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2022.04.25

妊娠出産体験談・インタビュー

【おしるし体験談】色や量、おしるしから出産までの流れを知っておこう!【産婦人科医監修】

「お産の始まりは、おしるし、前期破水、陣痛の3つのどれかから」「おしるしがあったら出産が近づいているサイン」と聞くことがあります。でも、そもそも「おしるし」ってどんなもの?色や量は?もしおしるしがきたら、どう対応すればいいの?産院に入院するタイミングは?産婦人科医師の天神尚子先生監修のもと、おしるしにまつわる疑問すべてにお応えします。

おしるしって何?

出産が近づくと、血性のおりもの状の粘液が外に出てくることがあります。これが「おしるし」です。

出産予定日前後になると、子宮が収縮してお腹の張りが頻繁に起こります。このとき、赤ちゃんを包んでいる卵膜と子宮の壁の間にズレが起こり、卵膜の一部がはがれることで出血します。その血液と子宮頚管の粘液が混ざって外に出てくるものを一般的に「おしるし」と呼びます。

おしるしの色や量について。痛みはある?

おしるしの色や量は個人差がとても大きいものです。

色は、粘液に血液が少量混じった薄い赤やピンクから鮮血、茶褐色などさまざまです。量は、下着にほんの少しつくくらいなど、あまり多くない人がほとんどです。そのため、トイレに行ったときに気づくことが多いようです。

おしるしが起こっても痛みはありません。もしも痛みを伴うとすれば、おしるしによる痛みではなく、陣痛の前触れ(前駆陣痛)である可能性があります。

おしるしがない人もいる?量には注意して

おしるしは、必ず全員があるものではありません。逆に、おしるしがないからといってお産が近づいていないというわけでもありません。

また、初産婦だからある、経産婦だからないという違いがあるわけでもなく、同じ女性でも1人目と2人目のお産でおしるしがあったりなかったりすることさえあります。

ただし、おしるしがないからといって油断しないようにしましょう。臨月に入ったら、いつお産がきてもおかしくないという心構えでいることが大切です。

初産婦さんの場合、それがおしるしなのかどうか、見ただけではわからないことが多いでしょう。おしるしかどうかわからないときに注意して見てほしいのは、その「量」です。

もしも、生理の時か、それ以上の出血量があった場合は、おしるしではなく、何か他のトラブルの可能性があるので、すぐに産院に連絡をしましょう。

おしるしがきたときの対処法

通常はおしるしがあってもすぐに破水や陣痛が起こることはありません。おしるしがあってから出産までは平均して2~3日、長い人で1週間程度かかる人もいます。

おしるしがあったら、慌てずに生理用ナプキンで手当てをしましょう。慌てずにといっても「出産が近づいている」ことに間違いはありません。おしるしの後に遠くに外出するのは控えて、お産入院の持ち物のチェックをして、慌てずリラックスして待ちましょう。

記事を読む⇒⇒⇒【お産入院準備】先輩ママの「あってよかった!」入院グッズと妊婦のバッグの中身を大公開

産院にはいつ連絡する?

産婦人科おしるしがあっても、それ以外に心配な症状がない限り、まだ産院に連絡する必要はありません。ですが、陣痛や破水も始まっている、それ以外に不安な点がある場合は自己判断せず、産院に連絡をするようにしましょう。

産院に行くタイミングは?

産院に行くのは、初産婦さんなら10分間隔の陣痛がきたとき(経産婦さんなら15分間隔の陣痛がきたとき)、破水をしたときです。

もちろん、これらのお産のサインの他に、激しい痛みがある、大量の出血がある、出血がいつまでも続く、下腹部の痛みと同時に出血があるなど予想外のトラブルが起こったときも、急いで産院に連絡し、受診してください。

一般的に初産婦さんでは、10分間隔の陣痛が始まって出産までにかかる時間は約12~15時間程度と言われています。経産婦さんがかかる時間はその半分と言われています。

陣痛が来てから出産するまで半日近くかかるものなので、慌てる必要は全くありませんが、いつ入院してもいいように準備だけはしておきましょう。

おしるしから出産までの流れ

例えば「おしるしがあり、10分間隔の陣痛がきて、産院に到着したら陣痛が遠のいてしまい、いったん自宅に帰ることになった」「おしるしがあって1週間近く経っても、まったく陣痛が起こらない」ということも珍しいことではありません。

ただひとつ言えるのは、間違いなくお産が近いということだけ。「もうすぐ赤ちゃんに会える」と信じ、様子を見ましょう。

こんな出血のときはすぐに病院に連絡を

出産間近のおしるし以外の出血で考えられるのは、「常位胎盤早期剥離」や「前置胎盤」による出血です。

常位胎盤早期剥離とは?

常位胎盤早期剥離は、本来ならば分娩時に子宮の壁から剥がれて排出されるべき胎盤が、妊娠中や分娩前に剥がれてしまうこと。

常位胎盤早期剥離は、胎児・母体ともに非常に危険な状態に陥るため、緊急帝王切開でできるだけ早くに分娩を行わなければいけません。

常位胎盤早期剥離の症状は?

軽症の場合は自覚症状がほとんどないこともありますが、70~80%の人に性器出血があります。少量の不正出血が続く、生理のような多めの出血がある、激しい腹痛や大量出血があった場合はすぐに病院に連絡して受診してください。

これらの出血の他に、お腹の痛みや張り、お腹が硬くなる、赤ちゃんの胎動が感じられなくなるといった症状があります。

前置胎盤とは?

胎盤が正常よりも低い位置(膣に近い側)に付着してしまい、胎盤が子宮の出口(内子宮口)の一部or全部を覆っている状態を前置胎盤といいます。全分娩の1%弱を占めており、ほぼ100%帝王切開で分娩となります。

前置胎盤の症状は?

一般的には無症状ですが、腹痛を伴わない突然の大量出血が起こることがあります。お腹が大きくなり、張りやすくなる妊娠28週以降に増加するといわれています。こうした出血がある場合も、病院を緊急受診する必要があります。

おしるし以外の出血 まとめ

出産間近のおしるし以外の出血で気をつけなければならないのは、

出血量が多い
レバー状の血のかたまりが出る
出血が長く続く
お腹の痛みや張りが強い

といった場合です。陣痛やおしるしなどの分娩の兆候と判別が難しいこともあるため、いつもと違う症状があり、判断に困るときは迷わず病院に連絡しましょう。

先輩ママのおしるし体験談

1人目なし、2人目あり(Aさん/2人のママ)

2人目のとき、予定日の1週間前にうっすらと血がにじむ程度の出血が2~3日続き、最終的には生理1日目くらいの量まで増えました。おしるしがあったことにより、「もうすぐ出産なんだ」と気持ちの準備ができてよかったです。1人目のときはおしるしがまったくなかったため、ケースバイケースなんだなと思います。

1人目、3人目でおしるしあり(Nさん/3人のママ)

1人目は予定日を2日超えての健診時、内診で"グリグリ"(激痛でした泣)。帰ってから散歩をしていると今までにないお腹の張りがあり、トイレに行くと血が混じった大量のおりものがあり、これがおしるしだったと思います。その日の夜に陣痛がきました。

2人目は予定日を1週間過ぎても陣痛がこなかったため、促進剤を使って出産。おしるしはありませんでした。

3人目は出産予定日の3日前からピンクのおりものが少量出ることがありました。おしるしがきたなと毎日ソワソワしていました。

予定日の夜、寝ようとしたらお腹の上のほうで「パチン」となった気がしてトイレに駆け込むと、大量のピンクのおりものが。上2人がスピード出産だったため産院に電話すると「破水かもしれないのできてください」とのこと。その後すぐに陣痛が始まり、大量のピンクのおりものが出てから3時間後には生まれていました。

4人とも出産前日におしるしが(Hさん/4人のママ)

4人ともありました。4人とも出産前日の1日のみ、赤い鮮血でした。4人目は21時、23時におりものシートで間に合うくらいの微量の出血があり、夜中の3時に陣痛がきました。

2人目はおしるしの1週間後に出産(Mさん/2人のママ)

1人目は出産予定日の前日に、ごく少量の鮮血が出て、「おしるしかもしれない」と産院に電話しました。陣痛はありませんでしたが「予定日なので入院してください」と言われ、産院に着いたあと陣痛があり出産。

2人目は、予定日1週間前に散歩をしていたら、透明のおりものの中に茶色っぽい血がまじったおしるしが大量に。生理1日目くらいの量はありましたが、出血があったのはその1回のみでした。そこからいつ陣痛がくるのかドキドキしていたら1週間後に破水して出産に。おしるしから出産まで長かったので、緊張感のある1週間でした。

おしるしがあった数時間後に出産(Rさん/2人のママ)

1人目はおしるしはなし。2人目は出産予定日のお昼頃に、茶色いおりもののようなものがショーツについていたので、「これっておしるしかな?」と思いながらもそのまま昼寝タイム。15時頃に下腹部痛で目が覚めて産院へ。内診でグリグリされてから30分後に陣痛が始まって、そこから2時間後に出産。おしるしから約6時間後に出産となりました。

_______

おしるしは出産が近づいている証拠。おしるし以外の出血で注意しなければいけないケースもあるので、出産までにしっかり「おしるしについて勉強しておく」ことが大切です。

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取材・文/佐藤真紀

【監修】 天神 尚子 三鷹レディースクリニック 院長

日本医科大学付属病院、同大学産婦人科を経て、2004年に現クリニックを開院。年齢によって異なる女性のライフステージを考慮した治療を行っています。2人の子育てをした経験からくるアドバイスは頼りになると評判です。

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