初めての妊娠はわからないことだらけで、不安も大きくなってしまいがちです。そんなときは、妊婦さん向けの本を手にとってみませんか?マタニティ期の疑問や不安を解決してくれたり、前向きな気持ちにさせてくれたりと、きっと妊婦さんの心強い味方になってくれることでしょう。本記事では、妊婦さん向けの本について詳しく解説していきます。この記事をきっかけに、素敵な1冊に巡り合えますように。
妊婦さん向けの本にはどんな種類がある?
妊婦さん向けの本、とひとくちに言ってもその種類はさまざまです。そこでこちらでは、代表的な種類をいくつかご紹介していきます。
ハウツー本
妊婦さん向けの本、と聞くと即座にハウツー本を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その名の通り、マタニティ期の過ごし方や、出産準備グッズの紹介、身体に起こる変化など、妊娠出産について1冊にわかりやすくまとめられている本です。妊娠、出産に関することをすべて網羅した本もあれば、お金にまつわることや帝王切開について、双子の妊娠についてなど、あるひとつのトピックスをくわしく解説しているハウツー本もあります。いずれにせよ、初めての妊娠の際には、1冊持っておくと安心できるでしょう。著者も、助産師さんが監修しているものや産婦人科医が監修しているもの、プレママ雑誌が編集したものなどさまざま。一番わかりやすいな、と思ったものを買うようにするといいかもしれませんね。
メンタルケア
妊娠すると、さまざまな身体の変化とともに、心にも大きな変化が訪れることがあります。些細なことで不安になったり落ち込んだり、イライラしたり…。そんな心の変化にとまどったときは、メンタルをケアしてくれるような内容の本を選ぶといいかもしれませんね。なぜ、心に不調が起きるのかを解説してくれたり、気分転換の方法や落ち込んだ時の心のケアの方法を詳しく解説してくれたりしています。また、同じような気持ちになった先輩ママの体験談を読むことで、「こんな気持ちになるのは自分だけじゃないんだ」と前向きになれる場合もあります。ひとりで悩んでしまう前に、解決策を導いてくれる本を読んでみるのはいかがでしょうか。
レシピ本
妊娠中は食生活に気をつけることもとても大切。妊婦さん向けのレシピ本もたくさんあります。おなかの赤ちゃんのために積極的に摂取したい食材や、なるべく控えておきたい食材が詳しく解説されていたり、栄養バランスを考えた献立例が載っていたりと大活躍すること間違いなし。また、つわりがひどいプレママ向けのレシピが載っている本もあるので、1冊手元に置いておくと心強いでしょう。
絵本
おなかの中の赤ちゃんの気持ちを代弁した絵本や、母親なら誰もが共感できるような喜びや不安をつづった絵本…。妊娠中の女性に読んでほしい絵本もたくさんあります。出産して読み返すと、また違った感動を与えてくれるのが特徴。子どもが成長したら読み聞かせてあげるのも楽しいものです。きっと、大切な何かを教えてくれることでしょう。
妊婦さん向けの本の選び方ポイント
せっかくなら、役に立つ1冊をえらびたい!そんなあなたのために、ここでは妊婦さん向けの本の選び方のポイントをいくつかご紹介しましょう。
ポイント1:雑誌にするか単行本にするか
雑誌タイプの本なら、旬の話題がたくさん載っています。「今」の流行りや傾向を知りたい、他の妊婦さんはどのように生活しているのかを知りたい、という人は、雑誌タイプを選ぶとよいでしょう。単行本タイプなら、専門家の監修の元、内容の濃い専門的な事柄が詳しく解説されています。繰り返し何度も読みたい、という人には単行本タイプがオススメです。
ポイント2:知りたいことが載っているか
自分が一番知りたいこと、疑問や不安に思っていることが解消されるような内容かどうかで選ぶことも大切です。妊婦さん向けの本で大切なのは、共感できるか、そして正しい情報がたくさん載っているか。自分のニーズにあった内容の本を選ぶようにしましょう。
ポイント3:専門家の監修かどうか
妊娠中の体に関わるような情報を知りたい場合は、専門家が監修をしているかどうかも重要なポイントです。医学的な内容であれば医師や助産師、レシピであれば管理栄養士などが記事監修をしていることが信頼性の基準になります。もちろん、絵本やエッセイ等については、その限りではありません。
ポイント4:読みやすいかどうか
せっかくためになることが書いてあっても、読むのが苦痛だったり、わかりにくくて頭に入らないような本を選んでしまうと台無しです。すんなりと頭に入ってくるか、読みやすいか、ということもチェックしておきましょう。最近ではイラストがたくさん入っているもの、エッセイ形式のもの、漫画など、さまざまなジャンルの妊婦さん向けの本が出ています。自分の好みにあった1冊を見つけるようにしましょうね。
先輩ママに質問!「妊娠中はどんな本を読んでいましたか?」
先輩ママは妊婦さんのとき、いったいどのような本を読んでいたのでしょうか。ここでは、先輩ママが読んでいた本やおすすめの本をご紹介します。
妊娠大百科を購入しました
「はじめての妊娠だったので、右も左もわからなくて、とりあえず『これ1冊で安心』と帯に書かれていた妊娠に関するハウツー本を購入しました。項目ごとに分かれていたので、『こんなときはどうしたらいいんだろう』と言うときはインデックスで該当ページを探せたので便利でした。いろんな本が出ていたので買おうかどうか迷ったんですが、結局この1冊でこと足りました」(1歳の男の子のママ)
レシピ本で栄養を勉強
「妊娠が判明してから、とにかくおなかの赤ちゃんの栄養になるものを食べたい!と思っていました。妊婦向けのレシピ本は、なぜこの栄養素が必要なのか、なぜこの食材は食べたらだめなのか、と言うことがきちんと解説されていたのでよかったです。レシピがすべて美味しいものばかりだったのも嬉しかったです」(3歳の男の子のママ)
『ちいさなあなたへ』で涙腺崩壊
「妊娠中に本屋さんで『ちいさなあなたへ』を手にとって立ち読み。ページが止まらなくなり、ポロポロと涙をこぼしてしまいました。迷わず購入。何度も何度も読み返しました。読むたびにあたたかい気持ちになり、母になることへの覚悟ができたような気がします。今はまだ娘は小さいのですが、もう少し大きくなったら読み聞かせてあげたい。そしていつか結婚するときに、この本も一緒に持たせてあげたいな、なんて夢が膨らんでいます」(生後3ヶ月の女の子のママ)
雑誌を読んでいました
「とにかく旬の情報やトレンドが知りたかったので、妊婦さん向けの雑誌を定期的に購読していました。色々な体験談もたくさん載っていたし、ファッションや美容のことも載っていたのですごく楽しく読めました。妊娠中はくじ運がいい、って聞いたから雑誌の読者プレゼントに応募したりしていたのも楽しい思い出です(笑)。生の声が盛りだくさんだったので、明るい妊娠生活を満喫できたな、って思います」(2歳の女の子のママ)
妊婦さんにおすすめの本20選
とくに初めての妊娠の場合は、妊娠や出産の基礎知識が得られるガイド本をまずは1冊手に入れておきたいところ。妊娠中に気をつけたほうがいいこと、体の変化、おなかの赤ちゃんの成長過程、産後の育児のことなど、参考になる情報が豊富な本を紹介します。
【ハウツー】はじめての妊娠・出産におすすめ
主婦の友社
はじめてママ&パパの妊娠・出産 (実用No.1シリーズ)
¥1,430
監修:安達知子
編集:主婦の友社
ページ数:230
マタニティ雑誌「Pre-mo(プレモ)」編集部が培った40年以上にわたる妊娠、出産育児のノウハウがぎっしりと詰まった大満足の1冊です。プレママたちのリアルな体験談や役立つアドバイスも盛りだくさん。妊娠生活から赤ちゃんとの新しい生活までをしっかりとサポートしてくれる頼もしい味方です。
永岡書店
はじめての妊娠・出産安心マタニティブック
¥1,980
著者:A.Christine Harris、竹内 正人
ページ数:208
アメリカで、なんと100万部を突破したという「The Pregnancy Journal」の日本語版。妊娠した日から出産日に至るまで、母体の変化や胎児の成長、アドバイス等を完全に網羅したハウツー本です。月単位、週単位で解説してくれる本はたくさんあるけれど、日単位で解説してくれる本はとっても貴重。安心してその日を迎えられる、心強い1冊です。
中央法規出版
ママのための帝王切開の本
¥1,760
著者:竹内正人、横手直美、細田恭子
ページ数:273
帝王切開が決まったママが、不安なくその日を迎えられるように、さまざまな質問にわかりやすく答えてくれている本です。入院から退院までのスケジュールや産褥体操、バースプランの例まで知りたかったことすべてが掲載されています。この本を読めば「きっと大丈夫」と安心できますよ。
大和書房
マンガで読む 妊娠・出産の予習BOOK
¥1,430
著者:フクチ・マミ
ページ数:208
妊娠判明から子どもが1歳になるまでに必要なことすべてがこの1冊にまとめられています。病院選びや書類関係からお金の話まで。出産してからのおすすめ育児グッズも掲載されているのが嬉しいですね。漫画でわかりやすく解説されているので、すらすら楽しく読みながら、知識が身につきますよ。
KADOKAWA
マンガでわかる! 妊娠・出産はじめてBOOK
¥1,430
著者:アベナオミ
編著:KADOKAWA
ページ数:224
イラストレーターである著者の体験マンガと、6名の監修者によるアドバイスをセットにした、実用コミックエッセイ。かわいいイラストでわかりやすいと評判で、妊娠から出産までに必要な準備の知識はじめ、産後職場復帰を予定しているママに役立つ保育園情報も充実。新米ママはもちろん、2人目ママにもぜひ手にとってもらいたい1冊です。
講談社
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本(講談社+α新書)
¥836
著者:荻田和秀
ページ数:176
さりげな~くテーブルの上に置いておきたい1冊!ドラマにもなって大ヒットした漫画「コウノドリ」のモデルになった現役産婦人科医が語り下ろした、夫のためのマタニティ本。パートナーのことをいたわってあげたい気持ちはあるけれど、何をしていいのかわからないという夫のために、優しく、そして時には厳しくユーモアたっぷりの関西弁で解説してくれています。
朝日新聞出版
【最新版】ママとパパのはじめての妊娠・出産事典
¥1,430
監修:藤井知行
著者:鮫島浩二
ページ数:224
妊娠初期から新生児のお世話まで網羅し、はじめて出産を控えるママとパパをサポートしてくれる1冊。安心してマタニティライフを送れるよう、妊娠の週数ごとにママの体の変化、赤ちゃんの成長をわかりやすく紹介しています。安産のためのごはんと運動や、妊娠・出産にかかるお金なども掲載。28のパパにできることアドバイスも必読です。
主婦の友社
新版 私らしく産む DVDつき 安産マタニティ・ヨガ
¥1,496
著者:森脇じゅん
ページ数:96
妊娠中から出産、産後まで役に立つ、DBDつきのマタニティ・ヨガBOOK。つわり、腰痛、むくみ、便秘などのトラブル改善はじめ、お産に対する緊張をやわらげるなど、安産力を高めるヨガポーズを多数掲載。ヨガ初心者でもトライしやすいポーズばかりなので、すきま時間に無理なく楽しく続けられます。
主婦の友社
輝く未来へはばたく赤ちゃんの名前事典ハンディ版
¥1,650
監修:牧野恭仁雄
ページ数:496
漢字の成り立ち、名付け、易学、各種占術の研究に40年以上携わる、名付けの第一人者が監修した名前事典。大充実の名前リスト2万3900例掲載しており、ダントツの実例数。最新の名前ランキングや、名づけの基本についても分かりやすく解説しています。名づけの疑問Q&A・先輩ママ・パパの名づけ体験談も参考になると評判です。
【メンタルケア】気持ちがラクになる
産業編集センター
大丈夫やで 〜ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし〜
¥1,540
著者:坂本フジエ
ページ数: 208
70年以上にわたり4000人以上の赤ちゃんを取り上げた助産師による、厳しくもてあたたかいアドバイス集。経験に裏打ちされた力強い言葉は、妊娠・出産に対して不安な気持ちを抱いている妊婦さんの心をやわらげてくれます。産後の赤ちゃんとの生活についてのアドバイスも。妊婦さんやママに大反響で、第二弾も発売されています。
講談社
コウノドリ(モーニング KC)
¥671
著者:鈴ノ木ユウ
ページ数: 200
『モーニング』で連載後、コミックスは累計発行800万部以上を売り上げた、大人気の産科医療漫画。産婦人科医である主人公を中心に、新しい命が誕生する現場の人間ドラマが、とてもよく描かれています。出産の偉大さ、命の尊さなどを痛感させられ、毎号号泣必須。TVドラマにもなってより話題になりました。ぜひ出産前の妊婦さんに読んでいただきたい1冊です。
新潮社
そういうふうにできている(新潮文庫)
¥649
著者:さくらももこ
ページ数: 222
『ちびまる子ちゃん』の漫画家、さくらももこさんが自身の妊娠、出産をつづったエッセイ。突然の妊娠発覚、ひどいつわり時期、深刻な便秘問題など、さまざまなアクシデントも、独特の視点とおもしろい文章で笑いに変換しながらも、ポロリと涙を誘う場面も。妊娠中、不安や心配で落ち込んでしまったときにも、きっと笑顔になって元気をもらえるはず。
KADOKAWA/エンターブレイン
子宮の中の人たち リアルタイム妊娠まんが
¥1,110
著者:EMI
ページ数:243
妊娠中に起こっている身体の中の変化をブログに書いて、ネット上で話題沸騰となった「子宮の中の人たち」。満を持して書籍化されました。初めての妊娠で次々と訪れる壁。子宮の外の人、仲の人が繰り広げる、笑えて泣けるハートウォーミングな1冊です。きっと「うんうん」と共感しながら読めるはず!
飛鳥新社
おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる! 胎内記憶ガールの日常
¥990
著者:竹内文香
ページ数: 184
Instagramで大人気になり書籍化された、体内記憶漫画。著者の長女ひぃちゃんは、胎内記憶とママのおなかに宿る前の記憶(中間生記憶)があるという。どうやっておなかに宿るのか、出産時のおなかへつながるすべり台など、ちょっぴりシュールな赤ちゃん事情をひぃちゃんが素直な言葉で教えてくれます。「育児疲れが癒された」「心が軽くなった」と、ママたちの中で今注目されています。
【レシピ】妊娠中の体を整える
主婦の友社
妊娠中の食事
¥1,408
監修:細川モモ 、宇野薫
ページ数: 176
妊娠中に食べて良い食材と、避けたい食材がひと目でわかる嬉しいレシピ本。おいしい安産レシピは充実の263種類掲載。切り取って使える食材シートも付いています。食生活を見直すことで、妊娠中のママと赤ちゃんが健やかに安心して過ごすことができます。おいしくて身体に良いレシピで、妊娠中から食育に取り組んでみましょう。知っておきたい食べ方の最新情報にも注目です。
アチーブメント出版
産科医が教える 赤ちゃんのための妊婦食
¥1,760
著者:宗田哲男
ページ数:312
妊娠準備期から産後の育児までを通して、正しい栄養の取り方について解説。糖質を控えてたんぱく質をしっかりとる、「たんぱくリッチ食」という食事法の指導により、母子ともに心も体も理想的な健康状態を保てるよう導いてくれます。おいしくて簡単な、妊娠期から産後、離乳食レシピも紹介しているので、「妊娠して体重が増えすぎた」「血糖値に問題が」という妊婦さんは必見です。
学研プラス
最新版 赤ちゃんが元気に育つ 時期別妊娠中のおいしい食事280品
¥1,430
監修:川名有紀子、牧野直子、高橋嘉名芽
ページ数:175
妊娠初期・中期・後期に分けて食事と献立の立て方を紹介。妊娠中に必要な栄養素についても分かりやすく解説されているし、おいしそうなメニューが充実しています。簡単なレシピも多く、また全レシピに塩分、カロリーの数値がついているので、料理が苦手な人でもバランスを意識しながら安心して作れます。妊娠時に起こりやすい症状を改善するレシピも。
【絵本】穏やかな気持ちになる
主婦の友社
ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)
¥1,110
著者:アリスン・マギー
イラスト:ピーター・レイノルズ
翻訳:なかがわちひろ
ページ数:40
母親であることの喜びや苦しみ、そして幸せ。シンプルな言葉でつづられた文章が、世のママたちを号泣させた感動的な絵本。これから母親になる人はもちろん、子育て真っ最中のひと、子育てを終えた人など、読み手によって色々な感動をもたらしてくれるこの本。宝物に出会えたような気持ちになれますよ。
主婦の友社
わたしがあなたを選びました
¥968
著者:鮫島浩二
ページ数:48
胎児のモノローグ形式でつづられる小さな絵本。「子どもはみな、愛されるために生まれてきます」。産婦人科医である著者が書きとめた、命の愛おしさを感じさせる詩が、すでに出産を経験したママや、妊婦さんの心に響きます。産後育児につまずいてしまったときもこの本を開くと、色々な感情を思い起こすかもしれません。出産を控えた友人へのプレゼントにも人気です。
評論社
どんなにきみがすきだかあててごらん
¥1,430
著者:サム マクブラットニィ
イラスト:アニタ ジェラーム
原著:Anita Jeram
翻訳:小川仁央
Sam McBratney
ページ数:32
胎教にやさしい絵本として、妊婦さんによく選ばれている絵本。チビウサギとデカウサギが背伸びしたり、飛び上がったり、どんなにお互いを好きか表現する姿がかわいいお話です。おなかの赤ちゃんに愛情を込めて読み聞かせをし、赤ちゃんが大きくなったら今度は一緒に読むのも素敵。親子でいつまでも大切にしたい物語です。
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気になった本はありましたでしょうか?長いようで短い妊娠期間中、何か悩んだり不安でいっぱいになったときに、頼りになる1冊があると心強いです。お気に入りの本と一緒に、元気で楽しいマタニティライフを過ごしてくださいね。
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