぎに注意!

2~3歳の子どもの生活はどんな感じ?

Y・Oくんの場合
身長82.0cm体重12.8kg(撮影日/生後2歳0ヶ月14日目)

ついにきた! ウワサの第一次反抗期にママは憂鬱

とうとう2歳になりました。歯も上下16本生えて、小柄ながら走るのも早くなり、成長を実感する日々。そんなある日、息子が見ていたDVDが終わったので、テレビを消すと「まだ見るのー‼」と大激怒。

そのあと、お風呂に入れるために服を脱がそうとすると、泣きながら拒否し、私のことをたたいたり、ひっかいたりして抵抗しました。赤ちゃんのころはお風呂が大好きだったのに…。

今までにない、激しい抵抗。これが「魔の2歳児」と呼ばれる反抗期なんですね。成長の過程とはいえ、ちょっと落ち込んじゃいました。

〈Yくんの24時間スケジュール〉
7:00 パパママ起床&パパ朝食
8:00 ママと朝食
9:00 ママ保育園へ送り、出勤
10:00 外遊び
11:30 昼食
12:00 お昼寝
15:00 おやつ
16:00 室内遊び
17:30 補助食
18:00 ママ保育園にお迎え
19:00 ママと夕食
20:00 ママと遊ぶ、パパ帰宅
20:30 パパとお風呂
21:00 歯磨き
21:30 ママ寝かしつけ、ねんね
23:00 パパママ就寝

〈幼児食メニュー〉
朝食:スープ、おにぎり
昼食(保育園):ごはん、みそ汁、焼き魚、野菜サラダ
おやつ(保育園):ふかしいも、牛乳
補助食(保育園):まぜごはん、スープ、ぶどう
夕食:ごはん、みそ汁、温野菜、納豆

風を切って走るって気持ちいい

2歳児歩き出したのは1歳2ヶ月頃。今では公園内をタタタッと走り回れるようになりました。意外とスピードが速いので、追いかけるママはちょっと大変(笑)

手足を使って公園の遊具を登ります

2歳 公園ますます活発になり、遊具をよじ登るのも得意。登るときはママが後ろから支えていますが、滑り台はひとりで滑れます。

帰宅したらうがい&手洗い

2歳 うがい外から帰ってくると、洗面所へ直行。洗面所の前に置いた踏み台に乗って、手洗いをします。口に水をためて、ブクブクとうがいもできるようになりました。

お客さまが来ると玄関で、あいさつ

2歳 あいさつ来客があると、玄関で待ち構えていて、「こんにちは~」と頭を下げて、あいさつができるんです。お客さまも喜んでくれます。

2~3歳児は、ほかにもこんなことができます!

ママをよく見ていて、ごはん作りもまねっこ

2歳児ママの台所仕事にも興味が出てくるころ。男女を問わず、おままごとが大好きです。3歳近くなると、おもちゃの包丁で、マグネットなどでつながった野菜をザクッと切るのも上手に。

好みがはっきりしてきます

2歳児1歳代では見たり持ったりだった車のおもちゃも、自分で「ブーブー」と声を出しながら、思いどおりに動かして遊ぶように。子どもによって車、電車、動物など、好きな対象もはっきりしてきます。

少しなら友だちとかかわって遊べるように

2歳児ほかの子への関心が増し、「どうぞ」「ありがとう」と受け渡すなど、簡単なやりとりができるように。おもちゃのとり合いはまだあるので、大人のサポートも必要です。

ボタンかけに熱中!大人は見守って

3歳 着替え3歳近くになると指先がますます器用になり、ボタンかけをやりたがる子も。なかなかできずに、かんしゃくを起こすこともありますが、見守ってあげて。

ママのまねをして洗濯物もたたみます

3歳児洗濯物をたたむお手伝いも。タオルをふわっと半分に折る、くるくる巻くなど、精いっぱいのお手伝いをしてくれます。親が喜ぶことがうれしくて、さらにお手伝いしてくれるのもこの頃です。

大人の箸を見て、持ちたがる子も

3歳 箸 いつから大人の箸に興味を持ち、自分も使いたがる子が出てきます。実際に使えるようになるのは3歳を過ぎてからです。今は興味を持ったら持たせるくらいの気持ちで。のどをつかないよう気をつけて!

クレヨンで丸がかけるように

2歳 お絵かき2歳を過ぎると、丸がかけるようになります。始点と終点を合わせるのは、意外とむずかしいこと。指先が器用になった証拠です。3本指で持てる子も出てきますが、4歳頃までは握り持ちでOK。

片足立ちができるようになる子も

3歳児平衡感覚が発達し、重心のバランスをとれるようになると、少しの間、片足立ちができるようになります。バランスを崩したときに体勢を立て直す練習にもなるので、安全な場所でトライしてみて。

遠くをめがけてボールを投げられます

3歳児 ボール投げ転がしたり、前へ落とすだけだったボール操作も、3歳近くになると、肩と腕を大きく動かして、投げられるようになります。片手で握れるくらいのボールが投げやすいでしょう。

ベビーカーは卒業!三輪車デビュー

三輪車 いつから公園通いは補助輪つきの自転車や三輪車で、という子もふえてきます。足に力を入れるコツをつかむまでは、ペダルを前に押し出してこぐのは、むずかしいものです。最初は大人が押してあげて、サポートしてあげて。

【小児科医アドバイス】
「早く」は禁句! 大人の「待つ姿勢」が自立を促します

外から帰ったら手を洗う、入浴のあとはパジャマを着るなど、生活習慣の自立は2~3歳代の大きなテーマです。そこで大切なのはママ・パパの「待つ」という姿勢。

赤ちゃん時代は、ママがなんでもしてあげることで、大人のペースで生活できました。しかしこれからは、子どものペースに切り替える時期になります。大人が手伝えばサッと終わる着替えも、子どものペースだと何分もかかります。

しかし今「待つ」ことが自立を促し、その後の入園・入学をスムーズにしてくれるのです。それに、子どもが「自分でやる」と言っているのに、大人が手を出せば、イヤイヤになり、さらに時間がかかるかもしれません。ここは割り切って、忍耐強く乗り切りましょう。

2~3歳の子どもの気がかりQ&A

2歳 3歳

Q.おもちゃを取られても取り返そうとしません

A.「いや」という気持ちを大人が代弁してあげて
親からすると歯がゆい気持ちでしょう。基本的には見守ってあげることです。この頃におとなしいからといって、将来、集団生活に入ったときに、いじめられるとは限りません。

ただ、普段から、自分の思いを伝えることが苦手な子なら、気持ちを代弁してあげたり、「いや」という気持ちを表現できたら「そうだね、いやだったね」と受け止めてあげてください。

また、自分のものを大切に思うことができるように、名前を書いてあげて、「○○ちゃんのものだね。これ、いいね」と、声をかけてあげることも必要でしょう。

Q.おむつがはずれたのに、下の子が生まれて、もらすように

A.ママとの愛着を確認できれば元通りに
下の子が生まれ、ママは自分ひとりのものではなくなってしまいました。そのショックは子どもにとって大きなものです。

おむつが必要になることで、妹と同じように自分にも手間をかけてほしいと伝えているのでしょう。今はそれにこたえて、安心させてあげて。ママとの愛着関係を確認できれば、元通りになりますよ。

Q.赤ちゃん返りはどうしてするの?

A.「ママがとられそう」「かまって」という甘えたい気持ち
今までは自分が絶対的に保護される存在だったのに、下の子が生まれると、その位置づけがおびやかされます。子どもは不安になって当然です。今までできていたことも、「やらない」と言ったり、急に甘えん坊になったり。これが赤ちゃん返りです。無理に自立させようとせず、親子の愛着関係を実感させてあげるといいですね。

【先輩ママの「赤ちゃん返り」対処法は?】

できる限り、上の子を優先する
「お兄(姉)ちゃんだから」は禁句
できたらほめる!やらなくてもしからない

甘えたい気持ちを尊重してあげると、「ママは自分のことが好き」という自信が持て、下の子を大切にしてくれるようになります。

Q.欲しいものを「買って!」と大泣きします

A.子どもに負けず断固とした親の態度を見せて
子どもは泣きながらも、自分と親との力関係をはかっています。一度、大人が負けて買ってあげてしまうと、同じことをくり返すでしょう。

むしろサッとその場を離れてしまえば、子どもは不安になって追いかけてくるものです。買い物に行くときは、何を買ってあげるか約束しておき、それ以外のものは買わない、親の断固とした態度を見せることがあってもよいと思います。

Q.スプーンやクレヨンなどを握り持ちします

A.3本指で持つのは3~4歳になってから
スプーンで食べたり、クレヨンでなぐりがきができるようになる時期ですね。一つできるようになると、もっとじょうずにと、大人は次のステップを考えてしまうのかもしれません。

でもこの時期なら、握り持ちが当たり前。クレヨンを3本の指で支えて、きちんと持てるようになるのは、まだまだ先です。早くて3~4歳くらいと考えておいていいでしょう。じょうずに使えるのは、これよりもさらに先の話です。

Q.テレビやDVDはどのくらい見せてもOK?

A.一度に20~30分、1日に最長2時間まで
テレビやDVDなどを見続けると、人とコミュニケーションをとったり、体を動かす機会が減ってしまいます。流される情報を一方的に受けるだけなので、発達に影響を及ぼす可能性もあります。子守代わりに長時間、見せっぱなしにするのは避けて。

1日に最長2時間までという説もありますが、子どもの集中できる時間を考えても一度に20~30分が適当です。できればママ・パパも一緒に見て、歌ったり踊ったりするといいですね。

Q.友達をたたいたり、突き飛ばしてしまいます

A.正確に言葉にできず手が出てしまう時期
2歳になり、話せるようになっても、言いたいことを言葉で正確に表現できないと、乱暴な態度に出ることがあります。大人は、そのつど注意してあげながら、成長するのを待ちましょう。

「○○ちゃんはこう言いたかったんだね」と、大人が子どもの気持ちを言葉にすることで、表現の幅も広がります。一緒に遊びながら、友だちとのかかわり方を教えていくことも大切です。

Q.「バカ」など乱暴な言葉を使うので困っています

A.まわりが反応しなければ言わなくなるはず
意味がわかって使っているわけではないはずです。たまたま近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんが使っているので覚えたのかもしれませんね。

「バカ」と言ってみたら、ママ・パパがあわてたなど、まわりの反応が強いので、おもしろくて使っているのでしょう。しかっても仕方ないので、「バカ」と言っても、知らんぷりしてみてはいかがでしょう。反応がなければつまらなくて、やめてしまうかもしれませんよ。

Q.歯磨き代わりにフッ素入りタブレットを与えてもOK?

A.少しずつ歯磨きの習慣をつけましょう
歯磨きをひどくいやがるなら、一時的にフッ素入りタブレットで間に合わせてもかまいません。しかし、タブレットでは汚れを除去することはできません。

長い目で見れば、虫歯予防のためには、歯磨きの習慣をつけることが必要です。一度、歯磨きを嫌いになると、好きにさせるのは大変。座らせて、自分で歯ブラシを持たせる、仕上げ磨きは歌いながらなど、楽しい雰囲気で歯磨きを習慣づけられるよう、無理強いせずに工夫してみましょう。

Q.3歳児健診ではどんなことをしますか?

乳幼児健診の最後に当たるのが3歳児健診。多くの自治体では、聴力や視力は自宅で検査してから健診を受けます。

聴力と視力のチェック
自宅でチェックし、問診票に記入して持参します。
3歳児健診 視力写真は配布される視力検査セットの一例。

歯の生え具合
そろそろ乳歯が生えそろう時期。歯磨きの方法や、虫歯の有無、歯並びなどをチェック。

言葉の理解
自分の名前や二語文が言えるかがポイント。上下、前後が理解できるかも発達の目安に。

などが行われます。
_______
2歳児は自我が芽生え、やりたい気持ちはあふれているのに、まだ不器用。でも、本人にはそれが理解できないため、やりたい、できないという自分に腹が立ち、やらせてくれない親にも腹が立つのです。それに「自分で!」と言ったり、「やって」と甘えたり、気まぐれで扱いづらい時期。大人は一日つきあうだけでヘトヘトです。 

3歳になると自分でできることが増えてきて、イヤイヤは減ってきます。先を見通す力や、考える力もついてきます。好奇心が強くなり、今度は「なぜ?」「どうして?」の質問攻めがスタート!めんどうに感じることがあるかもしれませんが、やりとりを楽しむつもりで、つきあってあげましょう。

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『はじめてママ&パパの育児』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 五十嵐 隆 国立成育医療研究センター 理事長・総長

東京大学医学部卒業後、都立清瀬小児病院、東大附属病院小児科助手、ハーバード大学ボストン小児病院研究員、東大附属病院分院小児科講師などをへて、2000年に東京大学医学部小児医学講座教授に。2012年より現職。日本小児科学会会長などの要職も務める。私生活では3人の男子の父。

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