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2022.09.25

お世話

赤ちゃんが昼寝しないのって恐怖じゃない?スムーズな昼寝のために見直したい3つのこと【連載・愛波文の子どもの睡眠メソッド】

赤ちゃんの睡眠問題を改善できる、科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドを紹介する連載シリーズ。今回は、赤ちゃんの昼寝についてです。

楽しく遊んでいるからなのか、生活リズムのせいなのか、昼寝タイムを拒絶…という赤ちゃんは案外多いもの。どうすればスムーズなお昼寝時間がとれるのでしょうか?

実は昼寝問題に悩んでいるママ&パパは多い!

長時間の寝かしつけ、夜泣き、早朝起きに続き、とても多い悩みは「昼寝」。

昼寝をしてくれない、昼寝させるのに時間がかかる、寝ぐずりする、寝てもすぐ起きてしまう…こういったことで悩んでいるママ&パパ(保育者)は数多くいらっしゃいます。

今回は昼寝に関する悩みをどのように改善していけばよいか、具体的な対策をお伝えしていきますね。赤ちゃん 昼寝

お昼寝は何ヶ月からスタートさせる?

まず大前提として、ある程度昼寝のスケジュールが確立してくるようになるのは 早くて生後5ヶ月、一般的には6ヶ月以降といわれています。

我が家の子どもたちは生後7ヶ月半で、朝寝・昼寝・夕寝のスタート時間をそろえられるようになりました。生後6ヶ月ぐらいまでは、無理やりスケジュールにはめるのではなく、各月齢の活動時間(起きていられる時間)を参考にしてみましょう。(個人差はあります)
赤ちゃん 昼寝上の表の見方ですが「時間活動の目安」が終わるタイミングで寝始める状態が理想です。寝かしつけの時間も活動時間に含める、ということになります。例えば生後6ヶ月なら、活動時間が2時間なので「1時間半で寝かしつけスタート→2時間で寝ている状態」になるよう目指してみましょう。

昼寝がスムーズになるための3つのチェックポイント

1. 睡眠環境をチェック!

昼夜の区別がついている赤ちゃんは、昼寝も真っ暗な部屋でさせてあげましょう。昼寝をしなかったり、寝ぐずりがあったり、寝かしつけに時間がかかっているという赤ちゃんの場合は、昼寝のときの睡眠環境を見直すことが必要です。

日中は夜と違って、睡眠ホルモンのメラトニンの生成と分泌が極端に少なくなります。そのため、眠りのための環境づくりを大人がしてあげないと、なかなか寝付いてくれなくなります。

具体的なアクションとしては、光をシャットアウトして赤ちゃんが眠くなるようにさせてあげることが大事です。光は睡眠にとても影響します。「全然昼寝をしてくれない!」と悩んでいる場合や、赤ちゃんが光の方向に頭を向けている場合は、クッションや段ボールなどを使って、隙間からの光も防いで真っ暗にしてみましょう。 赤ちゃん 昼寝

2.活動時間&眠い合図をチェック!

活動時間(起きている時間)と赤ちゃんが発する眠い合図をみながら、昼寝の寝かしつけに入りましょう。

例えば、前の睡眠(朝寝など)をたっぷりとった後の活動時間は少し長めにしたり、いっぱい活動して刺激が多かった場合は、逆に活動時間を15分から30分ぐらい短くしてみてください。

眠い合図の例としては、おもちゃに興味がなくなってきたり、ママ&パパに甘えてきたり、声を上げはじめること。これらの合図に「眠いのかも?」と気づいてあげて、寝かしつけをはじめられるといいですね。

眠くないときに頑張って寝かしつけをしていても絶対寝てくれません。ですので、活動時間を目安よりも少しオーバーしてしまっても大丈夫。その分、赤ちゃんからの眠い合図を見逃さないことがとても大事になります。

寝かしつけをしていて、寝てくれないと感じたら一度リビングに出て30分ぐらい遊んだ後にまた試してみましょう。親子でゆっくりする時間をとり、ごろんとして本を読んだり、一緒にただボケーとするだけでもOKです。赤ちゃん 昼寝

3.日中の睡眠の移行を早めない!

赤ちゃんが生まれてから最初の半年ぐらいは、活動時間と眠い合図をみながら寝かしつけをするため、日中でも決まったスケジュールはなく、頻繁に寝て起きてを繰り返します。

生後半年を過ぎたころから、徐々に日中の睡眠サイクルが出来上がってきます。一般的な流れだと、生後6ヶ月頃に朝寝、昼寝、夕寝の3回になり、9ヶ月頃に夕寝がなくなって朝寝と昼寝の2回に移行。そして、1歳2ヶ月~1歳半ごろなるとに1回の昼寝で十分になるように。最終的には3歳半から4歳ぐらいで昼寝がなくなっていきます。

また、移行のスパンには個人差もありますので、大人の都合で日中の睡眠の移行時期を早めてしまうと、昼寝の寝ぐずりや夜の就寝時にねんねトラブルが発生しやすくなってしまう可能性もあります。

焦る必要はありませんので、お子さんのペースでスケジュールを組み立ててあげてください。我が家の次男は、4歳半になってもまだ昼寝が必要な日がありました。赤ちゃん 昼寝また、夕寝を16時以降させることはNGといわれていることもありますが、させてしまっても大丈夫。

なぜなら、生後6ヶ月の赤ちゃんで16時から1時間寝たとしても、17時。6ヶ月の活動時間が2時間なので、18:30にはまた眠くなってきます。16時から就寝まで、ずっと起こしているほうが寝ぐずりや夜泣きにつながる可能性が高くなります。ですので、夕寝が必要な月齢であれば、むしろ16時から夕寝をさせたほうがいいんです。
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日中の睡眠の移行は焦らず、徐々に行ってみてくださいね。一気にスケジュールを変更すると、逆にねんねトラブルが起こりやすくなってしまいます。子どもの体調や成長を見ながら、1週間くらい継続して移行に挑戦してみてください。

➤➤前の記事 「ねんねトレーニング」をしなくても、赤ちゃんの夜泣き&寝ぐずりは直る?

【監修】 愛波 文 乳幼児睡眠コンサルタント

国際資格認定機関IPHIの日本代表を務め、370人以上の乳幼児睡眠コンサルタントを育成。出産後、夜泣きや子育てに悩んだことから米国で乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、現在は日本を代表する乳幼児睡眠コンサルタントとして講演や執筆等、幅広く活動。ママ・パパ向けに睡眠・子育て・教育について情報を配信する『愛波子育てコミュニティ』は、同種のサービスとしては日本最大規模に成長中。 著書に『マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』(主婦の友社)、『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社)、監修書に『ママにいいこと大全』(主婦の友社)など。慶應義塾大学教育学専攻卒業。

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