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2022.07.16

3歳・4歳・5歳・6歳

【4歳〜小学校入学までに】脳と体に覚えさせたい! 発達脳学者おすすめの〈昔遊び〉9選

親子遊びに加えて、お友だちとも遊べるようになる4歳以降。どんな遊びをしておけば、小学校入学後も運動に自信をもってチャレンジできる子に育つのでしょうか。発達脳科学者の成田奈緒子先生に話を聞きました。

入学前に、いろんな動きを体と脳に覚えさせておきたい

4歳以降になると、集団遊びを楽しめる年齢になります。幼稚園や保育園でも友だちと遊ぶようになっていますから、親子遊びにも友だちを加えて、集団ならではの遊びに発展させるのがおすすめです。

でも、「子どもだけで遊ばせていいのね」と思うのは早計です。4歳はまだ遊びの広がりが少なく、せっかく遊び始めても飽きてしまうことも。

大人がリーダーになって、たっぷり体を動かして「ああ、楽しかった」と満足できる体験にしてあげてください。

入学までにいろいろな動きを覚えた子は、小学校の体育や運動会、スポーツクラブなどでも、ひるむことなくチャレンジできるはずです。

よその子もいっしょに! 昔遊びで盛り上がっちゃおう

①勝ち負けの判断は瞬時に 【どーんじゃんけん】




最初に「どーん」と手を合わせてから、じゃんけんポン。負けたら即座に逃げ、勝ったら追いかけます。事前に「ブランコの柵まで逃げたらセーフ」などルールを決め、そこを目ざして走り、捕まったら負けです。

【育脳ポイント】
高い集中力と判断力が必要
じゃんけんの結果が出たらすぐに「逃げる」か「追う」かの判断が必要。「静」から「動」へ、じゃんけんから全力ダッシュへ。脳も活性化!

②公園に行くたびに挑戦だ!【タオルとり】

公園の手ごろな高さの木にタオルをかけ、ジャンプしてとる遊び。子どもが手を伸ばして立ったとき、指先より少し上にタオルの端がくるようにかけるのがコツ。簡単にとれたら、少しずつ高くしていこう。

【育脳ポイント】
目標物との距離をはかる
タオルの端に手が届くためにはどの程度ジャンプすればいいのか?を考えるので、空間認知能力も鍛えられるのです。

③まさに「動」と「静」の切りかえ!【だるまさんがころんだ】


鬼の背中をだれがいちばん先に先にタッチできたかを、鬼が当てる遊び。鬼は「だるまさんがころん」までは後ろを向き、「だ」と言った瞬間に振り向く。そのときに動いた子はアウトで、鬼に捕まります。

【育脳ポイント】
動かない=抑制機能です
鬼は「だるまさんが」をゆっくり言ったり早く言ったりするので、「どこまで近づけるかな」と予測しなくてはいけません。ピタリと止まることで、脳の抑制機能も鍛えられます。

④キャッチボールよりまずこっち【フリスビー】

近年、小中学生の遠投の力は低下してきているので、幼児期から「投げる」経験を少しずつ積み重ねられるといいですね。写真は素材のやわらかいフリスビーなので、幼児でもキャッチしやすく、投げやすい。新聞紙や紙皿でも簡単に作れるので、子どもといっしょに作ってみても。

【育脳ポイント】
「できる」ことを大事に
予測しながら自分の動きをコントロールする「キャッチ」の動きはむずかしいもの。まずはフリスビーで「できた」を実感し子どもの「もっとやってみたい」につなげましょう。

⑤鬼と競争、勝てるかな?【缶けり】

鬼以外の子が缶を遠くまでけり、鬼が拾いにいく間に隠れます。隠れている子を見つけたら、鬼はその子の名前を呼びながら缶を踏み、全員を見つける遊び。鬼が缶を踏む前にだれかが再び缶をけったら、最初からやり直し。

【育脳ポイント】
複雑なルールを理解する
鬼ごっこなどにくらべて、ルールが複雑な缶けり。しかも、状況を見ながら自分がどう動くかを決めるのでハイレベル。年上の子たちの遊びにまぜてもらえたらいいですね。

⑥体幹で全身をコントロール【手押し消防車】

両足をママが持ち、手だけで前に進んでいきます。腕の力はもちろん、腹筋、背筋など全身の筋肉を使います。

【育脳ポイント】
今日は何歩進めるかな?
「いち、にい、さん」と進んだ歩数をママが数えてあげましょう。「今日は5歩だったね」などと伝えることで、自然に数を認識します。

⑦あんたがたどこさ【歌に合わせてジャンプ】






「あんたがたどこさ、ひごさ、ひごどこさ」の歌に合わせて左、右、左と左右にジャンプ。「さ」のタイミングだけは前に跳び、再び右左に跳ぶのがルール。歌いながらどんどんジャンプで進もう。

【育脳ポイント】
ジャンプしながら脳はフル回転
リズム感と理解力、そして判断力が求められる遊び。「さ」の瞬間にどちらに跳ぶかを、歌いながら、跳びはねながら考えるから、脳はフル回転です。慣れてきたら「さ」で後ろや上に跳ぶのもアリ。

⑧ママの足の上を歩ける?【橋歩き】


ママの足を橋に見立てて、その上を歩く遊び。最初はママと両手をつないで歩き、慣れてきたら片手、手の補助なしに挑戦。到着したらママとギュー。スキンシップ遊びとしても楽しめそう。

【育脳ポイント】
バランス感覚を育てよう
ママの足という不安定なところを、バランスをとりながら歩くのはむずかしいもの。どうすればうまくいくかを考えて工夫することで、さまざまな脳機能が働きます。

⑨初めてのなわ跳びは「へび」から挑戦!【へびなわ】

なわ跳びのなわを大人が持ち、上下ににょろにょろ動かします。それを踏まないように飛び越えるのです。なわの動きを見ながらジャンプするのは「なわ跳び」の予行練習にもなります。

【育脳ポイント】
なわの動きを読んでジャンプ
不規則に動くなわの高さを、目測ではかりながら飛び越えるので、予測する力やタイミングをはかる力がつきます。
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記事を読む⇒⇒⇒「かけっこ」が速くなるにはどうしたら?わが子に教える「走り方のコツ」と練習方法
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⇒⇒⇒習い事は小さいうちからさせるべき?「習わせてよかった!」「長続きしなかった…」先輩ママたちのホンネ

まとめ・文/石野祐子(Forest inc.) 『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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